なりなり日記

Appleと折りたたみ自転車(BROMPTON / Tern Vektron S10 / BESV PSF1)の情報を中心に発信中!

BROMPTONのスピードドライブによるフロントダブル化を詳しく検証してみる


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こんにちは、なりなりです(^ ^)

BESVの折りたたみe-BIKE PSF1を購入しました! - なりなり日記

先日BESV PSF1を購入して、僕はBROMPTONで港の見える丘公園に向かう谷戸坂を奥さんのPSF1と並走してみましたが、楽々とぶっち切られました。


僕のBROMPTONはチェーンリング40T化しているのですが、スピードドライブによるフロントダブル化を急がねばならないと感じました。

相手がe-BIKEとはいえ、置いて行かれるのが嫌なので(^◇^;)

いやまあ、スピードドライブ化しても置いていかれますけど、ゆっくりでも追いかけられると思うんですよ。


グリーンサイクルステーション横浜にbirdy airのフロントダブル化を相談した結果 - なりなり日記

birdyのフロントダブル化とどちらが良いか悩んだのですが、チェーンリングの選択の余地があまり無いため、BROMPTONのスピードドライブ化の方が良さそうです。


折りたたみ自転車・ミニベロ専門店 サイクルハウス しぶや/試乗車のご案内(お花茶屋店)

サイクルハウスしぶやで試乗する前に、もう一度、スピードドライブについて検証してみます。実は、サイクルハウスしぶやの試乗車は、マウンテンドライブであったりします。


フロントダブル化困難なBROMPTON / IVE / irukaなどの登坂力強化にスピードドライブは如何? - なりなり日記

スピードドライブに関しては、一度、こちらに書きましたが


schlumpf innovations 高速のドライブ_Japan_日本の代理店 サイクルハウス しぶや

正確には

  • ノーマル状態の1.65倍に高速化出来るスピードドライブ
  • ノーマル状態の2.5倍に高速化出来るハイスピードドライブ
  • ノーマル状態の1/2.5に減速出来るマウンテンドライブ

の3タイプが有ります。

BROMPTONにハイスピードドライブを使うと

  • チェーンリングが小さくなりすぎる
  • トップギアが常人には踏めない重さになる

のいずれかなので対象外とします。

しぶやサイクルお花茶屋店を訪問して相談

アンジャッシュ渡部似の若い方が丁寧に対応してくださいました。ご自分でもBROMPTONを何台もスピードドライブ化しており、

  • 自転車を倒してしまって切り替えスイッチを破損させた
  • 雨中を走った後オイル差しなどのメンテをせず遊星ギアを壊してしまった

なとの特殊な例を除いて不具合は知らないとのことでした。

BROMPTONのフロントを普通に(普通じゃないのですが)ダブル化したことは無いそうですが、チェーンが外れやすくなったりする副作用が有るとよく聞くダブル化より、スピードドライブ化の方がお勧めだそうです。


こちら、店長さんの私物、タルタルーガ タイプSをスピードドライブ化した物です。現在スピードドライブ化した試乗車は無いとのことで、こちらを試乗させていただきましたが、何の違和感も無いです。

ただ、慣れの問題でしょうが、足元を見ないと変速出来ませんでした。変速を楽にするパーツも売られていますが、そこまでは必要無いかな。基本、漕ぎながらというより峠を登り始める前に変速するので。


BROMPTONにお勧め出来るのはスピードドライブなら36T〜だそうです。

マウンテンドライブのPCDは110cmですが、130cmに変換するアダプタを噛ませることで、BROMPTONのチェーンリングを使うことも可能だが50T以上を勧めるとのこと。しぶやでは40Tでやってみたお客さんがいるが、軽すぎてローギアの使い所が無いため50Tに直したそうです。

在庫は、スピードドライブもマウンテンドライブも切れていて春の入荷待ちですが、入荷次第、Facebookやインスタを更新するそうです。

また、実質的にしぶやが代理店となっていて、ほかの店にはスペアパーツを除いて卸していないそうです。しぶやでは自転車の郵送も受け付けていますし、僕の様に行くことも可能な場合は輪行で持っていって取り付けて貰うのがベストな様です。

店では36Tのスピードドライブを勧められましたが、36Tの1.65倍は59.4Tなので、僕的には高速側が使い物にならなくなると感じますし、36Tでは40Tと殆ど変わりません。

以下に、マウンテンドライブを想定してBROMPTON標準の50Tと1/2.5の20T、44Tと1/2.5の17.6T、40Tと1/2.5の16T、スピードドライブを想定して59.4Tと36Tとした場合の一漕ぎ距離を計算しました。

50T 20T 44T 17.6T 40T 16T 59.4T 36T
9.48
7.98 7.70
7.02
6.48 6.38
6.08
5.71 5.75
5.12 5.19 4.94
4.50 4.67
4.16 4.09
3.89
3.66 3.68
3.27 3.19 3.33 3.16
2.88 2.81 2.99
2.66 2.59 2.62 2.55
2.34 2.28 2.36
2.05 2.13 2.07
1.80 1.92
1.66 1.64
1.46
1.31 1.33
1.06 1.15 1.05
0.94
0.85


BROMPTONの登坂力強化は意外と簡単 - なりなり日記

BROMPTONのチェーンリング変更に関しては検討済みで、標準の50Tのトップギアはロードバイクのトップから3段目相当であり重すぎて使いどころが少ないのですが、よくよく40Tを50Tと比較してみると、ちょうど高速側を一段削って低速側を一段足した構成になっていることが分かります。

もう40Tで走り慣れているので、50Tをマウンテンドライブ化するのが違和感無くて良さそうです。飛ばしたくなった時はトップギアが一段増えますし。

取り敢えず

  • マウンテンドライブにする
  • アダプターを噛ませて50Tに変更してチェーン長も最適化する

としようかと。

130cmのアダプターを噛ませた方が後からチェーンリング変更がしやすくていいです。黒色のアダプターが有るかは別途確認が必要ですけど。

マウンテンドライブは内装ギアを固定したノーマルギア時に、今までと同じ感じで使えるのがいいです。ローギア時に内装ギアが回るため、ギアの抵抗分、少し重めに感じる可能性はありますが、一漕ぎ1m程度の超軽いギアでは気付かないのではないでしょうか。