こんにちは、なりなりです(^ ^)
我が家の現在の自転車は
birdy monocoque air プラチナシルバーを購入しました! - なりなり日記
BROMPTON M6R BLACK EDITION 2020 ブラックラッカーを購入しました! - なりなり日記
BESVの折りたたみe-BIKE PSF1を購入しました! - なりなり日記
紆余曲折の末、僕のbirdyとBROMPTON、奥さんのBESV PS-F1の3台となったのですが、結果的に言えば、birdyより良い選択肢が有ったと思います。買い直すほどでは無いのですけど。
とういうのも、BROMPTONは
- 折りたたみ、展開が超簡単である
- キャスター付き輪行バッグ、ころが〜るで女性でも軽々輪行出来る
- フロントに大容量28Lのバッグが取り付けられる
という特徴のため、普段乗り、奥さんとの輪行(奥さんが僕のBROMPTONを転がして輪行)、公園でのピクニックなどで外せないのですが、birdyはBROMPTONよりは速く、長く走るのに向いているとはいえ、ストレートハンドルは体勢が変えられないため疲れやすいです。
birdyの20インチ化は無理なく改造できますが、ドロップハンドル化は折りたたみに支障が出ます。
唯一の改善策は、標準パーツである可変高ステムに変更することで、これはもう少ししたらやるかもしれませんが、このステムは一番低いポジションでもbirdy airの標準ステムより高いポジションなのがネックです。
今回ご紹介するのは
- 20インチタイヤ
- 少なくとも後輪が取り外しではなく折りたたみ可能
- ドロップハンドル
の自転車の中でも本格的な走りの期待できそうなものです。
コンポーネントがシマノのロードバイク用ですが
- タイヤ周長が700Cの2.1mほどより1.5mほどと短くなっているため、トップスピードはロードのトップから3段目程度に留まるが登坂力は2段分上がる
- フレームが1サイズのため、身長が低い人も高い人もジャストフィットしない
となります。
そのため、どんなに慣れても、ロードの様に150kmとか走るのは難しいと思います。
ただ、そもそも日帰り輪行して150km走るのは時間的に無理なので、輪行して100km程度、自走で120〜130km程度を楽しむものではないかと。
折りたたみロードは、ロード用ウェアもカジュアルも、どちらでも合うのも良いところです。
ロードはどうしても速そうな格好で速く走らないと様にならない感が有るんですよ。
もう一つ、小径車のためにサドルとタイヤのクリアランスがかなり大きくなりますから、バイクパッキング時にバッグとタイヤの接触を心配する必要が皆無です。
僕がロードバイクに乗らなくなった理由は何度か書いていますが
- 自走出来るのはせいぜい150kmで行けるところには行き尽くした
- 奥多摩、高尾、湘南など行けるところが多い代わりに、どの方面も片道50km程度は退屈な川沿いや交通量の多い幹線道路を走る必要が有り苦痛
- 輪行袋に詰めるには超速でやっても10分かかる
- 170cm程度の身長では特に階段などでの持ち運びが大変
- 電車は先頭か最後尾の車両に乗らなくてはならない
などです。
では、お勧めモデルのご紹介です。
Tyrell FSX
Tyrellは香川県にある有限会社エモーションが手がける国産スポーツバイクブランドです。
- 税抜き価格 Tiagra 31万9千円、105 32万8千円、ULTEGRA 36万6千円
- 前後輪が折りたため、ハンドルは90度回る
- アルミフレーム、カーボンフォーク
- 重量 9.3kg(ペダル含まず)
- 標準カラー ルビーレッド、ブラック
- 1年間の盗難保険付き
- 折りたたみ時サイズ明記無し
安くて税込み35万!
スポーツバイク初心者の人はビビるでしょうし、ロードバイク専門の人からは、それだけ出せばもっと上等なロードが買えるとの声が聞こえて来そうです(^◇^;)
チェーンリングやスプロケットの歯数変更が無料で可能なので、速度不足を補ったり、更に登坂力を上げたり出来ます。
この自転車にはTiagraで十分な気もしますが、30万超えの自転車に合うのはULTEGRAですね。でもそれはやり過ぎなので105というのがいい感じか。
カドワキコーティングのクラス1、2のシングルカラーは無料で、クラス3や塗り分けも追加料金で可能なので、好きな色が選べます。
同じカドワキのbirdyカラーオーダーにはあるゴールドやシャンパンなどの色合いは無いですが、WEBの見積もりシミュレーションで確認すると楽しいです。WEBだと色合いが分かりにくいので、GCSやLOROなどの販売店で、カラーサンプルを見せてもらうと、もう少し分かりやすいです。
ただ、サンプルも小さいので、Tyrellのカラーリングは全面的にカドワキなので、一部の色はTyrell IVEなど他のモデルで実物を確認出来ます。
アルミフレームなのでそれほど軽くなく、birdy airと同程度です。
FX,FSXフロントダブルモデルの折り畳み方法 - YouTube
折りたたみも簡単なので輪行が楽で、玄関に置くことも可能と思われます。
残念ながら折りたたみ時の公称サイズが無いのですが、フラットバータイプが、H79 x W87 x D35cmとのことなので、H、Wは同じでDはドロップハンドルの分数cm大きくなるのではないかと。
ドロップハンドルはリアタイヤとディレイラーと同じ向きに切られるので、飛び出しは最低限に抑えられていそうです。
但し、D45cmくらいになると、東海道線グリーン車の最後尾後ろなどに置く際にリクライニング不可となります。そうなると、自席後ろなら良いですが、他人の席の後ろに置くのは憚られます。
birdyやBROMPTONなら、フルリクライニング状態でも置けるので結構重要です。
この辺りは、実機でよくご確認ください。
