こんにちは、なりなりです(^ ^)
僕は昔から手のひらが多汗症で汗をかきやすく、夏場の運転では常にエアコンの風で手を乾かしながら運転することが多いです。
更に高速道の運転などで緊張すると汗が増えます。先日、首都高経由で東北道を運転してきたのですが、安定性の低いN-WGNでは首都高を80km/hで運転するのも緊張しますし、東北道も前に車が詰まって80km/h以下の時はACCで余裕の運転ができるのですが、そうではなく90km/h以上で走ろうとすると結構緊張感が走って、手のひらが汗だくになりました。
そうなると、ステアリングが滑りやすくなるので益々緊張感が高まる負のスパイラルです…
よく考えたら、前のフィット、その前のレガシィを合わせて20年近く、ハンドルは革巻きだったのですが、今のN-WGNはウレタン剥き出しです。これはまずいだろうとホンダのサイトを見ると
Honda|Honda Access|N-WGN|インテリア|ステアリングホイールカバー
税別9,000円と少し高めですが、N-WGNにお似合いの純正本革ステアリングカバーがありました。ブラウン×アイボリーステッチがN-WGNの内装とマッチして良さそうなので営業さんに確認すると、物は数日で届くが、取り付けを頼むと1万6千円の作業費が発生するとのこと。
マジか!流石に高いので取り付けは自分ですることにしました。
それにしても、購入時に気付いていれば、恐らく工賃含めて値引きの対象だったと思うと損した気分です。次回購入時には本革ステアリングを忘れない様にしたいです。
営業さんに、「ご自分で取り付けるのは大変みたいですよ」と脅されながら、受け取って帰って箱を開けると、何と、まともな取説無しです。自分で取り付けるのは想定外みたいです(^^;
作業はウェブカタログの完成写真だけが頼りとなります。あと、YouTubeにはN-WGNは見当たりませんでしたが、取り付けのコツの動画がいくつか上がっていました。
カバー本体の他に、糸と針が付属しています。
縫い目の付かないスポーク部分を固定する両面テープが取り付けてありますが、ハンドル裏側には付いていないので、そのままだと取り付けた後に握ってみると若干浮いた感があります。僕の場合、運転してみたら気になったので両面テープで固定しました。
カバーはハンドルより少し小さく作られているので、グイグイ引っ張りながらハンドルに嵌め込みます。嵌め込んだ状態では微調整が効かないので、スポークの部分とズレが生じないように何度かやり直すことになると思います。
この状態で、縫い付けや両面テープが無くても回らない程度にがっしりとはまります。
1つ目に注意すべきは、この作業で、スポークの位置が合っているか、縫い目の位置がほぼ中心に来るかをしっかり確認することで、その後に縫い付けの作業に移りましょう。
この作業は、暑くても寒くても、エンジンを切って作業をした方が、ハンドルが固定されて動かないので楽です。
両面テープはこの時点で止めなくても問題ありません。というより、糸の末端は両面テープの下に収めるので、どのみち後で一旦剥がすことになります。両面テープを貼らなくても縫い付け時にカバーが動いてしまうことは無いです。
第2に注意すべきは、スポーク間の縫い始めと縫い終わりの部分で、余った糸はスポーク部分の両面テープで押さえて隠すため10cmほど余らせると良いです。
縫い始めはハンドル表面内から外に通した後に3回同じ穴を通し、縫い終わりは3回同じ穴をとした後にハンドル表面外から内に通して引き出すのが正しそうです。
余った糸を両面テープで押さえるのは、全ての穴を縫ってから一気にやります。縫い直しが必要になる場合が有りますし、何度も両面テープを付け剥がしして粘着力を落とさない様にするためです。
最も、ただの両面テープなので、ダメになったら手持ちの物を付け直せば良いだけなので、それほど神経質になる必要も有りません。
途中から、グイグイと思いっきり引っ張って縫えばいいことが分かるのですが、最初のうちは加減して緩みがちです。途中から緩めだと気付いても最初からやり直す必要は無く、初めの方から後の方にかけて針で引っ張っていってやると十分キツく縫うことが出来ます。
但し、僕のように手に汗をかきやすい人は針が滑るので、指サックのようなものを用意した方が作業が早いです。僕は手持ちになかったのでティッシュを滑り止めに使いましたけど。
糸は30cm以上余裕があるので、足らなくなる心配をする必要は有りません。
そして第3に注意すべきは、調子に乗ってグイグイ引っ張っていると、糸が絡んでダンゴが出来てしまうことです。ダンゴは思い切り引っ張れば取れる場合も有りますが、どうにもならなくなるリスクも有ります。
僕の場合、1箇所ダンゴが解けなくなってしまいましたが、面倒なので少々強引に穴をプチプチと通して作業してしまいました。
まずまずの出来ではないでしょうか(^ ^)
固結びなどをしている箇所は無いため、後から何度でもやり直しが利きますが、そのためにも両端に余らせる糸は長めにしておいた方が作業しやすくなります。
僕の場合はハンドル上部の右側から縫い始めて、上部を縫い終わるのに1時間越えで、全て仕上げるのに2時間程度かかりました。
縫い物に慣れているか、指サックを使っているか、老眼の有無、手先の器用さなど条件次第でしょうが、だいたい1時間半〜2時間半で出来ると思います。1時間以内に完了させるのは至難の技でしょう。糸も穴も太めなので僕の老眼でも何とかなりましたが、老眼が一番キツいかもしれません(^^;
作業は特に縫い始めと縫い終わりの部分の処理に悩みますが、全体的に難しい作業は無く、縫う穴が大量に有って面倒だというのが正直なところです。
自力でやるか、1万6千円払って取り付けて貰うかは、お金が有り余っているのでなければ、間違いなく自力でやるべきです。多分、非力な女性でも出来ない作業ではありませんし、最悪、男友達の力を借りて、昼ごはんでも奢った方が安上がりでしょう。
まだ短距離しか走っていませんが、明らかにハンドルがしっくりして滑りにくくなるので、特に緊張する高速道の長距離や首都高を走る場合は運転がかなり楽になると思います(^ ^)
追記
両面テープはコンビニで売られているような物では粘着力不足で、スコッチテープの荒面用強力両面テープでもダメでした。
ホイールカバーに貼られていたのは、Nitto No.500というテープなのですが、一般ユーザーが使う物では無い様で、ホームセンターでは見つけられませんでしたが、Amazonや楽天では送料の方が高いですが入手可能です。これを買うしかないかなとも思ったのですが、
僕はこちら、Nittoの一般用製品らしい、Nitto PRO SELFシリーズの中で一番接着力が強そうに見えた、ハンディカット 多用途両面協力テープをコーナンホームセンターで見つけて、これを使ってみたところ、見事にしっかり貼り付けられました。
革製品は凸凹のハンドルに貼り付けるのは、なかなか大変なようですが、スコッチよりNittoですか。凄いですね!