こんにちは、なりなりです(^ ^)
総合的に考えて2021年4月時点で最強のe-BIKEはTern Vektron S10だった! - なりなり日記
ここ数年内にVektron S10を買うかな、くらいの気持ちだったのですが、意外と奥様からの反対も無かったというか後押しが有ったので買ってしまいました。
夫婦2人で好きなところでサイクリングするために、体力が無く、坂道が厳しいため奥さんのためにPSF1を購入したのですが、今度は僕がbirdyやBROMPTONに乗っていると急坂では完全に置き去りになりました。緩い坂なら問題無いのですが、急坂になると僕がローギアでクルクル上って行くのに対して、奥さんはトップギアでスルスル上っていくのですから、まるでスピードが違います。
そんなこんなで1年半ほどで限界を感じたのですが、奥さんの方も「ふふっ」と優越感を覚えつつ「遅いな」とも感じていたようで、e-BIKE買ったら?と思っていたようです。
我が家では僕のボーナス時には、それぞれ3万円をお小遣いとするルールなのですが、僕が手持ちでは払えない大物を購入する時には、このお小遣いの前借りという形にしています。そのため、そのルールで買っていいよと。
それぞれのカラーの入手性
ダークシルバー(実物見ましたが、ガンメタの方がイメージが合う)
マットブラック(GCSの試乗車)
2021年の新色、フォレストの3色が有ります。本当はこれが欲しかった。
グリーンサイクルステーション(GCS)横浜
在庫はダークシルバーのみ、マットブラックは取り寄せだが5月中に入手可能、フォレストは年内に手に入るか分からないそうです。
LORO(横浜、世田谷、日本橋)
ダークシルバーとマットブラックは店舗によって在庫有り。
購入後のサポートはどこでも受けられるので、在庫店で購入して最寄りの店舗でメンテして貰えば良いです。
フォレストの在庫は無いので、納期的にはGCSと変わらないのでしょう。
GCSで試乗
フォレストの在庫のある店舗は近場には無かったため、僕がbirdy、奥さんがPSF1を購入してお世話になっているGCSで購入する予定で試乗させて貰いました。
僕はVektron S10の試乗車(マットブラック)、奥さんは自分のPSF1に乗って、馬車道から港の見えるヶ丘公園へ向かう激坂、谷戸坂を上るのがGCSの定番試乗ルートです。
奥さんとお互いに交換して谷戸坂を登ったのですが、この2台はアシストの味付けが全く違います。
それぞれのe-BIKEはこう言っている様です。
Vektron S10の声
僕はあくまで自転車ですから、主役はあなたです。
漕ぎ出しや上り坂で苦労しない程度にサポートしますが、それ以外はあなたが主体的に漕いで楽しんでください。
PSF1の声
僕はあなたが出来るだけ楽に走れる様、精一杯アシストします。
法律上、電動アシスト自転車なので、あなたがペダルを漕いでくれないと勝手には加速出来ませんが、そっとペダルに足を乗せてさえくれれば目一杯加速します。
両車の比較
谷戸坂を上るのに、Vektronはギアを適切にしてそこそこ漕ぐ必要があるのに対して、PSF1はトップギアのまま、ただ足を軽くペダルに乗せるだけでグイグイ上っていきます。どちらもe-BIKEですが全く違う乗り物です。
Vektronのトップチューブもサドルの最低高もPSF1より低くて足着きが良いのですが、その差は意外と小さかったです。
奥さんもVektron初試乗でしたが、楽に乗れるPSF1の方が良いとのこと。
僕は、PSF1だと自転車に乗っている気がしないので、Vektronの方がいいです。Vektronのアシストはマイルドですが、谷戸坂を上るのに息は全く上がりません。birdyやBROMPTONでは少なからず息が上がるのですが。
PSF1は軽く足を乗せる程度にペダルを漕いでいるだけで、気付いたら24km/hに到達してしまうし、意図的にゆっくり走りたい時以外はトップギアに入れっぱなしで急坂も上ってしまうので、7速ギアが不要に感じてしまいます。
それに対して、Vektronは速度と勾配に応じてシフトチェンジして走るので、普通のスポーツサイクルに近いです。走り出しが軽く、上りも楽なスポーツサイクル。
PSF1かVektronかを決めるには、試乗して、この乗り味の違いを知ってからにした方がいいです。
正直言うと、Vektronのアシストは4モードも有るのですから、もっとパワフルにアシストするモードが有れば、PSF1に負ける部分は皆無になるのにとも思います。
注文した本体とオプション
自転車の色があれこれ気になるのは購入時のみで、乗り出すとあまり気になりませんし、今入手出来れば春、秋と存分に楽しめますが、フォレストにして1月とかに入手しても楽しめるのは来年の春です。
悩みましたが、特段、ブラックが良いとも思わなかった、夜間の視認性はシルバーの方が上、ということからダークシルバーの購入を決めました。
本体、ダークシルバー、税込35万2,000円で、GCS在庫品につき整備後、5/9受け取り予定です。
欲しいオプションは全て在庫無し(T . T)
標準搭載のバッテリーは300Whで100km程度が最大走行距離となるため、160km程度走れる500Whを注文しました。
