8月の携帯・PHS契約数、ソフトバンクが純増首位を堅持 - ケータイ Watch
この記事を読んで、ふと計算してみました。
auが国内第三位に陥落する?!
【携帯電話:各グループごとの加入者数および総計】
事業者 | 純増数 | 累計 |
---|---|---|
NTTドコモ | 182,100 | 58,792,400 |
KDDI | 73,000 | 33,533,300 |
ソフトバンク | 239,000 | 26,622,700 |
イー・モバイル | 75,000 | 3,501,000 |
総計 | 589,200 | 122,449,400 |
注目はこの表です。
KDDIというのは、au+UQ WiMAXのことだと思いますが、要はauです。
auとソフトバンクの加入者数累計の差を、今月の純増数の差で割ってみると、
(33,533,300 - 26,622,700) / (239,000 - 73,000) = 41.6
つまり、このペースでソフトバンクとauの純増数が推移すると、あと42ヶ月でソフトバンクが国内第二位に上がり、auは第三位に落ちるのです。
「Android au」を大々的に掲げて来たauの伸びなやみは、auのAndroid端末を購入しているのは、auの箱庭から逃げられない現auユーザーばかりで、箱庭スマートフォンを買うために新規加入する人は少ないということです。
かつて、混沌の「レッツ東京デジタルフォン」時代に始まり、写メールと「(ユーザーが少ないから)繋がる!」と自虐的CMで一世を風靡したJ-PHONEも、vodafoneに買収されて、戦略ミスから完全一人負けになって瀕死の状態に陥りました。
そこを孫さんが買収して、運良く、ジョブズと孫さんのホットラインでiPhoneを独占してから快進撃を続けて来たソフトバンクですが、ここに来てようやく、万年三位から脱出できるかもしれません。
vodafone時代を除いてユーザー経験のある私からしても感慨深い。
iPhone 5次第で更に混沌か?
iPhone 5がどうなるか。既に昨年、iPhone 4のCDMA2000(auと同じ通信方式)版がアメリカでリリースされていますから、日本でもソフトバンクの独占販売は終わりを告げるかもしれません。
副社長が「我が社のビジネスプランと合わない」と、余計なことを喋ったdocomoは対象外かもしれませんが、auからiPhone 5が出て、純増数docomo一人負け時代が来る可能性が有ります。
そうなると、ソフトバンクよりはauの回線の方がマシだと思う人は多そう。そして、三社均衡の時代が来るのかもしれませんね。
各社それぞれの思惑で、iPhone 5の発表を楽しみに、或いは戦々恐々として待っていることでしょう。