こんにちは、なりなり@narinarissuです(^ ^)
東京・川崎・横浜 グラベルロードバイク捜しまとめ - なりなり日記
こちらに書いたように、僕自身はジャイアントのグラベルロード REVOLT1を買うことを決めていて、あとはいつ発注するかです。
で、実は、僕が自転車を一生懸命探しているうちに、奥さんも興味を持ち出して、じゃあ、クロスバイクでもと思ったのですが、どうも体力的に怪しい(^_^;)
【目次】
折りたたみタイプを希望の場合
このエントリーではクロスバイクのご紹介ですが、少し情報が古いです。
最新の折りたたみタイプに興味がある場合は
10万円台で輪行も可能な軽量折りたたみe-BIKE(電動アシスト自転車) お勧め6選 - なりなり日記
Light Series自由が丘でULTRA LIGHT E-BIKE「TRANS MOBILLY」14/16インチを試乗してきた - なりなり日記
こちらをご参考に!
スポーツバイクに電動アシストは邪道か?
スポーツバイクと電動アシストサイクルって相反する気もしますが、海外では結構流行っている様ですし、国内でも意外と何種類も発売されています。
20~30kmの距離なら体力の無い人でも普通のクロスバイクに乗れるでしょうが、それだと僕のランニングの距離程度で、うちからだと、東京タワーや横浜の山下公園を往復するのが精一杯です。
この程度だとすぐ飽きます。僕がランに飽きた様に。車に積んで遠出というのも有りですけど。
奥さんの大好きな鎌倉を往復するには70kmで、その間にはケッコウな坂道も有り、とても彼女に往復できるとは思えません。
そこで目をつけたのが、スポーツタイプのアシストサイクルです。
アシストサイクルは海外ものも有るようですが、やはり、メンテの問題から国内に絞って、
- YAMAHA(ヤマハ)
- BRIDGESTONE(ブリヂストン)
- Panasonic(パナソニック)
の3社から選びます。
また、スポーツモデルは10万円を越えてしまうのですが、20万円を越えるような高級モデルはパスです。
更に、メーカー的には、20インチモデルの一部をスポーツモデルっぽく扱っていますが、20インチタイヤはちょっとした段差などでハンドルを取られないように気を使わなくてはならないので、長距離走行に向かないため対象外とします。
では、各社のスポーツタイプアシストサイクルを見ていきましょう。
Webのカタログスペックに加えて、サイクルベースあさひのアシストサイクル館港北店、砧公園店で見た来た実物の写真も加えておきます。
YAMAHA(ヤマハ)
http://www.yamaha-motor.co.jp/pas/20th/
YAMAHAが世界初のアシストサイクルPASを発売して20年だそうです。
歳がばれますが、当時住んでいた横浜市で、全国発売に先だって、地域限定販売が行われたことを覚えています。
横浜は坂道が至るところにあることが理由ですが、開発現場からの距離も、そう遠くなかったのでしょう。
アシストサイクルといえば、やはりYAMAHAという気がしていまいます。
PAS Brace XL
http://www.yamaha-motor.co.jp/pas/lineup/brace-xl/
YAMAHAの上位モデルが、こちらのBrace XLです。
- タイヤ 26×1.5HE(26インチ)
- 適応身長の目安 155cm
- 本体重量 23.2kg
- 走行距離 50/59/75km
- 変速機 リア内装8速
- フロントサスペンション 有り
- 電池容量 12.8Ah
- 充電時間 3.5h
スタート時と上り坂以外はノーアシストのオートエコモードプラスなら75km走れますし、上りがキツい時以外はノーアシストモードにしておけば、100kmくらい行けますかね??
