こんにちは、なりなりです(^ ^)
BESV PSF1はお勧めの折りたたみe-BIKEで、2020年に購入して4年間快適に使用してきたのですが、今回、残念なことが起きてしまいました。
先日、奥さんがPSF1に乗って一緒にサイクリング中にフロントフォークの折りたたみ部が折れて転倒してしまったんです。
低速走行中であったため運良く無傷で済みましたが、高速走行中、もし峠道を下っている最中であったりしたらどうなっていたかと思うとゾッとします…
PSF1の折りたたみ箇所は3箇所で
1つ目はリアフレームで、ここは最悪、ロックが外れたとしても荷重がかかっていると曲がらない方向なので大事故に至る可能性は低いです。
2つ目はハンドルポストで、これもロックが外れると手前に倒れる作りで、走行中はハンドルを押す方向に力が加わっていますから問題となる可能性は低いです。
3つ目のフロントフォークが問題です。
ここも通常走行中ならロックが外れても折れてしまうことは有りませんが、段差越えなどで前方から衝撃を受けたり、前ブレーキをかけたりするとフォークが折れて転倒の危険が有ります。
私が購入したのは本当に発売直後で、その後のリコールによって、ロックレバーを更に固定するプラスチックパーツが追加されてはいますが
フォークをロックする黒色のコの字型の金属プレートがねじ止めされていて、ロックレバーを引くとハンドルポストとフォークがガッチリと固定されるのですが、ネジが緩んでいるとロックレバーが留まっていても固定する力が弱くてフォークが折れてしまうんです。
この様な危険な状態でフロントブレーキを引くとフォークがブルブル震えるので、私ならすぐに異常だと分かるのですが、奥さんには何が悪いのか想像付かなかった様で、折れるに至ってしまいました…
私の自力メンテ不足、購入店での前回メンテから2年が経っていたことも含めて自己責任が大きいことは確かなのですが、ここは購入時に注意喚起が欲しかったし、構造的欠陥と言えるところだと思います。
PSF1はデビュー以来ほとんど変わっていない様に見えるのですが、何度か小変更が加えられています。特に折りたたみ機構に関して。こういった変更は不具合の改善のために行われるものですから、サイトをまめに確認したり、購入店に定期的にメンテに出すことは重要だと思います。
ただ正直な話、GCSの様な専門店で購入しているのですから、購入時に要注意箇所として念押しのアドバイスが貰えたり、事故の注意喚起など積極的な対応が欲しかったです。
対応として物足りません…
besv.jp
最新モデルのサイトには
折り畳み機構の乗車前点検に関する注意喚起が記されています。
更に、フォークの折りたたみ機構には、うちのには無い機構が追加されている様に見えて
取説を見ると、ピンを挿すことによって、フォークの折れを防ぐ機構を追加しているようです。
恐らくですが、うちで起きたケースは他でも報告されていて、機構的な改善を加えたのではないかと。であれば、旧型ユーザーへの注意喚起が欲しかったところです。購入店にメンテに出していたら教えてくれたのかもしれませんが…
今回は、事故が起きたこと(運良く無傷でしたが)を販売店に報告の上でメンテを依頼、有償でも良いのでフォークを新型に交換できないか相談したところ、詳細見積もりが必要だが、2万円も掛からないとのことだったので注文しました。
変更後のフォークがこちらで、最新モデルと同じになっています。
レバーを緩めてピンを持ち上げるとフォークが緩んで折り曲げられます。
コの字金具とピンの二重ロックになっているため安全性が大きく向上しており、安心して乗ることが出来ます(^ ^)
工賃込みで32,500円(工賃は2,000円程度)と想定より高額になりましたが、この位なら安全性を考えたら安いです。
物価高騰と円安のダブルパンチで、次回入荷分のフォークは更に価格が上がるそうですが…