こんにちは、なりなりです(^ ^)
Ternの折りたたみe-BIKE Vektron S10を試乗して購入しました! - なりなり日記
購入したTern Vektron S10の本体のみを受け取ってきました。
Vektron S10の写真色々
ダークシルバーは個性が有りませんが悪くはないです。
標準のチューブはPSF1がマウンテンバイクで標準の米式なのに対して、Vektronはロードバイクで標準の仏式でした。
PSF1購入時に仏式に替えて貰おうとしたら、重量物のe-BIKEには頑丈な米式がお勧めだと言われたのですが、Vektornで問題が無ければPSF1も仏式に変更してみます。
というのも、Vektronは前後ともクイックリリース(折りたたみ機構の都合で前輪は左、後輪は右)なのでタイヤの付け外しは簡単ですが、PSF1はリアタイヤのリム内臓モーター駆動であるためレンチが無いと外れないです。
クイックではモーターで駆動するためには強度が足りないのでしょう。そのため、サイクリング中に自分でタイヤ交換するのは諦めて
こういうパンク修理剤を持ち歩いているのですが、現状、手持ちの自転車は、BROMPTONは仏式に変更済みであるため、PSF1を仏式にすれば全て仏式になり、米、仏両方の修理剤を持つ必要がなくなるのです。
あと、明らかに米式より仏式の方がバルブヘッドの付け外しが楽です。
仏式はフットポンプでも携帯ポンプでもチューブ側のバルブを少し緩めたらポンプ側のバルブを軽く押し込むだけですが、米式はフットポンプ側のバルブヘッドの硬いロックを閉めたり外したりに結構な力が必要で、携帯ポンプならグルグル何度も回してねじ込む必要有りです。
BOSHのアシストシステムActive Line Plus と専用バッテリーPOWER PACK 300は存在感が有ります。
追加発注しているPOWER PACK 500も同じサイズなので、300は中身が結構スカスカなのでしょう。PFS1のバッテリーよりどう見ても大きいのに容量が少ないのも納得です。
写真の反対側には鍵が付いていて、鍵を挿してロック解除することでバッテリーが取り外せる様になります。
PSF1はキーの向きでバッテリーロック解除、電源OFF、電源ON(この状態のみキーが抜けない)が切り替えられるのですが、Vektronの電源はマルチディスプレイのボタンを押すだけでON/OFF出来てしまいますが、PSF1と違ってキーでロック解除してバッテリーを取り外さないと充電できません。
盗難後、バッテリーが切れるまで乗れるVektronより、オートバイ同様にキーを抜くと動かせないPSF1の方がセキュリティが高いです。20万、30万するe-BIKEは、バイク同様にキーによるハンドルロックが有ってもいいと思います。
ミニベロには珍しい前後油圧式のディスクブレーキは効き目抜群なので長い下り坂でも不安が無く、独特の小さな音がしますが鳴きはないので快適です。
車体が10kg程度のbirdyなどでは効きすぎてジャックナイフが怖く感じるディスクブレーキですが、20kg有るVektronには丁度良く感じます。
少々大袈裟なマルチディスプレイ、中央には本体バッテリーから電源供給されるライトが有り、ON/OFFはマルチディスプレイ右下のボタンで。
マルチディスプレイには現在速度とバッテリー残量、アシストモードが常に表示されており、下1/3ほどの反転表示された領域には、平均速度、最大速度、走行距離、走行時間、現在時刻、航続距離などをiボタンで切り替えて表示出来ます。
マルチディスプレイ右端にはマイクロUSB端子も有り、対応ケーブルを購入すればVektron本体のバッテリーからiPhoneなどのスマホを充電できます。PSF1もマルチディスプレイ左端にマイクロUSB端子があります。e-BIKEのバッテリーはスマホやモバイルバッテリーとは桁違いの容量がありますから、モバイルバッテリーを持ち歩く必要が無いのが便利です。
なぜ今更マイクロなのか、タイプCじゃないのか?という不満は有りますけど。
ケーブル間違えて買っちゃったし(^_^;)
