こんにちは、なりなり@narinarissuです(^ ^)
iPhone 3Gが発売されて以降、コンデジから離れて久しいのですが、トレランやサイクリングで使うには、
iPhoneは
- 堅牢なケースに入れないと破損が心配
- カメラの起動からシャッターを押すまでに液晶のタッチが必要で、汗で濡れた手での操作性が悪い
特に、汗で濡れた手での使い勝手の悪さに閉口します。
また、去年から使い出したTORQUE G02も、最初はいい気がしたのですが、
- 画質が安定せず、後からガッカリすることが多い
- 撮影の度に自転車のハンドルバーから外すのが面倒
です。
GPSナビやログ取りでもそうですが、スマホを使うほどに、「やれば出来る」ことと「快適に出来る」ことの違いを痛感します。
現状では、スマホには多くを求めずに、安く済ませるのが正解です。
それでも実際にコンデジを買うべきか決断できずにいたのですが、奥さんが使っているコンデジの調子が悪くなってきたのがだめ押しになりました。
サイクリング関係の買い物が落ち着いて来たことも有ります。
トレッキング、トレラン、サイクリングでコンデジに求めること
- 防水性(雨に濡れたり沢に落としたり)
- 堅牢性(結構落とすので)
- 望遠(遠景を撮るとき、4倍は欲しい)
が必須条件でしょうか。
いわゆる防水コンデジなら、ほとんどの機種が満たしているでしょう。
もう一点、所詮はコンデジなので、価格的にはせいぜい4万円台かな。2万円台希望。
その他はどうかというと
小型軽量
特にサイクリングなら、ジャージの背面ポケットに入れると使い勝手が良いです。
普通のコンデジならサイズ的にはどれも問題有りませんが、軽いに越したことはありません。
開放f値3未満や裏面照射型CMOSセンサー
暗がりでも綺麗な写真が撮れますが、僕のように日帰りがほとんどなら、明るいうちに山から降り、サイクリングも夕方には帰路についているため、関係無いです。
特に山に泊まるなら、夕暮れや明け方の景色を綺麗に撮るために必要です。
Wi-Fi
付いていた方がスマホに取り込みやすいです。Wi-Fi付きのSDカードは、どうも電力消費が激しいイメージですから。
また、僕ら夫婦の場合、二人で出掛ける時は、奥さんはコンデジ、僕はスマホという使い方になるので、その場で写真をシェアできるのが便利。
但し、iPhoneもAndroidも標準機能ではなくアプリを使うのですが、正直、アプリの評価が総じて悪いです。
自分のスマホとの接続性を店頭で確認した方が良さそう。
また、アップデート頻度の低いものは、信用できません。
GPS
スマホに慣れてしまうと、意図的にOFFにしている人を除くと、写真に位置情報が付いているのは普通です。
そのため、GPS非対応と言われると、少しガッカリします。
GPS非対応でも、Wi-Fi対応で自分のスマホと安定して接続出来るなら、出掛けたその場やその日のうちにスマホに落としてしまえば、どこの写真か分からなくなることは無いかな。
逆に、Wi-FiもGPSもどちらも非対応というのは、今時有り得ないかも。
様々な撮影モード
今時のカメラは、スマホも含めてこれでもかというほど多彩な撮影モードが有りますが、使いこなせるものではないし、コンデジやスマホで写真を撮る時は、オートで簡単にそこそこ綺麗に撮りたいんです。
我が家の手持ちのコンデジは、ソニーのCyber-shot DSC-HX7V(GPSもWi-Fiも無し、光学10倍ズーム、1620万画素)ですが、スマホ画面で見る限りは、iPhone 6は勿論、iPhone 5よりも綺麗に撮れた試しがありません。
各社のカメラ詳細
ご紹介するのは
- キャノン
- 富士フイルム
- ニコン
- オリンパス
の4社、4機種です。
リコーにも該当機種WG-40、WG-5があるのですが、どうにもデザインが嫌。2台持ちならまだしも、メインのカメラとして選ぶ気がしないので却下。
経営再建中のソニーはこの分野から撤退したようです。アクションカムに集中かな?
パナソニックも、この分野はウェアラブルカメラ(アクションカム)に集中のようです。
僕の感覚だと、アクションカムはカメラでなくビデオですし、現状では大袈裟で恥ずかしく、一部のマニアが使うものです。
サングラスにさりげなく付いていて、サングラス内でモニター出来るようになれば使うかなと思うけど、それが高画質、かつ、長時間使えるようになるのは、何十年後か...
