なりなり日記

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折りたたみ自転車 birdyとBROMPTONとロードバイクの登坂力比較


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こんにちは、なりなりです(^ ^)

birdyが手に入ったら、しばらく乗って上り坂が厳しければチェーンリングを46Tくらいに変更しようと思っていましたが、もう一度冷静になって登坂能力、坂道の登りやすさを確認することにしました。

比較対象は、今乗ってるグラベルロードのREVOLT1、birdy購入時に最後まで悩んだBROMPTONです。

※12万円程度の折りたたみ自転車としては珍しいフロントダブルのDAHON Visc EVOも追加しました。


タイヤ径と太さと周長の関係は、調べてみたけど計算式としてどうなっているのか分かりませんでした。

Javascriptで計算ツールを提供してくれているサイトは有りましたが、計算方法の説明が無いため、信じていいのか分からず。

そこで、一般的なタイヤ周長はキャットアイのサイトから
CATEYE


birdyとBROMPTONの周長はGCS横浜のサイトから
BD-1 タイヤの周長/ 適正空気圧/ 重量 について | 折りたたみ自転車・ミニベロ専門店 GREEN CYCLE STATION

BD-1 タイヤの周長/ 適正空気圧/ 重量 について | 折りたたみ自転車・ミニベロ専門店 GREEN CYCLE STATION


BROMPTONの場合は、ギア比が公式サイトにも公開されていないので、
BROMPTON : Be-Spoke Lite Order System
こちらのサイトの一漕ぎで進む距離を使用しました。

それぞれ専門のサイトなので信用します。


まとめの一覧表が以下です。右の方の最長、最短が、一漕ぎで進む最長距離と最短距離です。

自転車 タイヤ 周長 フロント リア 最長 最短 重量
birdy air 1.8x1.25 1.35m 52T 11T/32T 6.38m 2.19m 9.87kg
birdy air 1.8x1.25 1.35m 46T 11T/32T 5.65m 1.94m 9.87kg
birdy classic 18x1.5 1.38m 52T 11T/32T 6.52m 2.24m 10.8kg
REVOLT1 700x35c 2.17m 34T/48T 11T/34T 9.46m 2.17m 10.5kg
REVOLT1 700x25c 2.11m 34T/48T 11T/34T 9.19m 2.11m 10.5kg
BROMTON M6R 16x1 3/8 1.34m 50T 7.98m 2.64m 12.2kg
BROMTON M6R 16x1 3/8 1.34m 44T 7.03m 2.32m 12.2kg
BROMTON S6L 16x1 1/4 1.31m 50T 7.80m 2.58m 11.5kg
BROMTON S6L 16x1 1/4 1.31m 44T 6.87m 2.27m 11.5kg
Visc EVO 20x1-1/8 1.54m 39T/53 11T/25T 7.42m 2.40m 10.9kg

※birdyはペダル無しの重量が公表されていて、僕の場合はMKSコンパクトEZY 302g x 2が加算されて10.47kgとなるためREVOLT1と同じ

GIANT REVOLT1

REVOLT1はグラベルロードバイクなので、最低ギア比が1.0と一般的なロードバイクより低い代わりに、35Cという非常に太いタイヤを履いているのですが、一般的なエンデュランス系ロードと同じ25Cに履き替えても、登坂能力的には大差ないことが分かりました。タイヤが少し軽くなるとは思いますけど。

DAHON Visc EVO

購入検討を始めた当初はVisc EVOに決まりと思っていたのですが、意外と登坂能力が高くなくて、フロント44T化したBROMPTONにも劣りました。

価格を考えてこれにするなら、3万円足してbirdy CLASSICを購入することをお勧めします。乗り心地が全く違うと思いますよ。

Visc EVOにするなら、せめてサスペンションシートポストに変更するとかありますが、益々、birdyとの価格差が縮まります。

小径車で前後共にサスペンション無しって、かなりキツイです。そこいくとbirdyは前後サスペンション付きです。

birdy monocoque air

僕が購入したbirdy monocoque airはタイヤが1.25インチと細目であることも手伝って、最短距離が2.19mとREVOLT1の2.17mとほぼ同じでした。

