こんにちは、なりなり @narinarissu です(^ ^)
ソフトバンク、純増数で3位転落…ドコモと明暗 携帯3社、15年3月期契約 - SankeiBiz(サンケイビズ)
見出しとグラフを見ると、純粋にdocomoが純増トップかのように見えますが、
ドコモは仮想移動体通信事業者(MVNO)経由の純増が「半分近く」を占める
ということなので、349万件のうち、170万件はMVNOです。
SoftBankは184万件、auはグラフから読み取ると290万件なので、
1位 au 290万件
2位 SoftBank 184万件
3位 docomo 174万件
4位 docomo系MVNO 170万件
というのが正しい。
つまり、au系のMVNOの純増を除いても、実に合計818万の純増のうち、20%がMVNOだということです!
ということは、2.5%のイノベーター、13.5%のアーリーアダプターを加えた16%を超えて、アーリーマジョリティー層の4%がMVNOを選んでいるということですから、いわゆる、キャズムを超えて、爆発的増加に向かい出したということです。
この傾向は、今年、来年と一層加速することでしょう。
ドコモは前期の156万件から346万件に倍増した
ソフトバンクは前期の344万件から184万件への半減した
を合わせると、僕の様にSoftBankに愛想を尽かして、docomo系のMVNOに移動した人が多数なのではないか?
更に、auの290万件のうち、au系のMVNO(mineoなど)が、そこそこな数を占めるはずです。
もし、iPhone 6 / 6 plus、というか、iOS8がau系のMVNOで使えていたら、auの見かけの純増は、もっと増えていたでしょう。
au回線の賃貸料が(不当に?)高額なため、MVNOが増えません(KDDIグループのUQ mobileとmineoのみ)が、docomoの惨状を見てしまうと、更にビビって、値下げには応じないでしょうね。
SoftBankの失速は、孫さんが、失敗した北米市場に手一杯でで日本市場を軽視した結果、全ての施策がdocomo、auの後追いになっていて、かつての魅力が消えたことが大きいと思います。
そこへ、SIMフリーiPhone 6 / 6 plusの登場に加えて、それに合わせたMVNO市場の盛り上がりの結果、大量流出に繋がった。
docomoは、通話料定額強制への反発の結果、SoftBankからユーザーを奪うことに失敗した。
MVNOはdocomo回線の賃貸料を払うとは言っても、ユーザーが直接docomoと契約するのに比べれば、収益率激減です。
auは、2社の失策で漁夫の利た結果、失速を免れただけなので、勘違いしてはいけない。
SIMロック解除の標準化に合わせて、各メーカーがau向けの端末も、ロック解除すれば、docomoでもなんの問題もなく使える物を標準的に用意する様になれば、docomo系のMVNOへの大量流出が始まるでしょう。