正直、30万超えならカーボンであって欲しいので割高ですが、TyrellはGCSやLOROなどの著名な折りたたみ自転車専門店で販売されているので、買いやすくメンテも品質も安心だと思います。
フレームは1本補強が入っていて頑丈そうだし、折りたたむフォークはピンで固定するので、走行中に誤って折れる心配も無いです。
個性的だけど垢抜けしたデザインは、どんな服装にも合います。
Tyrell FX
このエントリー公開当初、FXはストレートハンドル専用と思っていたのですが、ドロップも選べましたので追記します。
この写真はフラットハンドルモデルです。
- 税抜き価格 Tiagra 26万円、105 26万9千円、ULTEGRA 30万8千円
- 前後輪が折りたため、ハンドルは90度回る
- アルミフレーム、カーボンフォーク
- 重量 9.5kg(ペダル含まず)
- 標準カラー ルビーレッド、ブラック
- 折りたたみ時サイズ明記無し
FSX同様に、フラットバータイプの折りたたみが、H79 x W87 x D35cmとなっています。
フレーム含めて色々違う様ですが、普通にはFXで十分でしょうし、これならbirdy standardと同価格帯です。
CARACLE-COZ
CARACLE-COZ RB(リムブレーキ) rev.0 [20インチWO451] | CARACLE -the innovative folding bike-
CARACLEは大阪府にある金属加工メーカー 株式会社テックワンが手がける国産スポーツバイクブランドです。
- 税抜き価格 105 23万3千円、105 Light 26万円、ULTEGRA 32万6千円
- 後輪のみ折りたたみ可能
- フルカーボン
- 重量 7.6kg、6.9kg、6.7kg(ペダル含まず)
- カラー ブラック、マジョーラ(+1万5千円)
- 折りたたみ時サイズ H71.5 x W86 x D32cm
折りたたみサイズはFSXより明らかに小さいです。
前輪は普通にクイックを外す割り切りが功を奏したのかもしれません。
前輪の付け外しは簡単なので、これ自体はデメリットというほどでも有りません。
Dealers | CARACLE -the innovative folding bike-
販売店は全国に有り、試乗車もそこそこ見つかるはずですが、Tyrell と違って折りたたみ自転車専門店は扱っていない様です。
ただし気になる注意書きが…
輪行などで頻繁にシートポストを上げ下げする場合は、アルミ製シートポストを使用することをお勧めします。
本商品は人体の乗車位置で、重量80kg未満の安全性を確保する設計であり、重量物の積載は想定していませんのでお止め下さい。
特に、後方に張り出した大型サドルバッグやシートポスト装着キャリアなど、局所的な負荷を伴う重量物の積載は車体やパーツの破損を招く恐れがあり危険です。
荷物はバックパックで、細心の注意を払って輪行しろと。
バイクパッキングはともかく、走行中にフレームが破損すると命に関わるので、積極的に輪行する気が削がれます。
こうなってしまうから、FSXはアルミフレームなのかもしれません。
Pacific Cycle REACH R20
台湾のPacific Cycleはbirdyで有名ですが、他にもオリジナルモデルをいくつか持っていて、その一つがREACHです。
Pacific Cycleは他社のOEM生産も数多く行なっています。
- 税抜き価格 28万5千円
- 基本コンポーネント Tiagra
- 後輪のみ折りたたみ、ハンドル取り外し可能
- フルアルミフレーム
- 重量 10.5kg(ペダル含まず)
- カラー ブラック、ホワイト
- 折りたたみ時サイズ H60 x W99 x D21cm(イージー)、H56 x W74 x D40cm(フル)
フルアルミフレームですが、前後共にエラストマーによるサスペンション付きなので、birdy同様のクッションが有りそうです。
折りたたみは
- フロントタイヤ取り外し
- ハンドル取り外し
- リアフレーム折りたたみ
によるイージーホールディングと
更に、リアタイヤとシートポストを外すフルホールディングが有ります。
イージーでもそこそこ小さいので、大抵はこちらにするのだと思いきや
キャリーバッグ | Pacific Cycles Japan
標準アクセサリーはフルホールド用の輪行バッグしか無いので、イージーで輪行するには自分でバッグを探さなければなりません。
これはイマイチ…
キャリーバッグ | Pacific Cycles Japan
ロードとしてはあまりカッコよく無くなりますが、birdy同様のリアキャリアを取り付けることも出来ます。
かなり残念なのが、試乗車が「サイクルハウスしぶや」くらいしか無いこと。ここのご近所さんならいいですが、他では販売実績が少ないということでしょうから、購入を躊躇ってしまいますよね…
まとめ
CARACLE-COZのコスパと超軽量には惹かれますが、輪行前提なので丈夫なアルミモデルの方が良い気もします。
REACHは中途半端な気がするのと、試乗車の少なさが大いに気になります。
※追記
LORO世田谷でREACHの試乗車が用意されるそうです。
Tyrellの場合、お金のある人はFSXも良いですが、FXで十分でしょう。
FXの折りたたみ時の厚みが40cm以内に収まっているならFXで決まりでしょうが、そうでなければCARACLE-COZにした方が輪行しやすいです。
CARACLE-COZのカーボンフレームより、FXのフロントフォークを折りたたむところの方が弱そうで気になる方もいるでしょう。
何にしても、BROMPTONと2台持ちにすれば、走りメインの時はFXやCARACLE-COZ、荷物をたくさん積んだり街中をポタるのがメインの時はBROMPTONと明確に使い分けが出来ます。
勿論、ロードは普通ので充分という方は、もう一台、BROMPTONを買ってみることをお勧めします。
違ったサイクリングの魅力に気付くはずですよ(^ ^)