なりなり日記

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iPhone 4と新iPod touch(iPod touch 4)を比較してみる

iPhone 4とPod touch 4(2010/9/1発表の新iPod touch)はどう違うのか、それぞれの仕様を比較してみました。iPod touch 4、又は、iPod touch 4Gは俗称で、正式名称はiPod touchなのですが、iPhone 4同様に、iPod touch 4とした方が分かりやすいですよね。

http://www.apple.com/jp/iphone/specs.html

こちらiPhone 4の公開仕様です。

http://www.apple.com/jp/ipodtouch/specs.html
こちらiPod touchの公開仕様です。

仕様比較一覧

以下、iPhone 4については公開仕様以外に分解記事によるもの、自分で使っていて知っていることなども含んでいますが、iPod touchに関しては、本日時点での公開仕様からの単純な抜き出しです。

仕様 iPhone 4 iPod touch 4
サイズ/重量 115.2×58.6×9.3mm/137g 111.0×58.9×7.2mm/101g
3G通信方式 UMTS/HSDPA/HSUPA (850、900、1900、2100 MHz) 非対応
Wi-Fi Wi-Fi 802.11b/g/n (802.11nは2.4GHzのみ) 同左
Bluetooth 2.1 + EDR 同左
位置情報 Assisted GPS (A-GPS)、デジタルコンパス Wi-Fi
バッテリー (1) リチウムイオン3.7 V 1420 mAh リチウムイオン
最大通話時間 7時間、連続待受時間300時間 非対応
インターネット利用最大時間 3G:6時間、Wi-Fi:10時間 非公開
最大再生時間 (2) ビデオ:10時間、オーディオ:40時間 ビデオ:7時間、オーディオ:40時間
動作時温度 0°〜35°C 同左
最高動作高度 3000m 同左
フラッシュメモリー容量 (3) 16GB、32GB 8GB、32GB、64GB
ホワイト(未発売)、ブラック ブラック・シルバーツートン
ディスプレイ (4) Retinaディスプレイ、3.5インチ(対角)ワイドスクリーンマルチタッチディスプレイ、960×640ピクセル 解像度326ppi、800:1コントラスト比(標準)、最大輝度 500 cd/m2(標準)、耐指紋性撥油コーティング 3.5インチ(対角)ワイドスクリーン、マルチタッチディスプレイ、960×640ピクセル解像度、326ppi
オーディオ再生 周波数特性:20Hz〜20,000Hz、対応するオーディオフォーマット:AAC (8〜320 Kbps)、保護されたAAC (iTunes Storeから購入)、HE-AAC、MP3(8〜320 Kbps)、MP3 VBR、Audible(フォーマット2、3、4、Audible Enhanced Audio、AAX、AAX+)、Apple Lossless、AIFF、WAV 同左
ビデオ再生 対応するビデオフォーマット:H.264ビデオ:最大720ピクセル、毎秒30フレーム、メインプロファイルレベル3.1(最高160KbpsのAAC-LC);MPEG4ビデオ:最高2.5Mbps、640x480ピクセル、毎秒30フレーム、シンプルプロファイル(最高160KbpsのAAC-LC)、;Motion JPEG(M-JPEG):最高35Mbps、1280x720ピクセル、毎秒30フレーム 同左
メイン(背面)カメラ (5) 5メガピクセル、720p HDビデオ(最大30 fps、オーディオ入り)、LEDフラッシュ ビデオは同じだが、カメラは960x720ピクセル、フラッシュ無し
サブ(表面)カメラ VGA画質の写真とビデオ(最大30fps、フロントカメラ) 同左
カメラ共通機能 (6) タップでのフォーカス コントロール、LEDフラッシュ、写真とビデオへのジオタグ添付 タップして露出をコントロール
センサー (7) 3軸ジャイロスコープ、加速度センサー、近接センサー、環境光センサー 近接センサーのみ無し
対応するメール添付ファイル .jpg、.tiff、.gif(画像) .doc、.docx (Microsoft Word) .htm、.html(ウェブページ) .key(Keynote) .numbers(Numbers) .pages(Pages) .pdf(Preview、Adobe Acrobat) .ppt、.pptx(Microsoft PowerPoint) .txt(text) .rtf(リッチテキストフォーマット) .vcf(連絡先) .xls、.xlsx(Microsoft Excel) 同左
価格 (8) 16GB 46,080円(0円)/32GB 57,600円(11,520円) 8GB 20,900円/32GB 27,800/64GB 36,800円

