こんにちは、なりなり @narinarissu です(^ ^)
山での湯沸かし用のバーナー(ストーブ)とクッカーを新しくしようと思って検討しました。
山頂でお湯が恋しい季節到来!簡単湯沸かしバーナーJETBOIL SUMOを買いました! - なりなり日記
こちらでご紹介したJETBOIL SUMOを1年間使って来ましたが、どうも今ひとつだと感じるようになったんです。
バーナーもクッカーも、そんなに高い物でも無いのですが、結構長く使えそうなので、買う時に悩みますよね。
JETBOILがダメだと感じたポイント
(1)壊れやすいかも
この様に、ポットの底の保護用?のプラスチックが早くも割れたこと。
これ自体、使用には差し支えないのですが、ちょっとへこみますw
更に、もっと問題なのが、この蓋です。最初はちゃんと閉まって、お湯を注ぐ時にも役立ったのですが、熱で変形したのか、いつの間にか、相当頑張らないと閉まらなくなってしまいました。
水を入れてから閉めるのは、ほぼ無理です。
この蓋が有るからお湯を注ぎやすいのですが、こうなると、SUMOの馬鹿でかいポットは、非常に扱い辛いです。
(2)デカ過ぎかも
同時に購入したコンパニオンカップとガスカセットを収納出来るから大きくないと、最初は思いました。
しかし、コンパニオンカップは、活躍の場がほとんど見つけられなかったです。
そうなると、SUMOはかなり大きいです。
鍋とお椀を兼ねられる、普通のクッカーの方が収納効率が高いです。
更に、今年、結構あちこちにトレランしに行ってみて、意外と山の茶屋が無いところが有って、途中でゼリーなどしか食べられないのがつまらないと感じました。
レースでは仕方無いというか、エイドが有るから、何やかんや出てくるじゃないですか。
個人でトレランする時には、山の茶屋が無いなら、自分で用意して食事も楽しみたいです。カップラーメンが食べられるだけで、気持ち的に大きく違います。
普通のコンパクトバーナーに110gのカセットと小さなクッカーなら持って走れる気がするので、来年は試してみるつもりです。
(3)お湯が注ぎにくい
蓋が壊れたことや大き過ぎることに加えて、JETBOILは普通のバーナーと違って、バーナーにクッカーを載せるだけでなく、アタッチメントで合体させて加熱するのですが、特に熱くなるとアタッチメントが外しにくくなります。
その結果、お湯が冷めないうちにと思うと、カートリッジを付けたままお湯を注ぐことに…
更に輪をかけてお湯が注ぎにくい状態になります。
(4)ネオプレーンが邪魔くさい
JETBOILの本体を覆うネオプレーンは、保温を兼ねられるようですが、洗う時にいちいち外す必要があって面倒です。
まあ何と言いますか、気に入らなくなると、いろいろと不満が出てくるものです(^◇^;)
一番大きいのは、蓋が壊れたことと、トレランに持ち歩くのは不可能な大きさの2つかも。
代替候補は2つ
PRIMUS(プリムス)のP-153ウルトラバーナー
PRIMUSの中では二番目に小型で収納性が良く、特別に極小のものを求めないなら、これが一番ですし、世の中のスタンダードの様です。
他にも、
http://www.epigas.com/product/revo-3700-stove/: embed
EPIなどは、ほとんど同じ感じのものみたいですが、敢えてPRIMUSにしない理由も見当たらない。
普通のガスバーナー(ストーブ)を選ぶなら、PRIMUS P-153一択みたいです。
P-153の仕様は下記です。
- ¥8,700(税抜) 圧電点火装置付
- 出力:4.2kW/3,600kcal/h(T型ガス使用時)
- ガス消費量:245g/h
- 燃焼時間:約55分(IP-250タイプガス使用時)
- ゴトク径:大148mm/小90mm
- 収納サイズ:7.5×8.8×3.0cm
- 本体重量:116g
- ナイロンスタッフバッグ付属
