こんにちは、なりなりです(^ ^)
2019年最新 輪行やサイクリングに向く折りたたみe-BIKEまとめ - なりなり日記
去年、輪行を前提に折りたたみe-BIKEについて書いたのですが、コロナ禍のおり、いつになったら輪行が楽しめるのか分からないのですが、折りたたみe-BIKEは
- 僕のN-WGNの様な小さな自動車で運ぶのが簡単
- 玄関などの室内保管でも邪魔にならない
- 坂道を苦にせずサイクリングが楽しめる
ことから、やはりお勧めです。
ロードバイクをベランダ保管してみて思いましたが、ベランダでは雨は概ね防げますが、風や埃、紫外線に晒されるので、10万、20万する自転車の保管は避けたい。
そのため基本的に室内保管したいのですが、折りたたみでなければ家族の同意が得にくいです。
- 輪行をしないなら20kg程度の重さや折りたたみ時のサイズが多少大きくても気にならない
- アシストモードは距離優先、アシストパワー優先の少なくとも2モード欲しい
- 坂道を多く含むサイクリングを考えると最長100km程度走れるものが安心
ということを考慮すると、現状では
- BESV PSF1(我が家でも購入)
- TERN Vektron S10
の2択となりますから、ここで再び2車を比較してみます。
BESV PSF1
PSF1 | BESV JAPAN(ベスビー ジャパン) | 次世代のプレミアムe-Bike | 電動アシスト自転車
色はゴールドとグレーブルーの2色となっており、BESVの折りたためない他の車種には赤や黄色が有るのに比べると地味ですが、女性も意識した色展開になっています。
一見するとアシストモーターがどこに有るのか分からないリアハブ内蔵タイプです。
折りたたみ方式はbirdyによく似ていて、一見、かなりコンパクトになりそうなのですが、20インチタイヤのせいもあり、意外と小さくなりません。
BESVの折りたたみe-BIKE PSF1を購入しました! - なりなり日記
我が家で実測したところ、折りたたみ時の奥行きは38cmほどあり、カタログスペックの34cmはちょっと無理がある気がしますが、38cmでもe-BIKEとしてはかなり薄いです。
BESVの他の車種の様なフロントサスペンションは有りませんが、リアサスペンションと太めのタイヤのお陰で乗り心地がいいです。
LEDディスプレイは大型で使いやすいです。
キャスター付きのリアキャリアを取り付けることが出来ます。折りたたみ時はBROMPTONの様にキャリアで自立して、キャスターで転がすことが出来ますが、本体に対してキャリアが小さめであるため、BROMPTONほど安定しません。
BESVオリジナルのフレームはカッコ良いのですが、うちの奥さんのように小柄な女性では、シートを一番下にしてようやく爪先立ちだったりしますし、ステムの調整が出来ないため背の低い人にはハンドルが高すぎます。
この様に、シートを一番下に下げると、かなりハンドルが高くなります。
PSF1はリアキャリア以外は荷物の積載が考慮されていませんが、ステムにリクセンカウルのアダプタとバッグを取り付けることによって使い勝手が上がります。
これによる普段の使い勝手はVektronほどではありませんが、通常の買い物程度には使えます。
僕らの場合は
- Vektronは税込30万円越えで高価すぎると感じた
- ほぼ20kgの重量と40cm超の奥行きでは輪行が難しい
ということから、敢えてVektronは試乗せず(購入したGCS横浜には両方とも試乗車あり)PSF1に決めたのですが、輪行ではなく車載前提であれば、よく試乗して比較した方が良いです。
TERN Vektron S10
Vektron S10 | Tern Bicycles Japan
僕らがPSF1を購入した当時より、Vektronのサイトが充実していて、情報が詳しく掲載されています。
色はブラックのみで、メインターゲットは男性なのかなといった感じですが、PSF1より乗り降りがしやすいフレーム形状です。
アシストモーターは一般的なクランクをサポートするタイプです。
折りたたみ方はフレームを二つ折りにするよく有る方式ですから、折りたたみ時の厚み41cmとそこそこありますが、高さはPSF1より12cmも低いです。リアキャリアにキャスターは付きませんが、縦にして安定するので保管時の占有面積が小さくなりますから玄関に置きやすいです。
リアキャリアはリクセンカウルの各種バッグやオルトリーブなどのパニアバッグだけでなく、チャイルドシートにまで対応した強度の高いものとなっており、フロントに取り付け可能なアダプタはリクセンカウル互換となっています。フロントのアダプタはヘッドチューブ、フレーム本体に取り付けるため、重量物を積んだ時にPSF1の様にステムに取り付けるのに比べて安定します。