中央の2つのクランプを緩めるとハンドルの高さと角度が変更出来るので、最適なポジションが選びやすいです。通常使うポジションが決まったら、ネジを緩めてマルチディスプレイとグリップの角度を微調整するといいでしょう。
ライトの角度はネジなしで軽く押すことで調整出来ます。
モード切り替えスイッチの上端にあるボタンを押すとウォークアシストモードとなり、自転車を降りてペダルを漕がずに押している時にアシストしてくれます。
まだ使っていませんが、これによって、歩道橋を渡る時などにアシストが入って楽に登れるでしょう。
これはPSF1には無い機能で、e-BIKEは重たいので結構助かるはずです。
※ ウォークアシストは日本の法律上利用不可で有るため、国内モデルでは使えない様です。ディスプレイ上はモードに入った様に見えるのにアシストが効かないから故障かと思ったのですが違う様です。法律改正して欲しい。時速6kmまでしか出ないらしいので良いじゃないですかね。便利ですよ、これが使えると。
折りたたんだ状態ではクランク下部の突起が車体を支えてくれるのですが、この状態での安定性は意外と悪いです。公称22.1kgの重量があるので、保管時に倒れて周りを壊したり人に怪我をさせたりしないように、細心の注意が必要です。
僕は入荷待ちですが、リアキャリアを取り付けて
この状態にした方が安定しそう。
折りたたみ方は、こちら、GCSのYouTubeをご参考に。
手順がまあまあ多いことと重量級車体であることから、BROMPTONの様に簡単とはいきませんし、PFS1よりも面倒。
やはり、フレーム横折りより、リアフレームを縦に回して畳む方式(BROMPTON、birdy、PSF1など)は楽ですし、折り畳んだ状態で安定します。
20kgの重量なのにこの程度の安定感では、やはり、Vektronは折りたたんで玄関に仕舞ったり車に積んだりは可能ですが、輪行は不可能です。
VektronとPSF1を折りたたんで玄関に置くとこんな感じ。
ハンドル周りのケーブルを除けば、2台の占有スペースに大差は無いです。BROMPTONとPSF1を並べるよりは圧迫感が有りますが、e-BIKE2台が玄関に置けてしまうのは折りたたみならではです。
使用頻度の高いBROMPTONを玄関に置いた方が使い勝手が良く玄関もスッキリしますが、Vektronを室内に持ち込む際に壁とかにぶつけそうで少し躊躇します。室内の壁を傷つけそうという意味で。大きな重量物を室内に持ち込むのはリスクを感じます。
何度かやってみましたが、BROMPTONは軽いとはいませんが12kgですし、折りたたむと超小型で取り回しが良く、室内に持ち込むのに気を使わないので、このままにすると思います。
1台目の自転車でも、2台目以降にしても、とにかくBROMPTONは買って後悔しない自転車だと、つくづく思います。
タイヤは仕様通りビッグアップルの20x2.15なのですが、最新のシュワルベのサイトには存在しません。
20x2.15はビッグアップルよりゴツいピックアップかビッグアップルのグリップを強化したビッグベンのどちらかなので、交換時にはどちらか、ビッグアップルの20x2.0にすることになるでしょう。でも、ピックアップは790gもありますが、ビッグアップル20x2.0が495g、ビッグベンの20x2.15が575gなので、2つのどちらかでしょう。
ずいぶん先の話ですけど。
標準空気圧は極太タイヤのため2.0〜4.0bar、30〜55PSIとなっており、BROMPTONの65〜110PSIより遥かに圧が低く、PSF1の36〜80PSIよりも低いです。
Vektron S10はサスペンションが一切ありませんが、タイヤ圧を低くできるため、段差などでもそれほど強い突き上げは有りません。
PSF1と並べるとホイールベースがかなり長いことが分かります。
無料のTern Careに登録することで、フレーム、ハンドルポスト、フロントフォークのみ10年保証となります。
走ってみた感想
PSF1とVektronを交互に乗ってみて、明確な違いをあらためて感じました。
PSF1はスタート時の加速が強いけど20km/hを境にシストが急激に弱くなるため、トップギアで平地を走る場合は20km/hで走るのが心地よいです。
