こんにちは、なりなり @narinarissu です(^ ^)
Dropbox - 奥多摩〜陣馬山〜藤野.gpx - Simplify your life
距離 30.8km
累積上昇 1,922m
累積下降 2,255m
最高高度 1,509m
最低高度 197m
今回のトレランは、奥多摩湖〜三頭山〜笹尾根〜陣馬山〜JR藤野駅という30kmのルートを走って来ました。
奥多摩と高尾って、全く異なるエリアに感じますが、実は繋がってるんです。
30km走れるルートを探しました
そろそろマラソン大会本番(つくぼマラソン)が近づいてきたので、僕の今シーズンのトレランはあと数回の予定です。
これまで20kmは何度か走って物足りなくなってきたので、短めのレースで良く有る、30kmを走ってみたかったんです。
本当は雲取山に行ってみたかったのでが、エスケープルートも乏しいし、まだ2000m級の山は厳しいかなと思い、来年の夏にトライするつもりです。
高尾山と陣馬山の往復をすれば30km超えるのは分かっているのですが、往復ルートはどうも面白くない。
いろいろ考えた結果、
- 奥多摩湖〜陣馬山〜高尾山ルート
- 箱根外輪山ルート
何れかが良いかなと。
箱根外輪山は、もう少し涼しくなって空気が澄むのを待って、天気の良い日に富士山をしっかり拝みたいです。
ここは、先月、箱根湯本〜明神ヶ岳〜金時山の20kmを走ったのですが、一度も富士山を拝めなかったんです(>_<)
ということで、まずは、奥多摩湖〜陣馬山〜高尾山ルートにチャレンジしました(^ ^)
とはいっても、奥多摩から高尾山まで行くと40km越えますから、最低限、陣馬山までは行くことを前提に考えました。
奥多摩駅へ
うちから奥多摩駅へは、始発で頑張っても7:15着が限界で、バスの出発は7:25になります。そうすると、登山口にたどり着くのは、8時頃になってしまいます。
これでは、恐らく、陣馬山着が午後2時頃になり、高尾山まで行けるか微妙だなとは思っていました。景信山から相模湖駅に向かうかなとか。
奥多摩湖方面のバスは、改札を出て、道路の反対側に止まっていました。時間が無いので、トイレはパスしましたが、10分有るので、座ることを諦めれば寄るのも有りかも。
目的地の深山橋バス停にも登山口近辺にもトイレは有りませんから。
バス内部の液晶モニターで、目的地の深山(みやま)橋まで行くことをチェック!
深山橋より少し手前の小河内神社で降りて、ドラム缶橋を渡り、ヌカザス尾根を登るルートも有りです。
※ドラム缶橋を通る時は峰谷橋と書いていましたが、小河内神社の間違いでした。
今回も、このルートで上がってきたおじさん2人組と、ヌカザス山頂で会いました。
ただしこの場合、ドラム缶橋が撤去されていないことを事前に確認しましょう。バスの運転手さんに聞けば分かるんじゃないかな。
深山橋バス停から登山口へ
バス停を降りたら、すぐそばにある深山橋を渡ります。バス停では5〜6名が降りたのですが、深山橋を渡ったのは私だけ^^;
三頭山に向かうのは少数派のようです…
渡り終えたら左に向かい、
すぐ左に見えてくる三頭橋を渡ります。
渡り終えたらすぐ右手に梯子がかかったムロクボ尾根の登山口が現れます。
ここでは、おっちゃんが1人、ストレッチをしていましたが、挨拶をしてお先に進みます。
本日の最高峰 三頭山に向かう
私は、先月の箱根湯本〜明神ヶ岳〜金時山のルートが結構荒れていたので、似たようなもんだと感じましたが、このコースは、高尾山とか大山とか御嶽山あたりしか知らないハイカー、ランナーは度肝を抜かれるかも^^;
登山者のために人手で整備された登山道というより、古の昔から登山者が通り続けて来たことによって出来上がった、けもの道ならぬ、登山者道なんですね。
元々、登山道って、そういうものなのでしょうけど。高尾山とか、相当綺麗に整備されてるじゃないですか、あれとは、全く別次元のものです。
道しるべも滅多に無いのですが、たまに有ったら何故か鉄製で錆まくりで何も見えなかったりしてw
ちゃんとしたのも、たまーに、出て来ます。
一応、トレイルっぽくなってる場所も有ります。
こういった木の根っこ道も多いです。
ムロクボ尾根の終わり、ヌカザス(糠指)山山頂直前には、オツネの泣き坂という、かなりの急斜面が現れて、最後の最後に岩も木の根っこも少ない、土だけの急斜面になります。
