なりなり日記

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【Python入門】インタラクティブモードで関数電卓として使う


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こんにちは、なりなりです(^ ^)

Pythonはプログラミング言語ですが、プログラムを組むのは敷居が高いという人にもお勧めです(^-^)

僕が通信系のハードウェアエンジニアということもありますが、Pythonはインタプリタで、かつ、インタラクティブモードを備えるため、プログラミングに興味が無くても、関数電卓としてとても便利です。

技術系の人はWindows PCやスマホの標準電卓では機能的に足りず、PCではExcelを使ったりするでしょうが、Pythonの方が便利です。

専門的な計算にはMATLABを使う人もいるでしょうが、あれは30万円ほどしますよね。

Pythonは基本的にフリーのオープンソースですから、NumPyという無料の拡張モジュールを使えば、行列演算までこなしてしまいます。

Simulinkまで使わないなら、Pythonで事足りるかもしれませんよ(^-^)


関数電卓としての簡単な使用例を

Pythonista 3

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iOSアプリのPythonista 3で動かしながらご紹介します。

インタラクティブモードは実行画面と同じで

ファイル表示モードから左スワイプ


するとプログラミングモードに切り替わるので、もう一度左スワイプ


これで、実行、インタラクティブモードに切り替わります。


ここで、数学関数ライブラリmathや複素関数ライブラリcmathをモジュールとして使えるようにするには

import math
import cmath

としてやればいいです。


一番下のウィンドウに入力すると


入力式は「>>>」の右、実行結果は下の行に現れますが、このやり方だとmath.log10()といった感じで、少々入力が面倒…こんな時は

>>> from math import *
>>> log10(100)
2.0

の様にしてやると、モジュール名を指定する必要が無くなって便利です。

mathライブラリはC言語のライブラリを使用するので、三角関数、双曲線関数、指数関数、対数関数、べき乗関数、誤差関数など、理数系の計算の大半を網羅しています。

>>> from cmath import *
>>> a=10+5j
>>> a
(10+5j)
>>> b=4+3j
>>> a+b
(14+8j)
>>> a*b
(25+50j)
>>> cos(a+b)
(203.80397430636788-1476.4792883345817j

複素数の計算もこの通り普通に出来ますから、フーリエ変換なども簡単に出来ます。

因みに、数学では虚数をiで表し、工学ではjで表す習慣ですが、Pythonではjで表します。


iPhoneなどでは各種関数電卓を入手出来ますか、PCでの計算が面倒だとお感じの方はお試しください(^-^)