これより遅く走るにはギアを落とすなどして調整する必要があり、これより速く走るには結構足を使う必要があります。20km/hで走れば楽なのに、足を使って更に飛ばす気にはなりません。
Vektronはアシストが強いモードにしたとしても、スタート時の加速が弱いためPSF1において行かれますが、その後緩やかに加速してすぐに追いつきます。
20km/hを超えてもPSF1ほど極端にアシストが落ちないことと、自転車自体の格が違うため車輪の転がりが良く、スピードに乗って走りやすいです。
PSF1の最大一漕ぎ距離が6.08m(私の計算結果)、Vektronが7.72m(公称値)とVektronの方がスピードを出しやすいセッティングであることも含めて、Vektronの方が飛ばしやすい。
GCSで満充電にしておいてくれたバッテリーで川崎の自宅まで、ほぼ平坦な道のりを15kmほどECOモードで走った結果、残りの航続距離は124kmと出ていますから、140kmほど走ることになります。
航続距離はリアルタイムに更新されて、平坦な道を走っていると徐々に伸びていき、上り坂では減っていきます。
うちから奥多摩湖往復は150km、かつ、厳しい峠があるのでPOWER PACK 500を待った方が無難でしょう。帰りの夕方は多摩サイの向かい風が厳しいので、バッテリーが切れたe-BIKEで走るのはキツいですから。
三浦半島をぐるっと走るくらいは300でいける気がする。
300がECOモードで平地を140km走れるなら、500では233km走れることになります。
保険はどうするか
本体が35万2,000円、同時に頼んだオプションが15万円、合計50万円にもなるので盗難保険への加入は必須です。無保険で盗難された時の衝撃は計り知れませんから。
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BROMPTONは「ずっと自転車盗難保険」に入っていて
保険への加入は購入後90日以内に購入したものに限定されますが、7月から年末にかけて入荷する予定のオプションも全て支払いを済ませたので、全て保険対象となります。
保険には何種類かあって
- [盗難]盗難に遭って発見できない場合、または、発見時の損害が酷く修理ができない全損の場合
- [全損]修理ができない場合または、修理費用が協定保険価額の80%以上の場合
- [分損ワイド]修理費用が協定保険価額の20%以上80%未満(分損20%タイプ)の場合
- [分損ミドル]修理費用が協定保険価額の40%以上80%未満(分損40%タイプ)の場合
- [分損スリム]修理費用が協定保険価額の60%以上80%未満(分損60%タイプ)の場合
これらを組み合わせて契約します。
支払いは1年更新、2年更新、それぞれ月払いと一括払いがあり、50万円を1年更新の月払いにした場合、
- [盗難]1,249円
- [盗難]+[全損] 1,586円
- [盗難]+[全損]+[分損ワイド]2,190円
- [盗難]+[全損]+[分損ミドル]1,969円
- [盗難]+[全損]+[分損スリム]1,796円
盗難だけでも結構高い…
本体の35万円に限定すると873円/月です。これで良いかも。
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「みんなのスポーツサイクル保険」なら
保険加入前に購入した全てのオプションが対象です。
こちらは盗難だけでなく、全損と半損保証がセットになっています。
保険額を50万円とした場合の見積もり結果は16,500円/年となり、1,375円/月相当なので、「ずっと自転車盗難保険」の本体のみ、[盗難]+[全損]+[分損ミドル]とほぼ同額となりお得です。分損ミドルは半損ではなく40%から補償ですけど。
でも、ここまで払う気がしない。
2年目以降の更新の扱いは、「ずっと」が2年目90%、3年目80%と補償額と保険料が下がっていくのに対して、「みんなの」は補償額も保険料も変わりませんから、僕は、「ずっと」の方がリーズナブルに感じます。
今回は本体のみを「ずっと」で契約しようと思います。