ただ、一応、4本五徳によって火が分割されているから風にも強いことになっていますけど、少なくとも1/4の火は簡単に消える訳で、少しの風でも火力は落ちる模様。
正直、もう一工夫が有ると物欲をそそるのですが(^◇^;)
SOTO(外)のウィンドマスター SOD-310
独自のバーナーヘッドで防風性を高めて、マイクロレギュレーター機構によって低温に強いらしい。
ギミック好きな僕には、JETBOIL(正直、失敗したと思ってます)の次に物欲をそそられるのがウィンドマスターなのです。
ヘッドがP153より大きめなのが、携帯性にどう影響するのか?というのが気になるところです。
ウィンドマスターの仕様は下記です。
- 寸法 幅47×奥行90×高さ88mm
- 重量 60g <標準セット3本ゴトク(トライフレックス)使用時>
- 寸法
- 幅90×奥行117×高さ100mm(バーナー+ゴトク使用時※1)
- 幅94×奥行10×高さ35mm(ゴトクのみ収納時)
- 重量 67g(バーナー+ゴトク) 7g(ゴトクのみ)<別売4本ゴトク(フォーフレックス)使用時>
- 寸法
- 幅144×奥行144×高さ96mm(バーナー+ゴトク使用時※1)
- 幅47×奥行77×高さ44m(ゴトクのみ収納時)
- 重量 87g(バーナー+ゴトク) 27g(ゴトクのみ)<3本ゴトク、4本ゴトク使用時共通スペック>
- 発熱量 3.3kW(2,800kcal/h)
- 使用時間 約1.5時間(SOD-725T使用時)、約0.8時間(SOD-710T使用時)
- 材質 バーナー・ゴトク・器具栓つまみ:ステンレス、点火スイッチ:樹脂
- 付属品 3本ゴトク・専用収納ケース 【4本ゴトク・ボンベ別売】
実は、今まで使っていたJETBOILも、PRIMUS、SOTOも、僕の最も身近なアウトドアショップであるモンベルに置いてあるメーカーなんです。他のは置いてません。
何なら、昼休みに抜け出して買いに行けます。
使い続けるにあたって、ガスカートリッジを一番手に入れやすいメーカーにするのも重要かも。
最も、今時は、ネットで買えば良いんですけどね。
ガスカートリッジ比較
PRIMUS
プリムス-ガスカートリッジ
容量の違いで、110(110g)、250(230g)、500(460g)の3タイプが有ります。数字がガスの容量そのものを表しているのでは無いのですね!
ガスのタイプがブタンガスのノーマルのGガスとブタンにプロパン混合のハイパワーのTガスが有ります。
普段はノーマルのG、高地や低温時へハイパワーのTと使い分けるらしいです。勿論、ハイパワーの方が高価なのですが、110はハイパワーしか有りません。
500が一番コスパが高いですけど、デカ過ぎなので、普通は250で、少しでも軽くしたい時のみ110を使うでしょう。僕が使うとしたら、IP-110かIP-250Gです。
今日現在のAmazon価格は、110が443円(定価454円)、250が351円(定価486円)です。
モンベルの店頭で確認したところ、110が334円で、250Gが353円でした。
やっぱ、プリムスは安い。
心が揺らぐ(⌒-⌒; )
SOTO
パワーガス105トリプルミックス SOD-710T | SOTO | OutDoor Gear
SOTOはサイズが110(105g)と250(230g)のみで、ガスもハイパワーのみとなります。
今日現在のAmazon価格は、710が472円(定価562円)、725が491円(定価648円)です。
SOTOのカートリッジが、250の売価で40%、定価で33%割高なのは確かですが、250の燃焼効率で比較すると、
- P-153 3,600kcal × 55分 = 198,000kacl・分
- SOD-310 2,800kcal × 90分= 252,000kacl・分
と、ウィンドマスターの方が27%効率的であるため、実質的な価格差は、かなり縮まります。