キャノン PowerShot D30
まずは、防水コンデジの元祖、キャノンから。僕もフィルムカメラ時代の防水コンデジ、いや、コンパクトカメラを使っていたことがあります。
プールや海に持ち込んで、楽しく使っていました。
http://cweb.canon.jp/camera/dcam/lineup/powershot/d30/http://cweb.canon.jp/camera/dcam/lineup/powershot/d30/
他社の多くが複数カラー展開なのに対して、青のみです。この色を嫌だと思う人も少ないでしょうけど。PowerShot D30の主な仕様は
- 防水 25m
- 耐落下衝撃 2m
- 光学望遠 5倍
- 手ぶれ補正 無し
- 価格 2万2453円(6/13現在楽天最安値)
- 重量 218g(バッテリー込み)
- 大きさ 109.4×68.0×27.5mm
- 1/2.3型 裏面照射CMOS 1210万画素
- 開放F値 F3.9(W) -F4.8(T)
- Wi-Fi 無し
- GPS 有り
※W:wide(ワイド端)、T:tele(ズーム端)
その他の特徴
晴天時の屋外でも、液晶画面が見やすい「液晶晴天モード」
バックライト(LED)を増加することで、輝度がアップ。設定メニューまたはDISP.ボタンを長押しして「液晶晴天モード」を「入」に設定するだけで、アウトドア撮影時など、直射日光を受けるシーンでも、撮影や画像のチェックがより快適に行えます。
操作しやすい、持ち運びやすい「レイアウト&薄型デザイン」
手袋をしたままでも押しやすい立体的で大型ボタンや十字キーを採用。しっかりと握れるグリップパッドとのコンビネーションで、アウトドアシーンで優れた操作性を発揮します。ボディーサイズはコンパクトさを追求し、持ち運びやすい小型・薄型を実現しました。
トータルの特徴としては、防水、耐衝撃の基本性能を押さえながら、
- 安価
- 軽量
- Wi-Fi非対応だけどGPSは対応
- F3.9と暗めだけど裏面照射型CMOS
であり、総じて悪くは無いですが、GPSかWi-Fiか、どちらかを選ぶなら、Wi-Fiを選んで欲しかった。
実際に持った感じや操作性は、実機レビュー編にて。
富士フイルム FinePix XP90
http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/xp/finepix_xp90/http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/xp/finepix_xp90/
こちらは、イエロー、ブルー、ライムの3色。
FinePix XP90の主な仕様は
- 防水 15m
- 耐落下衝撃 1.75m
- 光学望遠 5倍
- 手ぶれ補正 光学
- 価格 1万9224円(6/13現在楽天最安値)
- 重量 203g(バッテリー込み)
- 大きさ 109.6×71.0×27.8mm
- 1/2.3型 裏面照射CMOS 1640万画素
- 開放F値 F3.9(W) -F4.9(T)
- Wi-Fi 有り
- GPS 無し
※W:wide(ワイド端)、T:tele(ズーム端)
その他の特徴
連写切替ボタンで狙ったシャッターチャンスを逃さない
連写切替ボタンで、素早く高速連写撮影。
高速連写 10コマ/秒(最大記録枚数10枚)(*3)
超高速連写 60コマ/秒(最大記録枚数70枚、16:9 Sサイズに限られます。
インターバル撮影した画像を動画に自動合成
新機能として「タイムラプス動画自動合成機能」を搭載しました。インターバル撮影で撮った素材を、自動的に動画に合成。コマ送りのような印象的な映像を楽しめます。設定はインターバル撮影時に「静止画+動画」を選択するだけ。もちろん、従来通りインターバル撮影の静止画も保存できます。フレームレートは10fps/30fps/60fpsから、動画サイズはフルHDなど3種類から選択可能です。
スマホと連動したワイヤレス機能
カンタン送信
「Wi-Fiボタン」をワンプッシュするだけで、写真をスマートフォンやタブレットへ送信できます。IDやパスワード入力も不要で、カンタンに仲間と写真をシェアしたりSNSへのアップが楽しめます。
リモート撮影