チェーンリングを46Tに変更すると1.94mとなりますが、これは、REVOLT1の最小ギア比1.0を0.89まで落とすことに相当します。

これだとやり過ぎ感も有りますが、現状の僕の脚力では和田峠も風張林道もREVOLT1では攻略できていないので、birdyの46T化で助けてもらうというのも有りです。

但し、高速側が削られてしまうので、標準構成でbirdyのトップギアが必要かどうかをじっくり見定めてからにします。トップギアが必要無いと思えるなら、46T化してしまえばいい。

因みに、クロスバイクの定番ESCAPE R3の一番軽いギア比が0.875です。

BROMPTON

BROMPTONも標準のチェーンリング50Tでも2.64mなので意外と軽いです。どうりで横浜の港が見える丘公園への上り坂も普通に登れた訳です。

44T化しても大きく登坂力が上がるわけではありませんが、その状態でも最長側が7mを超えていてbirdyより高速寄りになっていますから、そもそも、50Tがやりすぎということです。


試しに一漕ぎ7.98mがどのくらいの速度になるのか考えてみましょう。

スポーツバイクのケーデンス(ペダルを毎分何回転させるか)は90rpm(revolutions per minute)位が理想的と言われますから、7.98×90×60/1000=43km/hとなってしまいます。

ペースを60rpmに落としても28.7km/hです。

並の人が40km/h以上を維持するのは、ロードバイクでも下り坂に限られるし、16インチでこの速度は危ないです。

僕などはロードバイクでも40km/hを超えると緊張します。

ミニベロは下り坂でもせいぜい30km/hに収めるべきです。

  • 意外と登坂力が有る
  • 折りたたんだ時のコンパクトさに惚れ惚れする
  • フロントに取り付けられる大小のバッグも魅力的

と、今でも心のどこかで欲しいなと思っているBROMTONを今回は選ばなかった理由が2つあります。

車体も多少重いですが、1~1.7kgの違いなのでそれほど気になりません。8kg台のロードに乗っている人には、あり得ない重さでしょうが。

内装3段 x 外装2段というギア構成

内装はペダルを漕ぐのを止めないと変速できず、外装はペダルを漕いでいないと変速できないのですが、この2つを考えながら変速するのが気持ち悪いのです。

更に、坂を上っている最中にペダルを止めるのは困難なので、上り始めたら実質2段変速になってしまいます。

内装5段に変更することは可能なようなのですが、これだと登坂中に変速できなくなるので不都合です。

外装3段化は可能ですが自己責任のとなるようです。

スポーツサイクルとしては全て外装にするのが理想的なのですが、そうすると幅が広くなって折り畳み機構に影響が有るのでしょう。

この問題はスポーツサイクルに乗り慣れている人ほど感じると思います。

タイヤが外しにくい

フロントはボルトを外せば出来るようですが、問題はリアタイヤです。

内装変速であるため、取り外しが非常に難しそうなので、出先でパンクしたら諦めて帰るしかなさそう。

家に帰っても自力では面倒っぽいので、帰りがけに自転車に預けてくることになるでしょう。

パンクは年に一度も起これば多い方だと思いますし、BROMPTONの場合は混雑していなければ路線バスへの持ち込みも拒絶されない気がするのですが、山奥だったり、泊りがけの時はどうするのかと思ってしまうんです。

パンクした現地の近くにBROMPTONを扱っている自転車屋が有る確率はほとんど有りませんし。

BROMPTONは公共交通機関からそれほど離れない範囲の日帰りの輪行で使う想定であれば非常に魅力的なので、僕もいつかは欲しいと思っています。

10年後にはロードにガシガシ乗る気力も体力も無くなっていると思うので、REVOLTを手放してBROMPTOMを購入し、用途に応じてbirdyと乗り分けるのが楽しそう(^_^)

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結局、BROMPTONの上り坂を強くするには、チェーンリングを40Tにするのがお勧めですよ(^ ^)