こんにちは、なりなりです(^ ^)
サイクリングは楽しいし、既にロードバイクとクロスバイクを持っているわけですが、折畳み自転車にも興味が出てきました。
折畳み自転車に興味を持ったわけ
現状
- 長距離サイクリングはGIANTのREVOLT 1
- 街乗りや奥さんとの近距離ポタリングはGIANTのESCAPE R3
と自転車を使い分けているのですが、長距離サイクリングに少し飽きてきました(^◇^;)
基本的に僕が飽きっぽいのですが、僕の住んでいる地域は海も山も走って行けるものの、どちらに到着するにも片道50km、往復100km程度必要です。
今のところ僕が1日に走るのは150kmくらいが限界なのですが、そのうちつまらない区間が100kmあるわけです。
つまらない区間をパスするには輪行という手段が有るのですが
- バッグに仕舞うのに30分弱かかって嫌になった
- 背が低いため車体をぶつけずに運ぶのが意外と大変
- 階段の昇り降りは更に大変
- デカイため電車内で気を使う
- 電車の最前部か最後部に乗る必要がある
という具合で、一度しかやってません。
車に積むという手段は、奥さんと行くには良いのですが、基本的に運転が面倒なため、あまりひとりでやる気にはならず、こちらもひとりで行ったのは一度だけ。
というわけで、輪行が気楽に出来る折畳み自転車に興味を持ったわけです。
あと、ロードバイクは何となく本気走りしないといけない感が有りますが、小径車はのんびりでいい。
ロードでクロスや小径車に抜かれるのは悲しいけど、小径車はママチャリに抜かれても気にならない。
逆に、調子のいい時は気を抜いたロードを煽ることもある。
小径車は雑踏の中でも邪魔にならないので、知らない街中をのんびり巡るのにも適しています。
どんな折畳み自転車が良いのか
BD-1のシフターをグリップシフトからラピッドファイヤーに変更 - なりなり日記
実は、こちらに書いた様に、以前、BD-1を所有していたのですが、奥さんがESCAPE R3を購入したのに合わせて僕もESCAPE R3を購入し、その時にBD-1は処分してしまったんです。
その時の感じからすると
- 長距離乗るには最低でも18インチが必要
- 峠道を走るにはフロントダブルが必要
です。
僕の中で折畳み自転車、ホールディング バイクの王道といえば、ドイツのbirdy(昔のBD-1)、イギリスのブロンプトン(BROMPTON)、アメリカのダホーン(DAHON)です。
birdyは18インチでギリ長距離走れますがフロントダブル無しのため対象外。フロント、リア共にサスペンション付きで、乗り心地も良いのですが…
フロントシングルを改造してダブル化するというのも有りで、実際、ネットでもその手の記事は多いのですが、正直面倒だし、コスパが悪いのは明らかです。
ブロンプトンは16インチの時点で却下、更にフロントダブル無し。ブロンプトンをダブル化したりしてる人もいますが、16インチは本格的に走る自転車じゃないです。折畳み時は最高にコンパクトになるのですが。
18インチはbirdyくらいなので、20インチでフロントダブルなモデルを探しますが、実はこの2つを満たすというより、フロントダブルの条件だけでも車種は限られます。
また、20万円を超える様なモデルは、僕の様な庶民が買うものでは無いので対象外とします。
DAHON Visc EVO
Visc EVO - PRODUCT | DAHON OFFICIAL SITE - ダホン 公式サイト
アメリカの折畳み自転車専門ブランドDAHONのモデルで唯一、条件に合致するのがVisc EVOです。
- 税抜き12万3千円
- 重量 10.9kg
- 20インチ 451ホイール
- 変速機 フロント2段、リア10段
- メインコンポーネント シマノTiagra
- ギア比 1.56-4.81
- 材質 フレーム、フォーク共にアルミ
451ホイールは直径451mmで、ギア比が1.56-4.81ですから、タイヤの厚みを無視した一漕ぎで進む距離は、2.21m-6.81m(直径×3.14)です。
僕のREVOLT1は700cタイヤでギア比が1.0-4.36なので2.20m-9.58mですから、軽いギアはグラベルロードロード並みなので、同じ様に峠道を登れます。
但し、小径車はダンシングがしにくいです。
カラーもマンゴーオレンジ、ホワイト、チタンと中々魅力的。
折畳み方法は
- シートを下げる
- ハンドルを畳み
- フレームを2つに折る
の3段階と至って普通で、折畳み時のサイズは、W82 × H65 × D39cmです。
Viscの代名詞ともいえるRe-Barヒンジテクノロジー。通常のメインフレームのみのヒンジに比べフレーム接触面積の拡大により高剛性、捻じれ解消が図れる。
このヒンジはDAHONの中でも特殊で、がっつり走るには良いのでしょう。
