なりなり日記

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エバニュー(EVERNEW) チタンアルコールストーブ湯沸し実験


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こんにちは、なりなりです(^ ^)

EVERNEWのチタンポット500ストーブセットとチタン五徳、EPIのシングルチタンマグ蓋を購入しました! - なりなり日記

先日購入したエバニューのアルコールストーブの燃焼実験をしてみます(^-^)


アルコールストーブの使い方として

  • 直置き
  • 五徳
  • スタンド
  • スタンド+パワーブレード

この5通りでチタンポット500を使って450mlの湯を沸かして検証します。

450mlは、カップ麺300ml + コーヒー150mlの一人前のお湯です。

予想では、火力は上が一番弱く、順番に強くなって下が最強です。


では、湯沸かし実験に移りましょう!


着火にはこちらのファイヤースターターを基本的に使います。

直置き

直置きの場合は、周辺の2列のバーナー穴からの燃焼が始まるのを待ってからポットを乗せなければなりません。

そのため、燃料が少し無駄になりますが、何らかの理由でゆっくり沸かしたい場合とか、暖を取るのを兼ねる場合とかですかね。

このアルコールストーブは火力調整が出来ませんが、ご飯を炊く時に使う人もいる様です。


下が木のテーブルだったりする場合は、耐熱の敷物が必要です。耐熱シリコンや木製のコースターがちょうど良さそう。

但し、木製のコースターはガタつきが無いか確認した方が良いです。これがガタつくとストーブが不安定になってしまうのですが、僕は失敗しました(^◇^;)


EVERNEWアルコールストーブ 直置き

常温だと着火後30秒でバーナー穴から炎が吹き出し始めて、40秒で最大火力に達するようです。

燃焼中はジーというか、シャーというかの小さな音がしますが、お湯が沸騰する音より小さく、やはり、ガスバーナーのゴーという轟音とはまるで違います。

もっとも、ガスバーナーは、ゴーと勢いよくガスが吹き出しているから風に強いのですけど。


ここで初めてポットを乗せます。

安定する前にポットを乗せると、鍋底に付いた水滴程度でも火が消えてしまうことが有ります。

ポットを乗せると中央の穴の炎が消えて、サイドのバーナー穴のみの火になるため、炎も小さく青い炎の安定したじっくり加熱となります。

自宅のガスコンロの感じに似てますね。

8分で鍋底から気泡が出始めて9分で沸騰し、15分で燃料が尽き始めて15分半で消えます。

点火は意外と苦戦しました。

少なくともファイヤースターターでの点火は、山に行く前に予め練習が必要です。火花がなかなかアルコールまで到達しないんですよ。

あまり近づけるとストーブを吹っ飛ばしそうだし(^◇^;)

普通のライターも逆さまにして突っ込まなければならず、点火と同時に指まで火が来ますから、若干ビビります。

まあ、こういった不便さを楽しめない人には、アルコールストーブは向かないです。

そうは言っても、先日、モンベル二子玉で、着火マンちっくなファイヤースターターを見つけたので、そのうち買ってしまうかも(^◇^;)

五徳(エバニュー チタン十字ゴトク)


EVERNEWアルコールストーブ 五徳

五徳が乗ったままだとファイヤースターターでの着火が難しいので、点火してから五徳を乗せます。

30秒ほど経たないと火は弱いので、素手でささっと乗せればOK。

チタン十字ゴトクが微妙に大きくてスノーピークのチタンシングルマグ450に収まらないのが不便だと思っていましたが、小さくしすぎると火の付いたストーブに乗せにくいかも。

それでも、左右5mm削ってくれると助かります。

直置きは点火後の時間をカウントしましたが、以降は、ポットを載せてからの時間をカウントします。

同じく40秒で安定燃焼となり、炎は燃え盛り、ポットの横からはみ出して、一部はポットの高さ位まで達します。

エバニューのアルコールストーブ用ポットの持ち手にシリコンを巻かないわけです。

4分半で鍋底から気泡が出始めて5分で完全に沸騰し、8分で消えます。

安定燃焼中の火は結構強力で、うちわで本気で扇いでも消えませんが、消す術が無いわけではなく、マグカップをすっぽり被せれば、酸素切れで消えます。

スタンド

これが今回の中で山使いの標準となります。パワーブレードは下段のスタンドの中、アルコールストーブの下に敷いてあります。

ファイヤースターターなどで着火するには、スタンドの二段目は外しておいて、五徳同様に点火してから取り付けます。

そうしないと、火花が燃料まで到達しません。


チタンポット500や900はスタンドとガッチリ噛み合いますが、他のポットやマグカップを使うなら、チタン十字ゴトクがスタンドとピッタリ嵌るので、何でも安定して置けますよ(^-^)


EVERNEWアルコールストーブスタンド

40秒で安定燃焼になるのは同じ。炎がスタンドの穴から吹き出し、暫くするとスタンドが真っ赤になります。

5分で沸騰するのは、五徳の時と同じなので、スタンドの効果は防風のみということです。高さは十字ゴトクで十分ということですね。

ただ、この後、消化するのが6分なのが違いました。

スタンド+パワーブレード

パワーブレードは二段目のスタンドに置きます。


EVERNEWアルコールストーブスタンド パワーブレード

パワーブレードは反射熱でアルコールストーブを加熱して、アルコールの気化を促して火力をアップするのだそうです。

スタンドからの炎のはみ出しも少し増えています。

そのため、沸騰まで4分半と少し短くなり、消化も5分ほどに縮まります。

まとめ

沸騰時間 消化時間
直乗せ 9分半 16分
十字ゴトク 5分 8分
スタンド 5分 6分
パワーブレード 4分半 5分

燃料は、燃料用アルコール30mlを使用。

但し、これは室内での検証結果なので、山では気温や風の強さで全く違った結果が出るでしょうから、アルコール燃料は多めに持って行く必要が有ります。

一度使うだけで一段目のスタンドとクッカー以外は焼き目が入り、所々、チタン独特の青色が入ります(^-^)