価格は8万円ほど(高っ!、正確には本体受け取り時に確認)で7月〜8月の入荷予定、こちらはTernではなくアシストシステム開発元のBoschへの発注となります。
バッテリー容量は購入時に指定する形にしてくれれば、無駄な出費が減て助かるのですけど。まあ、予定走行距離に応じて使うバッテリーを選んだり、自転車キヤンプに行く時は1本を予備に持っていくなどして活用することにします。
その他はTern純正品ですが、これらも入荷時期未定で半年程度かかるそうです。コロナ禍恐るべし。
フル装備になるのは年明けでしょうか。それまで、荷物はバックパック、走行距離は上り坂以外はアシストオフにすることで稼ぎます。
今月の価格改定(値上げ)に合わせて大型リアキャリアと泥除けが標準になったのかと思いきや、オプションのままでした。リアキャリアが2万900円、泥除け前後セットが8,580円です。
今回頼んだオプションは入荷の度に受け取り、支払いということを何度もすることになりそうですが、リアキャリアだけは一旦数日預けて作業して貰う必要があるそうです。リアキャリアを取り付けるには、標準装備で本体バッテリーから電源供給されるテールライトをリアキャリアに移動させることになるのですが、この際、本体をばらす作業が必要になるとのこと。
未使用時には畳んで邪魔にならないパニアバッグ、Bucketload Pannierは1個1万3,200円で、両側に取り付けるので2個購入します。
ヘッドチューブに取り付けるリクセンカウル互換のアダプター、Luggage Truss 2.0が7,920円です。
30L以上の大きなザックを括り付けられそうだし、キャンプ場で薪などを運ぶのに重宝しそうな、Luggage Truss 2.0に取り付けるKanga Rackは1万120円です。
LOROでは、ヘッドチューブのダボ穴に合うBROMPTON互換のフロントキャリアアダプター、或いは変換アダプターが売られていて、それを使ってBROMPTONの各種バッグを取り付けることも可能ですが、それはまた必要に応じて別の機会に。BROMPTONのバッグもKanga Rackに積載可能だと思うので。
購入費用
GCSでe-BIKEを現金か振り込みで購入すると、本体購入金額(35万2,000円)の3%をオプションパーツの購入費用に充てられます。今回の場合は1万560円となりバッテリーを除いたオプション金額は6万3,360円、バッテリーが8万円ほどとなります。
支払いは受け取り時になるので、本体受け取り時は、現金(多分振り込み)で35万2,000円の支払い。
その後はカード払いとして、更に追加で15万円ほど。
合計50万円!!中々の金額です(^◇^;)
e-BIKEとはいえ、自転車にこれだけお金をかける日が来るとは思いませんでした…
birdyかBROMPTONか、どちらを残すべきか
僕の場合、今はサイクリングよりテニスがメインなので、birdy、BROMPTON、Vektronと3台持っていても乗りこなせませんし、1台は玄関保管、2台を室内保管するのは無理ではありませんが、どうしてもと奥さんを説得するモチベーションも湧きません。
birdyの良いところは、スポーティなライドポジションと9段の外装変速機によって、勾配に応じてガシャガシャと切り替えてスピードに乗って軽快に走れることです。でもまあ、所詮は18インチタイヤなのでスピードはたかが知れてますし、そもそもスピードを出して車道を走るのが嫌になってロードバイクを手放したので、そんなに飛ばす必要は無いです。
それに僕の場合、スポーティなポジションは首が疲れるのであまり好きじゃないです。ロードバイクの時もそうでしたが、ロードは圧倒的に飛ばせるので許せますが、birdyで首が疲れるのはちょっとと思ってしまいます。
BROMPTONはゆったりポジションと内装3速+外装2速という特殊な変速機のためにあまりスポーティには走れませんし、チェーンリングを40Tに変更して軽いギアに変えている僕のBROMPTONでさえ、トップギアは少し重いので平地の追い風時くらいしか使いません。
僕のBROMPTONはMini Pハンドルにしているので、下ハンドルを握れば少し飛ばしやすくなりますが、下ハンドルにはブレーキが付いていないので、使える場面は限られます。
BROMPTONは荷物をたくさん積めるので荷物の増えがちな冬場でも使いやすいし、買い物やピクニックに行くにも大活躍します。それに、折りたたみサイズはbirdyでも小さいですが、BROMPTONは限界まで小さく、折りたたみも展開もbirdyより更に簡単なので、乗るにも仕舞うにもハードルが凄く低いです。折りたたんだ状態での安定感もBROMPTONの方が断然上です。
ということで、あまり悩むまでも無く、残すならBROMPTONです。birdyも悪くは無いのですけど、BROMPTONの方が振り切ってる分魅力的です。
BROMPTONは一度買うと、乗れなくなるまで手放す理由が見つけられません。
少し前に自転車の買い取り専門店で僕のbirdyの買取価格を簡易的に査定したところ7万円ほどでしたから、ブックオフで同程度の見積もりが出れば、そのまま売却、安い見積もり結果なら専門店に持っていこうと思います。
売却益はVektron購入費用の足しにします。