但し、小径車の場合、あまりがっしりしてると、硬すぎて振動が体にキツイ場合も有ります。
変速系統の要となるディレイラー、シフターはShimanoロード用ミドルグレードの Tiagraを搭載。
正直、折畳み自転車にTiagraはオーバースペックでSORAで十分だし、Clarisでも良いんじゃないかと。
それによって数万円安くなる方がいいです。
その他、ペダルが折畳み式なので輪行時に体に当たりにくくて運びやすいですが、耐久性には不安を感じます。
全体的には、強固なヒンジが特徴的で、コンポネートがTiagraと少し贅沢ですが、DAHONらしいシンプルなモデルです。
KHS F-20シリーズ
KHSという自転車メーカーは今まで知りませんでしたが、僕の条件に合致する自転車が多数あります。
DAHON同様、KHSもアメリカの自転車メーカーです。大柄なアメリカ人が小径の折畳み自転車乗るというのが想像出来ないのですが(^◇^;)
F-20R
一番メジャーなのはF-20Rっぽいです。
- 税抜き14万円
- 重量 11.3kg
- 20インチ 451ホイール
- 変速機 フロント2段、リア9段、シマノSORA
- ギア比 1.56-4.72
- 材質 フレーム クロモリ、フォーク アルミ
軽いギアはDAHON Visc EVO並みなので登りは強い。
カラーはシルバーとブラック。
一番特徴的なのブルホーン(牛の角)というハンドル形状です。このハンドルは今まで何度か見たことはあります。
クロスバイクや殆どの折畳み自転車はフラットバー、ロードバイクはドロップハンドルで、ブルホーンはかなり珍しいです。
でも、フラットは長距離に向かず、ドロップは折畳みに向かないので、ある意味必然かも。
また、フレームがクロモリであることに加えて、ソフトテールと言って、シートチューブとシートステーがクッションで繋がれているため、DAHONより乗り心地がマイルドな筈です。
折畳み方法は
- ハンドルを引き抜いてオプションのハンドルアダプターに挿し込む
- フレームを2つに折る
- シートを下げる
の3段階というか4段階です。
ブルホーンハンドルのため、DAHONより少し面倒ですね。
クランクの下に台座が付いていて、折り畳むとこれが本体を支えてくれて安定します。
折畳み時のサイズは70×78×36cmとなっており、写真を見る限りW78xH70xD36cmですから、W82×H65xD39cmのVisc Evoと比べて、高さは4cm高いですが、幅5cm、奥行3cm小さい様です。
意外です。写真で比べるとVisc Evoの方が小さく見えるのですが。
奥行が3cm短いので、東海道などのグリーン車の席の後ろに置くにも、普通車で両脇のシートの横に置くにも邪魔になりにくそう。
折畳み方や輪行バッグへの入れ方はこちらをご参考に。
ブルホーンにはドロップと違って下ハンドルはありませんが、フラットバーと違って複数のハンドルポジションが選べるので、長距離に向きます。
また、フラットのハンドルグリップもそうですが、ブルホーンもバーテープをクッション性の高いものに交換すれば腕への震度を和らげることが出来ます。
但し、シフターが少し硬くて扱いが少し難しいという指摘も見られます。
http://www.khsjapan.com/news/event.htmlhttp://www.khsjapan.com/news/event.html
身近なサイクルショップで試乗できれば良いですが、なかなか無いですよね。でも、KHS JAPANが定期的に試乗会を開催しているので、僕もそのうち行ってみる予定です。
F-20RS
- 税抜き12万円
- 重量 11.4kg
- 20インチ
- 変速機 フロント2段、リア9段、Microshift FD-R352F/RD-R32S
- ギア比 1.56-4.81
- 材質 フレーム クロモリ、フォーク アルミ
Sは恐らく元々smallのSで、小柄な人用にSサイズが有るのですが、Rと同じMサイズもあります。
上述したようにRのシフターは、指の力が弱かったり掌が小さい人には多少扱い難いためだと思われます。
小柄な人用にラピッドファイアー版を出したら、小柄でない人からも要望が多くあったといったところか。
スペック的には変速機とシフターの違いだけの様です。Microshiftというメーカーを僕は知りません。
カラーもオレンジ、ホワイト、ブルーとRに比べて鮮やかですが、ブルーの写真はシフターが実物と異なる様です。
見た目はシフターの違いによって、ワイヤーの引き回しが多少野暮ったく感じますね。
F-20RC
- 税抜き17万円
- 重量 11.1kg
- 20インチ 451ホイール
- 変速機 フロント2段、リア10段、シマノTiagra
- ギア比 1.44-4.72
- 材質 フレーム クロモリ、フォーク カーボン