写真では分かりにくいですが、かなりの急斜面です。ていうか、上から見たら、ただの崖です。
僕のモントレイル バハダだと、ズルズルしながらも登れないことは無い感じですが、もっとロードに振ったシューズだと辛いかも。
そんな人のために、念のためロープが張られてます。雨上がりとかだと、ロープを伝わらないと登れないです。
特に逆ルートから来て下る場合は滑落しないように注意が必要です。高尾から奥多摩に来て、夕暮れにここに辿り着いたら、道が無い!と思うかもしれません。
その場合、ムロクボ尾根は諦めて、ヌカザス尾根に向かった方がいいのかもしれません(ヌカザス尾根を通ったことが無いので、断言は出来ません)。
ここまで来ると、このルートはずっとこんな感じなのだろうと、覚悟も決まります。
泣きながらw 登りきると、初めての分岐ポイントが現れます。目指すは三頭山です。反対側すぐに糠指(ヌカザス)山山頂が有りますが、何も無い山頂なので無視で(僕は、間違えて行ってしまいましたけど)。
ヌカザス山山頂で、先ほど書いたように、おじさん2人と出会いました。
次の三頭山山頂までに出会ったのは、ここまでの3人のみ^^;
この後、一旦下った後は、ひたすら登りで三頭山山頂に到着です。ここまでに、2時間もかかってしまった^^;
GARMINの記録によると標高差は1,000m程ですが、走行距離は5kmしか有りません。5kmで1,000m登るのは、中々ハードでした。
三頭山山頂は標高1,542mで、本日の最高峰ですが、見晴らしは大したこと無いです。
うーん、1,542mの眺めがこれかぁ。残念!
山頂には10人ほどの、子連れの家族を含むハイカーが居ました。恐らく、反対側から登って来たのだと思います。
ここからしばらくは、ひたすら下り基調なので、ここまでの遅れを取り戻すべく飛ばします!
最初の階段を下りきったあたりに立派な避難小屋が有ります。
この辺りではしばらく、三頭山山頂を目指す何人ものハイカーとすれ違いました。陣馬山山頂を覗いて、今回のルートで、一番人が居る区間です。
次は、西原峠を目指しますが
三頭山を過ぎると、しばらくは道しるべもしっかり有るし、トレイルもはっきりしているので、快適に走れます。
しかし、西原峠が何処だったのか、気付かないうちに通過w
景色も、たまーに、この程度見える程度で、パーっと視界が開ける場所は見当たりません。
この辺りまで来ると、もはや、ハイカーが日帰りで来るエリアではなくなので、たまにランナーとすれ違う程度です。
30分に一度くらいの間隔で、ランナーとすれ違ったと思います。
笹尾根〜和田峠を走る
笹尾根は、走りやすいという触れ込みですが、この様なシングルトラックが多いし、足元がよく見えない所も有るので、注意して走りましょう!
転倒はしませんでしたが、何度か躓きました。
奥多摩湖から入って、陣馬山のすぐ手前の和田峠までは、山の茶屋もトイレも一切無く、ここの水場が唯一の補給場所なので、水の残量が怪しかったら、ここで補給します。
この辺りまで来ても一切の眺望が望めず、いくら走りやすいといっても、ひたすら森の中を走り続けるのは、結構なフラストレーションが溜まります。
正直言って、苦行です(>_<)
もはや、山頂とか行っても何の眺望も期待出来ないし、三頭山以降は、長い登りは無いとはいえ、そろそろ太腿がキツイ!
そのため、この後何度か現れる、山頂か巻き道の選択は、全て巻き道を選択しました。
でも、この巻き道が結構危険なんです。
あちこち崖崩れしてるので、気を付けて走ろうというか、走らない方がいい場所も多いです。
奥多摩の山の地面は土が多く、岩や石がほとんど感じられないのですが、和田峠が近づいて来ると、次第に小石や岩が目立って走りにくくなってきます。
林道に出たら、もうすぐ和田峠に到着です。
和田峠には峠の茶屋が有りますが、陣馬山はすぐそこなのでスルーです。
既に午後3時^^;
もう、陣馬山で一休みしたら、JR藤野駅に向かって下山すること確定です…
ついに陣馬山へ!
既に精魂尽きていますが、和田峠の峠の茶屋のすぐ左から始まって、この後、階段が三回ほど現れて、トドメを指しにきます(>_<)
そして、15分ほどで陣馬山山頂に到着!