スマートフォンやタブレットを使ってリモート操作撮影ができます。ズーム設定や動画切換も遠隔操作でき、近づくのが難しい野生動物や厳しい自然環境での撮影時に重宝します。
安心の片手撮影
カメラ正面のグリップと背面のサムレストにより、カメラをしっかりとホールディングすることができます。
両手が使えないシーンでの片手撮影をサポートします。1. サムレスト
2. フロントグリップ
PowerShot D30よりちょっとだけ大きくて(形状の違いかも)少しだけ軽く、もろにぶつかる機種です。
どちらもレンズは隅に付いており、右手のグリップもよく考えられていますが、FinePixは更に光学手ぶれ補正が付いていて安心。
価格優先でGPSを捨てた代わりにWi-Fi付きで使い勝手が良い。
アプリの出来さえ良ければ、仕様を見る限りは、PowerShotを選ぶ理由は無さそうです。
ニコン COOLPIX AW130
COOLPIX AW130 - 概要 | コンパクトデジタルカメラ | ニコンイメージング
こちらは、オレンジ、カモフラージュグリーン、ブルーの3色。
COOLPIX AW130の主な仕様は
- 防水 30m
- 耐落下衝撃 2.1m
- 光学望遠 5倍
- 手ぶれ補正 光学+電子
- 価格 3万2900円(6/13現在楽天最安値)
- 重量 221g(バッテリー込み)
- 大きさ 110.4×66.0×26.8mm
- 1/2.3型 原色CMOS 1605万画素
- 開放F値 F2.8(W) -F4.9(T)
- Wi-Fi 有り
- GPS 有り
※W:wide(ワイド端)、T:tele(ズーム端)
その他の特徴
タッチでカンタンWi-Fi 接続「Wi-Fi 内蔵&NFC対応」
スマートデバイスにカメラの写真を送信できるWi-Fi®内蔵モデルです。NFC機能を搭載したAndroid ™ 4.0以降のスマートデバイスなら、カメラとタッチでWi-Fi®接続が可能。外出先でもスマートデバイス経由で、旅行や記念日の思い出をすぐに共有できます。メニュー画面から設定しなくてもワンボタンでカメラのWi-Fi®機能がオンになる、専用のWi-Fiボタンも搭載しています。
Wi-Fiボタン
ワンボタンでカメラのWi-Fi®機能がON。メニュー画面を経由しなくても、スピーディーにSSID/パスワード設定画面を呼び出せます。
カメラのNマークにスマートデバイスのNFCアンテナ部をタッチすると、Android 4.0以降のスマートデバイスとカンタンにWi-Fi®接続できます。スマートデバイスのWi-Fi機能専用アプリケーション「Wireless Mobile Utility」が自動的に起動するため、SSID選択やパスワード入力が不要です。
Wireless Mobile Utility(ワイヤレスモバイルユーティリティー)
ニコンのデジタルカメラとスマートフォン/タブレット端末のワイヤレス操作(写真転送/リモート撮影)ができる専用アプリケーション。iOS/Androidに対応。各スマートデバイスのアプリストアから無料でインストールできます。
スマートフォンで撮影
スマートフォンやタブレット端末の画面を見ながら、リモート撮影やズーム操作、セルフタイマー設定が行えます。自分撮りや記念写真も、スマートデバイスの画面で構図を確認しながら撮影可能。撮影情報も確認できます※1。
カメラのモニターの画像とスマートデバイスが連携。スマートデバイスの画面を見ながら、顔も背景も全部入るように調整できます。
お気に入りのファッションがしっかりと写るように、スマートデバイスの画面を見ながらカメラのズームを操作。自分撮りを自由な画角で撮影できます。
ワイヤレスで写真を転送
カメラで撮影した写真をスマートフォンやタブレット端末に自動転送できます。
この他にもコンパス、気圧計、高度計、水深計など、機能的に詰め込んだ割りには、大きさや重さはPowerShotと同等です。
裏面照射CMOSではないけど、F2.8と明るいレンズなので、夕景なども綺麗に撮れそう。
良いことずくめですが、価格は2万円前後のPowerShotやFinePixより1万円高いです。
Wi-Fiの使い勝手は、実機レビューにて。
オリンパス TG-870 Tough
STYLUS TG-870 Tough | 防水デジタルカメラ T(Tough) シリーズ | オリンパス:カメラ、オーディオ、双眼鏡
