こんにちは、なりなりです(^ ^)
スマートフォンやスマートウォッチを使って自宅の鍵を施錠、解錠できるスマートロックというものが結構な数出ていて、比較、紹介サイトも多数ありますが、それなりに歴史が長く、一番売れてそうなQrio Lockの最新機種、Q-SL2を購入しました。
我が家の場合は便利にしたいというより、僕が(稀にですけど)鍵を閉め忘れて外出してしまうことがあり、それを奥さんが非常に心配しているためスマートロックの導入に踏み切りました。奥さんは僕の鍵の掛け忘れを心配したり、自分が出かける時も閉め忘れたかもと思ってエレベーターホールから確認に戻る手間が無くなるし、僕も閉め忘れて怒られることが無くなるので、win-win-winです(^ ^)
一人暮らしでオートロックのない家に住んでいる場合などは、閉め忘れ防止によるセキュリティ効果絶大ですし、昨今、彼氏彼女に合鍵を渡すのは結構リスクを感じますから、Qrio Lockの合鍵の方が安心ですね。物理的な鍵だと合鍵を勝手に作られたりとか有り得ますが、Qrio Lockの合鍵なら簡単に削除できます。
うちのドアはドアノブ一体型で上下にロックがあるタイプで
取り付け | Qrio Lock | Qrio製品情報 | Qrio(キュリオ)

説明では対応となっており
ご購入の前に | Qrio Lock サポート情報 | Qrio(キュリオ)株式会社 - IoT製品の開発・サービス設計
こちらで各種サイズを細かく測定して確認できるのですが、少なくともノギスが無いと測定不可能なので、まずは1台購入して試したところうまくいきました。スマートキーとしては古参の部類に入るだけあって、オプション含めてアダプターは豊富だし、取り付けの柔軟度はかなり高く設計されていると感じました。
先日、もう一台(上下に取り付ける必要があるため)と
Qrio Hubを追加注文したところです。Qrio Hubの特徴としては
・ Qrio Lockと共に設置すると、遠隔操作が可能
・ Qrio Hubを設置することで、カギの解施錠履歴をリアルタイムで確認することが可能
ということで、我が家の場合で言えば、僕が外出したであろう時間帯に奥さんがロックの確認、万が一ロックがかかっていなければ施錠できます。そもそも、オートロックがかかるので心配無いですけど。
上下の2つはiPhoneアプリから設定することで、連動して解錠・施錠することが出来ます。
Qrio Lock(キュリオロック)- カギが自由になる生活。 | Qrio(キュリオ)
Qrio Lockの公式サイトはこちらで
技術仕様 | Qrio Lock | Qrio製品情報 | Qrio(キュリオ)
製品の仕様はこちらで、製品は
- 本体 Qrio Lock(Q-SL2)
- 暗証番号キー入力 Qrio Pad(Q-KP2)
- カードキー Qrio Card(Q-CD)
- リモコンキー Qrio Key S(Q-K2)
- 小型リモコンキー Qrio Key(Q-K1)
- ネットワーク制御ハブ Qrio Hub(Q-H1 Q-H1A)
6種類が有ります。
Qrio Lockの大まかな特徴は
- iPhone、Android、Apple WatchからBluetooth接続して解錠・施錠出来る
- Qrio Padを使えば暗証番号で解錠・施錠出来る
- 子供や高齢者などスマホやApple Watchを使っていない人はカードキー、リモコンキーで解錠・施錠出来る
- Qrio Hubを使えば外出先で施錠状態確認、解錠・施錠が出来る
- スマホのGPSを使ったハンズフリー解錠が出来る
- オートロック(解錠してドアが閉まってから10秒ほどで自動ロック)は便利だが締め出し注意
- メインユーザーから家族のアプリやカードキー、リモコンキーに合鍵を設定できる
- 友人や民泊用に一時的な合鍵も発行可能
- 手動含めて開閉履歴が確認できる
ですが、僕的には暗証番号による管理はセキュリティが低いし、ハンズフリーはスマホのGPS精度の問題で信頼性が低いのと、そもそもスマホを家に忘れたらロックしないですから推奨しません。
Q-SL2の取り付けとiPhoneからの制御は問題なく(ネットで見ても、ここまではほぼ苦労しない)できました。オートロックは本体とセンサー(マグネットか?)を使って、施錠状態、ドア半開き状態、ドア開放状態を認識させて、ドアが閉まって数秒で自動施錠するものです。
ここ数日使ったところでは
- iPhone 13からの制御は問題無し(外出先から戻って玄関前に立った時点でQrio Lockは認識される)
- オートロックの誤動作無し
- iPhoneアプリに手動を含めた開閉履歴が表示されるが、稀に履歴から抜けている開閉が有る
- Apple Watchアプリには開閉通知が届くがiPhoneアプリには届かない
履歴表示がおかしい点とiPhoneアプリへの通知を除けば、今のところ合格です。
但し、Apple Watchからの制御は自力では何度やってもうまくいかず、ネットでもApple Watch SEでうまくいったという情報を見つけられなかったため、公式サイトでメールサポートを受けました。
Apple Watchから制御がうまくいかないという情報はネットで散見されて、うまくいかない時の画面のスクショを撮り忘れたのですが、「iPhoneのQrio Lockアプリを起動してください 同期する」というメッセージが出たきり先に進めないという症状でした。「同期する」はボタンっぽいので押してみるのですが、何も反応しません。
iPhoneアプリと同期が取れないとApple Watchに合鍵が渡されないため、Qrio Lockにアクセス出来ません。
動作環境としては
・iPhone 13(iOS 15.4.1)
・Apple Watch SE(WatchOS 8.5.1)
となっており、今日現在最新状態になっています。
メール回答が下記です。
Apple Watchとの同期が行えないとのこと、ご不便をおかけしております。
お問い合わせいただいた件につきまして、series4までの最新OSで動作確認を行なっており、大変恐れ入りますが、Apple Watch series5以降での動作確認は行えておりません。
しかしながら、以下操作をお試しいただくことで改善される場合もございます。
既にサポートページにてお試しいただいている操作もございますが、改めてご確認いただけますよう、お願い申し上げます。
・Qrio Lockアプリからログアウト/再ログイン
Qrio Lockアプリ、左上のメニューボタンよりアプリ設定をタップしていただく→
ログアウトをタップしていただき、ログアウトしていただく→
ログインボタンをタップしていただき、登録済みのメールアドレスとパスワードでログインしていただく
・Apple watch側の「同期するボタン」が表示されている状態、
iPhone側のQrio Lockアプリを開いている状態をしばらく継続いただく
・上記の状態で、iPhone側のBluetooth機能をオフからオンに切り替えていただく
・iPhone本体の再起動
・Apple Watchの再起動
・Apple Watch側のQrio Lockアプリの再インストール
・iPhone側のQrio Lockアプリの再インストール
iPhone側のQrio Lockの再インストールの際に、お使いのスマートフォンの自動復元機能が有効になっておりますと、状況が改善しない恐れがございますので、自動復元機能をオフにした上での再インストールをお願いいたします。
自動復元機能オフ設定:
PCと接続しない(iTunesからの復元を避けていただくため)
iPhoneの「設定」→「Apple ID」→「iCloud」→画面下方「バックアップ」→iCloudバックアップを停止
アプリを再インストール後、念のためスマートフォン本体の電源の入れ直し(再起動)をお願いいたします。
ご不便をおかけしている中、お手数をおかけいたしますが、ご確認の程、どうぞよろしくお願いいたします。
Qrioカスタマーサポートチーム
上記を順に全て行ったところ