結局、奥多摩湖をスタートしてから、1人にも抜かれ無かったのですが、これは、逆方向に向かうランナーの方が多いからなのではないかと思います。
そして、山の茶屋に倒れ込んで、信玄うどんを注文!蕎麦は売り切れでした。
待っている間に、サービスのお茶と梅干しを頂きます。うーん、生き返る(≧∇≦)
出て来たのは、ただの山菜うどんなのですが、五臓六腑に染み渡るとは、このこと。
死ぬほど美味い!
今日は、登山道に入る前にコンビニおにぎりを3個食べて、走り始めてからは
- Power Bar Enegize(チョコレート味) 1個
- ウィダー in エネルギー 1個
- 魚肉ソーセージ 2本
- グリコ パワープロダクション 1個
を補給したので、エネルギー的に不足していることは無いと思いますが、カロリーだけでは片付けられないのですかね。それと、暖かいものは嬉しい。
shotzやPowerBar Gelなどは、ランニングや
マラソン大会の時に何度か食べたものの、ベトベトして気持ち悪いので敬遠していましたが、パワープロダクションは美味しく飲めました。
多少嵩張りますが、ウィダーよりはコンパクトなので、今後、愛用しようと思います。
より楽しく走るには、山用コンロを持って走るのも手かも。手持ちのJetboil SUMOは大き過ぎるので、普通のコンパクトなガスコンロ買おうかな。
川崎から日帰りで行けるエリアだと、高尾山〜陣馬山、箱根外輪山、雲取山を覗くと、30km程度走るルートで山の茶屋を期待するのは、難しそうなので。
あとは、御岳山や大山を中間ポイントとした良いルートが組めればといったところかな。中々難しいんですけどね。
生き返ったところで、陣馬山からの絶景をしばし堪能(^ ^)
やっぱ、トレランの楽しみは、勿論、走ること自体も有るけど、絶景と山の茶屋の食事も大きいです。
奥多摩湖から陣馬山までの27kmを、ただひたすら走る、このルートは、やっぱり苦行です^^;
JR藤野駅に向かって下山
さて、既に午後4時なので、暗くならないうちに、さっさと下山です。
ライトは持ってますけど、日が暮れたら歩くしかないし、あくまで緊急事態用です。
京王線高尾山口〜高尾山〜陣馬山〜JR藤野駅をトレランしてきました! - なりなり日記
藤野までのルートは、こちらに書いた通り。一度走っているので気が楽です。
今日はグレゴリー テンポ8に付属の2Lハイドレーションリザーバーにドリンクをいっぱいに入れてきましたが、下山の途中で尽きました。
これだけ走ると2Lを使い果たすのか。飲み過ぎかな?真夏なら、もっと消費しますね。
登山口まで降りた後、今日はたまたまバスが来たので飛び乗りました(^ ^)
バスが来たのは4:40くらいだったでしょうか。この便は、休日用の臨時便だったようです。そういえば、陣馬山山頂に、和田峠発4:30の臨時便が出ると掲示されていました。
まとめ
今日のルートのまとめとしては、
- 5kmの走行で1,000m登る、奥多摩湖から三頭山がかなりキツイ
- トレイルを見失いそうな場所が多いので、初めての人は気を使う
- 眺望が無いので、次第にフラストレーションが溜まる
- 27kmの間に一箇所の水場しか補給場所が無い
- 三頭山〜和田峠の区間は、そこそこ走りやすい
ということで、トータルとしては、しつこい様ですが、正直「苦行」ですから、お勧めするのは、精神修行したい方と、ハセツネに向けたトレーニングをしたい方のみです。
せめて、奥多摩湖と和田峠の間に、眺望の良い山頂か山の茶屋が有れば救われるのですが…
このルートはハセツネのルートになっているので、それっぽいといえばそうなのですけどね。あれは、トレイルランニング大会ではなく、山岳耐久レースですから。
僕は、多分、もうこのルートは行かないかなぁ…
高尾を走るなら、高尾山〜陣馬山の往復ルートが良い。
奥多摩を長距離走るなら、青梅のハイキングコースをスタートにして縦走するか、雲取山に行きたい。
今回も、愛用の山と高原地図に、奥多摩と高尾山の地図をダウンロードして使いました。
これに、山レコなどで公開されているデータからGPXファイルをダウンロードしてアプリに読み込んでおくと安心です。
GPXファイルは、このエントリーの一番上にも公開先のリンクを貼って有りますので、ご活用ください。