Rとの違いは変速機がTiagraになっていることと、フォークがカーボンになっていること。
Tiagraとの違いは微妙だけど、カーボンフォークは振動吸収が良く、腕の疲労軽減に役立つでしょう。
お金に余裕が有れば、ですね。
カラーはブラックとブルーの2種類が有るので、それなりに売れているのでしょうね。
F-20G
- 税抜き11万円
- 重量 12.5g
- 20インチ 406ホイール
- 変速機 フロント2段、リア8段、シマノClaris
- ギア比 1.3-4.81
- 材質 フレーム、フォーク共にクロモリ
カラーはアイボリーとグリーン。
ドロップハンドル、シマノClarisのGです。RS同様にSサイズも用意されています。
20インチタイヤですが、何故かR系よりサイズの小さい406ホイールが採用されています。
小径車にドロップってたまに有りますし改造している人もいますが、僕はやりすぎだと思います。
折り畳んだ時も邪魔ですし。
F-20S
http://khsjapan.com/products/f-20s/http://khsjapan.com/products/f-20s/
- 税抜き11万円
- 重量 不明
- 20インチ 451ホイール
- 変速機 フロント2段、リア8段、シマノClaris
- ギア比 1.3-4.81
- 材質 フレーム、フォーク共にクロモリ
Rをフラットバーにして、変速機をClarisにしたのがSです。何故か重量が不明ですが11kg程度でしょう。
カラーはクロームシルバーのみ。
F-20T3 451
- 税抜き10万円
- 重量 11.5kg
- 20インチ 451ホイール
- 変速機 フロント3段、リア9段、Micro-shift/Shimano RD-4601GS
- ギア比 不明
- 材質 フレーム、フォーク共にクロモリ
なんだか微妙にスペックが曖昧になってきてますね。リアのギアよく分かりますません。
フロントも3段は必要ないです。
但しカラーはチタンとイエローなので、Sのシルバーより好きな色なら、こちらの選択も有りか。
F-20JJ
- 税抜き8万円
- 重量 12kg
- 20インチ 406ホイール
- 変速機 フロント2段、リア8段、Microshift FD-R42F/RD-M45S
- ギア比 不明
- 材質 フレーム、フォーク共にクロモリ
フロント2段で8万は安いですが、F-20シリーズ唯一、ソフトテールでは有りません。
これを選ぶなら、もう少し奮発した方が良さそう。
DOPPEL GANGER BLACKMAX 202X GIANT KILLING
【販売終了】202X 20インチ折りたたみ自転車 - DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー)
何だかやけに長い名前ですが、DOPPEL GANGERは日本のアウトドアメーカーです。
BLACKMAXはシリーズ名、202Xが車名で、GIANT KILLINGは愛称?
- 税抜き6万5千円
- 重量 11.3kg
- 20インチ 451ホイール
- 変速機 フロント2段、リア8段、Microshiftラピッドファイアー
- ギア比 1.31-4.33
- 材質 フレーム、フォーク共にアルミ
あまり自転車を知らない人は感じないでしょうが、フロントダブルで6万5千円は安い!安すぎて不安になります。
カラーはブラックのみ。
一通りのことは抑えてますし
【販売終了】DFB377-DP トップチューブバッグ - DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー)
このトップチューブバッグなんかも便利そう。
問題は、フレームやコンポネートなどの耐久性がどうかです。
街乗りなら良いですが、それならフロント2段は不要です。シングルで12kgくらいの自転車は、DAHONなどでいくらでも有ります。
いろいろ探していたら見つけたので掲載しましたが、僕自身はドッペルギャンガーの自転車は、買わないと思います。
まとめ
僕的には
- KHS F-20R
- KHS F-20RS
- KHS F-20S
- DAHON Visc EVO
の順に気になります。
ブルホーンは長距離乗るのに良さそう、クロームフレームとソフトテールがDAHONの普通のアルミフレームより疲れなそう。
というのが理由です。
ゆっくりペースで実機も確認しながら考えて、購入は再来年とかの予定です。
今年はApple Watch、来年はiPhoneと出費が続くので。
* 追記
birdy monocoque airをカラーオーダーシステムで発注しました! - なりなり日記
結局購入したのは、ご紹介したどれでもなく、birdyでした…
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