この様にサイクリングだけでなく普段使いでも使い勝手が良いということを考えると、30万円超の価格が少しお買い得に感じられます。
サスペンションは付いていませんが、太めのタイヤとエルゴングリップは疲労軽減に役立つでしょう。
大型LEDディスプレイは使いやすそう。
フロント、リヤのライトが標準搭載で、アシストモーター用のバッテリーを使って点灯します。BESVではどちらも後付けになるので、1万円程度お得と考えることが出来ます。
どう見てもシート自体がPSF1より低いセッティングが出来そうですし、アジャスタブルステムと合わせて、最適なポジションが得やすいと思われます。
背の高い人はステムを前に低く出すことでスポーティなポジションを取れますし、背の低い人はシートを思い切り下げてハンドルを起こせばアップライトで楽なポジションが得られます。
仕様比較
カタログスペックを比較すると以下の様になります。
PSF1 | Vektron | |
---|---|---|
価格(税別) | 24万5,000円 | 29万8,000円 |
重量 | 18.3kg | 19.8kg |
折りたたみ時サイズ(cm) | W84xH77xD34 | W86xH65xD41 |
ギア | Shmano Altus 7s | Shmano Tiagra 10s |
チェーンリング | 48T | 52T |
スプロケット | 12-28T | 11-32T |
タイヤサイズ | 20x1.75 | 20x2.15 |
タイヤ周長(cm) | 152 | 163 |
一漕ぎ距離(m) | 2.60-6.08 | 2.64-7.70 |
アシストモード | 3 + Smart Mode | 5 |
バッテリー | 36V 10.5Ah | 36V 8.4Ah |
モーター | 250W | 250W |
最大走行距離 | 90km | 100km |
VektronはPSF1に比べて
- 5万円高い
- 1.5kg重い
- 折りたたみ時に7cm厚い
- 折りたたみ時にディレイラーが外側に出る
- 体型に応じたベストポジションが得やすい
- 荷物の積載能力が高い
という違いが有ります。
一漕ぎ距離がVektronの方が長いためトップスピードは上ですが、アシストが効く上限24km/hはPSF1でも余裕で出ますから、特に意味は無いです。
輪行ではなく車載で使うことを考えると、重さや折りたたみ時のサイズ違いはあまり気になりません。ただ、Vektronでも軽自動車に車載するのに苦労はしないと思いますが、自分の車に積んでみた方が良いです。
価格に関しては、Vektronの税込32.78万円は確かに高額ですが、PSF1でも税込27万円することを考えると、価格よりも、試乗してみての乗りやすさや、快適なポジションの取りやすさを優先した方が良いと思います。
国内での発売期待車種
本音を言えば、20インチタイヤだと折りたたみ時サイズが大きくなりがちなので、birdyやBROMPTONの様な18インチ(BROMPTONは16インチだけどタイヤ周長がbirdyとほぼ同じ)が最適だと思いますし、重さも15kgほどに抑えて欲しい。
折りたたみ自転車birdyの電動アシストサイクルE-BIRDYが発売直前(販売国未定)! - なりなり日記
そういう意味で、国内未発売ですが、birdyやBROMPTONがe-BIKE開発済みで、100km走行とはいかない代わりに車重が軽いため、アシストは上り坂の時のみといった使い方で長距離を走れる可能性があるため期待しています。
僕などの場合は、アシストはフルで欲しいとは思わず、どうしても上りが辛い場合だけ有れば十分です。
また、夫婦二人でe-BIKEに乗りたい場合、PSF1とVektronの組み合わせでは軽自動車で運ぶのは無理ではないものの固定方法などを工夫する必要がありますが、片方がbirdyやBROMPTONであれば簡単です。
BROMPTONは既に国内販売に向けて仕様や価格を詰めているそうですし、birdyはアシストシステムがハブにオールインワンで詰め込まれているので、ハブを単体販売してくれるとバカ売れするのではないかと。
何にしても、この2車の発売によって折りたたみe-BIKEがブレイクするのではないかと思っています。
折りたたみe-BIKEは
- 高価なe-BIKEを屋外で保管したく無い
- 通常の自転車を屋内保管するにはスペースが必要なため家族の抵抗がある
というジレンマから解放してくれるのも有り難いところです。