こちらは、グリーン、ホワイトの2色。
TG-870 Toughの主な仕様は
- 防水 15m
- 耐落下衝撃 2.1m
- 光学望遠 5倍
- 手ぶれ補正 光学
- 価格 3万1800円(6/13現在楽天最安値)
- 重量 221g(バッテリー込み)
- 大きさ 112.9×64.1×27.6mm
- 1/2.3型 CMOS 1600万画素
- 開放F値 F3.5(W) -F5.7(T)
- Wi-Fi 有り
- GPS 有り
※W:wide(ワイド端)、T:tele(ズーム端)
その他の特徴
180°可動式液晶
これがこのカメラの一番の特徴でしょう。
自撮り
ハイアングル
ローアングルと、様々なアングルで撮影できます。
必須ではないけど便利な機能ですよね。
様々な撮影方法
タイムラプスムービー
人の流れ、星の動きなどを定点撮影し、コマ撮りのようなムービーで連続写真を楽しむことが出来ます。0.5s/1s/3s/6s/12s/30sの撮影間隔を設定し、20秒(30fps)のムービーを作成します。ループ記録機能を使えば、自動的に次の撮影が始まります。
スポーツバースト
シャッター間隔を0.05秒~60秒に設定して連写できます。ループ記録機能を使えば、自動的に次の撮影が始まります。
スポーツホルダー
コンパクトデジタルカメラ用アクセサリー スポーツホルダー CSCH-123 | ウェアラブルカメラケース | オリンパス:カメラ、オーディオ、双眼鏡
ベルトやリュックサックなどにカメラを固定できるスポーツホルダーを別売でご用意しました。ホルダーに装着しながらのスポーツカムモード撮影など、従来では難しかったカメラを装着したままの撮影が簡単に行えます。片手で簡単にカメラを取り出すことができ、万一手が滑ってもスパイラルコード付きなので、カメラ紛失の心配がありません。
ケース装着状態でも、電源のオン/オフ、シャッターボタン、フェイスボタンの操作が可能カメラの着脱が簡単に行える構造縦位置・横位置でも取り付け可能なベルト付き雨や海水に濡れても使用可能カラビナ・紛失防止用スパイラルコード付きスポーツホルダーは別売です。
これはトレランの時に凄く便利そう!
正直、このモデルは買う可能性が一番低いと思っていたのですが、結構ひかれます。
F3.5かつ裏面照射CMOSでないため、夕景などの撮影は厳しそうなのが、唯一の欠点でしょうか。
基本仕様まとめ
キャノン PowerShot D30 | 富士フィルム FinePix XP90 | ニコン COOLPIX AW130 | オリンパス TG-870 Tough | |
---|---|---|---|---|
防水 | 25m | 15m | 30m | 15m |
耐落下衝撃 | 2m | 1.75m | 2.1m | 2.1m |
光学望遠 | 5倍 | 同左 | 同左 | 同左 |
手ぶれ補正 | 無し | 光学 | 光学+電子 | 光学 |
価格 | 2万2千円程度 | 1万9千円程度 | 3万2千円程度 | 同左 |
重量 | 218g | 203g | 221g | 同左 |
大きさ | 109.4x68.0x27.5mm | 109.6x71.0x27.8mm | 110.4x66.0x26.8mm | 112.9x64.1x27.6mm |
センサー | 裏面照射 1210万画素 | 裏面照射 1640万画素 | 1605万画素 | 1600万画素 |
開放F値 | F3.9 | 同左 | F2.8 | F3.5 |
Wi-Fi | × | ○ | ○ | ○ |
GPS | ○ | × | ○ | ○ |
何を優先するかがはっきりしていれば、それほど悩みませんね。
2万円程度にするなら
➡PowerShotかFinePix
➡GPS重視ならPowerShot
Wi-Fi重視ならFinePix
3万円出してよければ
➡COOLPIXかTG-870
➡暗所での画質重視ならCOOLPIX
使い勝手重視ならTG-870
でしょうか。
僕は、富士フィルムのFinePixかオリンパスのTG-870にひかれます。
次回、実機レビュー編へと続く
山やサイクリングにお勧めの防水コンデジ4選 ~ 実機レビュー編 - なりなり日記
4機種を店頭で簡単に使ってみた感じのレビューです。Wi-Fi対応機種は実際に接続して確認しています。