注目ポイント比較

注目ポイントというか、iPhone 4とiPod touchの相違点を順に見ていきましょう。

(1)バッテリー容量
もともとAppleはいつも公開しません。iPhone 4の容量は日経エレクトロニクス他の分解記事によるものです。

(2)最大再生時間
iPodの方がビデオ再生時間が3時間も短いところを見ると、 バッテリー容量が少ないのでしょうか。オーディオは消費電力が少ないために差が見えないと。

(3)フラッシュメモリー容量
touchはiPhone 4に有る16Gが無くて、その代わりiPhone 4に無い8Gと64Gが有ります。何の意図でしょう?何らかのリサーチ結果に基くのでしょうか、それとも日本ではiPhone 4 32Gが人気ですが、世界的には16Gが人気なためにフラッシュメモリーが不足気味だとか?

(4)ディスプレイ

何故か仕様一覧には記載されていませんが、Retinaディスプレイなのですね。同じ解像度でも、何か違うのかと思いました。耐指紋性撥油コーティングはどうなのでしょう。記載はありません。

(5)メインカメラ
720p HDビデオ(最大30 fps、オーディオ入り)は同じですが、iPhone 4のカメラが5メガピクセルですから500万画素(2592×1944)であるのに対して、touchは960×720ピクセル、つまり画素数は69万画素という低解像度です。しかもフラッシュも有りません。

(6)タップフォーカス
iPhone 4はタップでのフォーカスとなっていますが、同時に露出もコントロールされますが、touchは敢えて露出コントロールとなっています。オートフォーカスも無し?

(7)センサー
近接センサーのみ無いのは、touchでは普通の電話は想定していないから、本体に顔を近付けることはないという前提なのでしょう。

(8)価格
iPhone 4価格は、カッコ内が2年間月々割を適用した分を差し引いた価格です。

32G同士の端末価格比較では、
iPhone 4 57,600円(11,520円)
touch 27,800
となります。定価で考えると、touchは半額ですね。

総評

iPhone 4から3Gチップやアンテナ、それに付随する電波干渉対策、近接センサー、GPS、LEDフラッシュを取り去って、カメラの画素数を下げると半額になると。これは、touchの原価と販売価格を抑えるためと、スペック的に劣るものにすることによってiPhoneと差別化することの両方の意味が有るのでしょう。

ポータブルルーターと組み合わせてdocomo回線で使いたい人には、相変わらず悩ましい機能差ではないですかね。特にカメラがショボい。この解像度では、iPhone 4のようなデジカメ代わりとはいきません。あくまで、touchの画面で拡大無しで見るだけです。

http://store.apple.com/jp/browse/home/shop_ipod/family/ipod_touch?aid=AIC-WWW-NAUS-K2-BUYNOW-IPODTOUCH-INDEX&cp=BUYNOW-IPODTOUCH-INDEX

新型iPodtouchはApple Storeで既に購入可能ですが、出荷は2〜3週間後となっています。

iPhoneのカーナビアプリ navico 全国詳細地図版がアップデート

iPhoneのカーナビアプリ navico 全国詳細版(6,000円)navico がアップデートされています。


アップデート内容は

  • 音声案内の音量、音質の設定が出来るようになった
  • 登録地点の分類を増やした
  • 好きな場所を起点にしたルート探索が可能になった
  • 連絡先から目的地探索が可能になった
  • 他のアプリケーションからnavicoを呼び出せるようになった
  • 経由地を設定しやすくなった
  • その他、安定性の向上など

です。

では、それぞれを見ていってみましょう。


音声設定はこのように、ナビの音量と音楽の音量を個別に設定出来ます。


音質もこれらの中から選べます。


今までは数少なかった登録地点の分類が随分と増えました。自分で設定出来た方が便利なのですが。


任意の地点にマークを移動して


マークをタップするとメニューが表れます。


自動車位置変更を選ぶと、フリーモードになります。


この状態で目的地を設定すると


マークした地点を起点としたルート探索がされている事がわかります。


更に、周辺検索をして経由地を設定してみましょう。


ここで、経由地を設定します。


藍屋が経由地の一番目に設定されました。


更に、経由地を追加して


スワイプで経由地を入れ替えると、経由順が変更されます。


今までは経由地設定が面倒だった記憶が有るので、確かに簡単になっているようです。


探索メニュー「連絡先から」を選ぶと


自分の連絡先から目的地を選べます。
連絡先に住所が入力されていれば、フリー探索メニューに飛んでくれます。


基本的な設定のしやすさと安定性の向上がメインのようです。

  • VICS対応
  • ジャイロスコープによる位置精度の向上

この辺りの早目の改善を待っています!