iPhoneのコピペ機能を強化して、コピーを履歴として残したり、コピー内容をMacとも共有出来てしまうiPhoneアプリ Pastebot(450円)のご紹介です。
このアプリは新しいものでは無いので、存在は知っていました。ただ、iPhoneでコピーしたものが自動的に履歴として残るわけではなく、コピーした後にPastebotを起動してやる必要が有ることも知っていました。
それだとちょっと面倒くさいから、すぐ使わなくなるなと思って、購入していなかったんです。ところが、
あり得ない超絶機能のクリップボードアプリ:戸田覚「iPhone仕事術」
こんな記事が有ったので、うっかり信じて購入してしまいました。
さて、まずは基本機能ともいえるクリップボードの履歴管理から紹介していこう。扱いはとても簡単で、Pastebotをインストールすると自動的にコピーしたテキストや図などがどんどん登録されていく。
履歴から貼り付けるには、Pastebotを起動して履歴から必要なデータを選択してアクティブにしてペーストすればよい。この作業で迷うことはまずないだろう。例えばメールの本文から、商品名などの飛び飛びのテキストをどんどんコピーしておいて、必要に応じて選んで貼り付けられるわけだ。当たり前だが、直近のデータをペーストする際には、普通に貼り付ける従来と同じ作業をすればよく、Pastebotを意識する必要はない。
こんな説明を信じてしまったのです。
冷静に考えれば、iOSのバックグラウンド処理は、
・最初は必ず手動でアプリを起動する必要が有る
・バッグラウンドでの処理はiOS任せであり、いつ終了するか分からない
と言うものなので、上述の様なことはあり得ないのですが…
一見詳しく書かれているのですが、肝心なところがいい加減な記事です。まさに、あり得ない。
ということで、他人の記事ながら、間違っている箇所の修正と補足を勝手にしておきます。
まず、バッグラウンドで動作させて、コピー履歴を自動的に取らせるには、設定を変更してやる必要が有ります。
設定画面にてバッグラウンド動作をONにしますが、アプリにも説明が書かれているように、バッグラウンド動作し続けてくれるのは10分程度です。
プッシュ通知をONにしておけば、時間を過ぎると、この様なメッセージが出ますので、ここで「表示」を押してやるとアプリが再起動して、バッグラウンド動作時間が延長されます。
せめて、この動作時間の指定が出来ても良いのでは?と思いますが、このあたりの制約を承知の上で購入するなら不満は無いでしょう。