Qrio Lockのコントロール画面がようやく出て来ました。
直後は制御に失敗してしまいましたが、Apple Watchの設定→BluetoothでOFF/ONすると、解錠・施錠出来る様になりました。

iPhoneのWatchアプリの設定→マイ文字盤→コンプリケーションに登録しておけば

時計画面(上の絵では文字盤右上)からアプリを起動できて便利です(^ ^)
Apple Watchは既に僕にとってiPhoneと同じくらい必需品となっていますが、もう絶対手放せません。
オートロックを設定した場合、僕が自転車の整備をしたり、外出前に外の天気を確認するのに一時的に外に出る機会が多いため締め出されるリスクがあるので、どうしてもApple Watchでの制御はしたかったので良かったです。Apple Watchは就寝前の充電時間を除いて、一日中腕につけているので。
奥さんはApple Watch持っていませんが、あまり一時的に外に出ることが無いので大丈夫かなと。
スマートロックを導入すると、一軒家やオートロック無しの集合住宅にお住まいの場合は鍵を持たずに出かけたい欲求に駆られるかもしれませんが、Qrio Lockに限らず、電子機器は故障リスクがあるので鍵を持って外出した方が賢明です。
そもそも、オートロック付き集合住宅住まいの場合は、鍵を持っていないと帰宅時に入り口のオートロックを解除できません。外出時にはマンションのドアは自動で開いてしまうので、家の鍵忘れの心配から解放された代わりに、鍵を忘れて家に入れないリスクが増えてしまいます。
僕の場合、車か自転車で出かける場合が大半で、どちらで出かけるかによって、車のスマートキーか自転車の鍵、どちらかをマンションのスマートキーとキーホルダーで連結して出かける癖が付いているので、大抵は大丈夫かな。
徒歩で出かける時が危険で、忘れた日に限って、奥さんは遅くまで帰ってこなかったり、実家に泊まりで帰っていたりとか、そういった時が無いとは言えないのが、ちょっと怖い。実際、鍵を忘れて外出してしまったことは何度かあり、そのうち一度は奥さんの帰りが遅かったです…
僕がマンションを購入した10数年前でも、Suicaなどでオートロック解除出来るマンションが稀にありましたから、今時のマンションは、そういうタイプが普通にあるのでしょうか。iPhoneやApple Watchがキーとして登録できたら便利ですが、そもそもそんなマンションなら玄関もスマートロック対応ですか。
と思っていたら、「マンション オートロック Apple Watch」で検索するとSwitch Botというアナログスイッチを遠隔操作してくれるIoT機器を使った回避策がありました。Switch Botの存在自体は知っていたものの敢えて買おうとは思わなかったのですが、確かに便利。これを1つ買ってしまうと、外出先から風呂を沸かそうとか、色々やりたくなりますね。うーん、悩む。
ネットで散見されるQrio Lockへの不満は
- ハンズフリーの不安定
- スマホとQrio Lockとの接続が遅い
- Apple Watchで制御出来ない(出来なくなった)
- iPhoneアプリの広告が嫌
の様です。
ハンズフリーは使わない方がいいと思いますし、iPhone 13では今のところ安定していて不満無し、Apple Watchとの接続問題は解決しました。

アプリの広告とは上の絵の上端、「Qrioのイエナカサービス」のところですが、文句を付けている人はかなりヒステリック。どうでも良くね?というのが私の感想です。Googleアドセンスを入れてエロ広告が表示されている訳じゃあるまいし。
スマートホーム関連製品は、スマートスピーカー(全く使い物にならないので廃棄済)以来の購入ですが、今のところ満足度が高いです。Qrio Hubの使い勝手やiPhone、Apple Watchからの制御の調子が悪くなったなど出て来ましたら、またご報告します。