モンベル店頭だと、710が499円で725が524円でした。
クッカーを考える
バーナー(ストーブ)だけ買っても仕方ないので、クッカーも一緒に買います。
定番は、深みが有って、バーナーとガスカートリッジが収納出来るクッカーの様です。
僕の場合、夫婦二人でのトレッキング、一人でのトレランで使うので、どちらでも湯沸かしと食器を兼ねられるものにしたいので、出来れば、二種類をスタックして使える物が良いです。
https://www.uniflame.co.jp/product/667705: embed
どんな袋ラーメンでも煮ることが出来る角形の山クッカーなども一部で人気の様で悩んだのですが、一つ目に買うものじゃないかなという結論に至りました。
snow peak(スノーピーク) トレックコンポ
https://ec.snowpeak.co.jp/snowpeak/ja/キャンプ/調理器具/トレックコンボ-[重量555g]/p/349
スノーピークはシンプルでかっこいいし、トレックコンポが良いかと思ったのですが
- 取手がアルミ剥き出しなので熱い
- 皿代わりになる蓋の取手のロックが外れて食べ物落下の危険大
- 小さい方のクッカーに入るのは110のカートリッジのみで、250は入らないのでスタッキングした状態で250が入らない
ということで、見た目と違って、機能性が高いとは言えないようです。
ところでsnow peakって如何にも外国メーカーの様な名前ですけど、日本のメーカーなんですね。僕の様な初心者は知らないと思いますw
PRIMUS ソロセット
プリムス-クッカー/コッヘル
ソロセットSとMの組み合わせが対象となります。
Mの鍋は一箇所に溝が入っていてお湯が注ぎやすそうで良いなと思ったのですが、Sの鍋には250のガスカセットが入らないです。
Sは110、Mは250が入ります。
やはり、スタッキングした状態で250が入らないのはちょっと痛い。
深鍋は一つで良いから、浅い鍋を2つという組み合わせで考えて、Sの代わりにイージークックミニセットも検討したのですが、浅い鍋に限っても、やはり250は入らない。
うーん、僕の要求が的はずれなのか??
モンベル アルパインクッカー ディープ11+13セット
さすがモンベル!実用性が高いです。
ということで、クッカーはモンベルのアルパインクッカー ディープ11+13セットに決まり!
と、思ったのですが、ディープ13の実物を見ると、直径がSUMOより一回り大きいです。うーん、これはちょっとデカイな…
もう、面倒くさくなりました。
ディープ11なら安いし、暫く使ってから考えることにします。
トレラン時にラーメン食べるだけなら、ディープ11の蓋だけで足りそう。
モンベル ディープ11にP-153とSOD-310と250カートリッジを納めてみる
モンベルで実際に収納させて確認してきました。
こっちがP-153と250G
こっちがSOD-310と250G
P-153の方がコンパクトなのは分かりますが、SOD-310も普通に蓋が閉まるので、問題は有りません。
というより、ウィンドマスターはベッドは大きいですが、ガスの調整つまみがコンパクトになりますし、五徳が取り外し型なのも幸いして、意外と小さいです。
4本五徳を使うと、少し大きくなるでしょうが。
結論
クッカーは、モンベルのディープ11に決まり。
バーナーは、
- プリムスのカートリッジの安さは大きい
- SOD-310が低温や風に強いことが本当だとしても、僕の様なライトユーザーに必要なのか分からない
- プリムスだと、トレランでのソロ使い用に更に小さいP-115フェムトストーブの選択が有る
などの理由から、P-153にします。
一度PRIMUSを選ぶと、よほど防風性などに不満が出ない限り、次にSOTOを買おうとは、なかなか思わないと思いますけど…
結局、プリムスP-153 + モンベル ディープ11という、かなり無難な選択となりました(⌒-⌒; )