こんにちは、なりなりです(^ ^)
両親の運命を決める、担当医、看護師、ソーシャルワーカーの皆さんに加えて、入居予定の紹介担当者さんを加えた面談が行われました。
数日前の話
父親がどうしても息子と話をさせろとしつこかったらしく、電話で話したのですが…
- 僕が勝手に家の整理をしたことに激怒(本人がしないからしたのに)
- 何千万手に入ることが決まっているとかいう妄想止まらず
- 家はすぐに取り返すとの妄想止まらず
この人は、本当に精神病棟の多床室で人生の最後を迎えるのだなと諦めました。
あとは、母親だけでも、人間らしい人生の最後を迎えて欲しいものです。
だいたい、この1ヶ月、僕ら夫婦があの2人の行き先探しと後始末にどれだけの時間を費やしたか。
年金が差押えにならないことを利用して、ありとあらゆる対価を支払わずに踏み倒してるんですよ…
関係者一同で打合せ
何せ、両親2人が別々の病棟に入っているものですから
- 担当医 2名
- 看護師 2名
- ソーシャルワーカー 2名
- 施設紹介の担当者
- 我々夫婦
の総勢8名での打合せというか、作戦会議となりました。
紹介担当者さんは、車で120kmくらいかけて来て下さいました。
無理な条件に応えて頂いた上、大変申し訳ないです。感謝してもしきれません。
あの2人は、これだけの方々にお世話になっていることを、微塵も感謝していない訳ですが…
更に、父親との電話の後、紹介担当者さんには、
【親の介護】入居先の候補が決まりました - なりなり日記
こちらに書いた施設1は無理っぽいと話しておいたところ、もう一つ、重度の認知症患者専門の介護施設が特別価格、込み込み10万円で対応してくれるとの提案を頂きました。
何て、良い方なのでしょう!
何か騙されているのではないかと勘ぐってしまうくらいですが、僕らを騙しても何も得るものが無いですから。
ここは、デイサービスは無く、個室か共用スペースで一年中自由に過ごすだけの施設です。
まあ、軟禁ですね。一歩たりとも外には出れません。
月一の病院通いはあるか。
父親はデイサービスとか楽しむとは思えないので、一年中テレビを見ながら仕事の妄想をしていれば良いのではないですかね。
主治医の先生は、最初は、父親は薬のコントロールが必要からしばらく入院が必要だと仰っていましたが、こちらの施設では精神病院と密に連携して、薬のコントロールも出来るとのことだったので、問題ないだろうと言って頂けました。
この打合せの結果、母親は施設1にかけてみるが、父親は新たに提案頂いた施設が良いのではということになりました。
病院の皆さんは、この2人がこんな好条件で短期に退院することになるとは、全く思っていなかったようです。
一体、どうしたら良いのかと、皆さんも困られていたようです。
紹介者さんは羨望の眼差しで病院のソーシャルワーカーかんに迎えられて、名刺交換されていました。
両親と面会
母親と
まずは、母親と。
相変わらず、施設には行かない、慣れない土地に行きたくないとごねていましたが、皆んなで説得した結果、まずは行ってみることに。
多分、流されやすい人なので、行ってしまえば何とかなるのではないかと。
「勝手に外に出てはいけないよ」ということは、何度も伝えましたが、さて、どうなりますか。
父親のことを気にしていましたが、あの人はもう気が狂ってるから一緒には暮らせない。
一緒にいると地獄に落ちるからと説得しました。
万が一、逃亡を何度も企てて追い出された場合は、ここまで対応頂いたのだから、また別の施設を紹介して貰えると信じます。
母親は来週退院、施設に入居する予定です。施設まで、僕と奥さんが車で連れて行きます。
父親と
問題の父親です。
面会の結果、結局、電話と同じ感じでした…もうダメ、終わってる。
僕の教育を間違ったとか、仕舞いには妻にも悪態をつく始末です。
今日提案して貰った施設に軟禁します。
もっとも、ここは認知症専門なので、別の病気にかかったら出て行かなくてはならないのですが。
退院は再来週、施設に収監します。
僕は退院手続きには来ますが、移動は介護タクシーを使うことにしました。僕と会うと揉めるの必至だし。
このタクシーも施設の紹介者さん手配です。病院ご存知の業者さんより1万円以上安い…
話を聞くたびに驚く、ソーシャルワーカーさん達…勿論、しっかり営業して帰られましたが。
この施設には、必要な手続きや呼び出しが有れば行きますが、面会には行きませんから、次に会うのは病に倒れて入院せざるを得なくなった時でしょう。
市役所で転出届け
もう一週間後には入居で、2人とも入居先に現住所を移すため、転出届けを出してきました。
今は便利なようで、住民票を移せば、年金、健康保険、介護保険の住所も自動的に移されるそうです。
また、高齢者施設に住所を移す場合は、健康保険と介護保険の扱いは、元の住所の市町村が継続して行うのだそうです。
どういう意図なのかよく分かりませんが、僕らの場合は、施設よりは実家の方が近いので、手続きなどが楽かな。
追記
母親は典型的な「アルツハイマー型認知症」ですが、父親は「前頭側頭型認知症」の可能性が高いとのことでした。
確かにそうかもしれません。
この病気を知っていれば、10年以上前に病院に収容して、家を失うことも無かったかもしれません。
親の行動が、一部でも常軌を逸している場合は、病気を疑った方が良いです。
僕は、元気で2人で暮らしている親を強制入院させたり、財産を管理したり出来ないと思っていましたが、その気になれば出来ます。
実際、やりましたし。
勿論、かなりグレーな行為なので、地域包括センターや病院の協力が必要ですけど。