これなら、我が家から鎌倉往復+鎌倉ポタリングに充分使えそうです(^-^)
店頭に有ったのは青です。
チェーンのテンション調整部は、黒いカバー内に有ります。パンク修理などのためにリアタイアを外すときは、ここのテンションを緩めてチェーンを外す必要が有ります。
このカバーは各社のモデルに付いていて、電動アシストコンポーネントの保護と裾の巻き込み防止を兼ねているのでしょうが、もう少しカッコ良くできないものかと思います。
これひとつで、かなりカッコ悪くなってしまっています。
内装変速機のため、リアタイアは簡単に外せるものではありませんから、クイックリリースにはなっていません。
店員さんに確認したところ、リアタイアの取り外しには工具は必要だが、コツを掴めば難しくはないとのことでした。
ただ、たまのパンク修理なら良いですが、車内に積み込んで遠出する時には、リアタイアを外すのは面倒ですね。
そうそう、店員さんに確認したところ、内装変速機は、停止時を含めたペダルを回していない時に変速できて便利ですが、逆に、ペダルを漕いで負荷が掛かっているときに変速すると、故障の原因になるそうです。
即壊れるわけではありませんが。
内装なら、いつ変速しても良いのかと思っていました(^_^;)
リアのブレーキは、Vブレーキです。雨天時を除けば、充分な制動力が有ります。
フロントはディスクブレーキ、かつ、クイックリリースになっています。
前輪は簡単に取り外せますから、車載やパンク修理が簡単に出来ます。
ハンドルバーには液晶ディスプレイとライトが付いています。
PAS VIENTA5
下位モデルがVIENTAです。
- タイヤ 26×1.5HE(26インチ)
- 適応身長の目安 149cm
- 本体重量 20.6kg
- 走行距離 32/38/52km
- 変速機 リア内装5速
- 電池容量 8.7Ah
- 充電時間 2.5h
- フロントサスペンション 無し
変速機、バッテリー、サスペンションで差がついており、トップチューブの形状からしても、シティサイクルとクロスバイクの中間的なモデルですね。
このモデルだと、我が家から鎌倉を往復するのは、ノーアシストモードを駆使しても、かなりヒヤヒヤですね。
店頭に有ったのは青です。ビアンキっぽい。
残念ながら港北店では上段に飾られていたため、あまり詳しく見れませんでしたが、
砧公園店では身近に見れました。
ディスプレイは上位モデルと共通のようです。
BRIDGESTONE(ブリヂストン)
BRIDGESTONEのアシストサイクルは、基本的に、心臓部からフレームまで、全てYAMAHAと同じらしいです。
REAL STREAM(リアルストリーム)
リアルストリーム | スポーツ向け自転車 | 電動アシスト自転車 | ブリヂストンサイクル株式会社
BRIDGESTONEはREAL STREAMの1モデルのみです。
- タイヤ 26×1.5HE(26インチ)
- 適応身長の目安 148cm
- 本体重量 22.4kg
- 走行距離 50/59/75km
- 変速機 リア内装8速
- フロントサスペンション 有り
- 電池容量 12.8Ah
- 充電時間 3.5h
スペックからして、Brace XLのサイズとカラー違いというだけですね。
体の小さい人はREAL STREAM。
Panasonic(パナソニック)
Panasonicは、YAMAHAとは関係無く、独自にアシストサイクルを開発、生産しています。
JETTER(ジェッター)
404 Not Found お探しのページは見つかりませんでした。|電動アシスト自転車/自転車|Panasonic
Panasonicの上位モデルがJETTER(ジェッター)です。
- タイヤ 700×32C(28インチ)
- 適応身長の目安 146/156cm
- 本体重量 20.5/21kg
- 走行距離 50/59/72km
- 変速機 リア外装10速(TIAGRA)
- フロントサスペンション 無し
- 電池容量 13.2Ah
- 充電時間 4.5h
リア変速機シマノTIAGRA、700x32cタイヤといったところから、そこそこのスペックのクロスバイクにアシストを付けたものであることが分かります。
価格が許せば、これが一番かな?
この手のモデルは、車道を長距離走る想定でしょうし、オフロードは走らないでしょうから、フロントサスペンションは、無くても問題なし。
ブレーキは前側もディスクでなくVブレーキですが、雨が降っていなければ充分な製動力が有ります。
長距離通勤で使うなら、ディスクのBrace XLやREAL STREAMの方がお勧めです。ディスク以外のブレーキは、雨天時は少なからず制動力が落ちますが、通勤時は雨を考慮する必要が有るでしょうから。
また、YAMAHAやBRIDGESTONEには記載が無いのですが、Panasonicの前輪Vブレーキには、パワーモジュレーターが内蔵されています。
これによって、急激なブレーキングでも ブレーキがロックしにくいそうです。
前輪ブレーキをかけたときは、回生充電が行われることで、アシストで消費したバッテリーを多少なりとも回復させられます。長い下りが続くと、それなりに充電できて、走行可能距離が伸ばせるのでしょう。
問題は、価格以外にもカラーが黒一色ということも有りました。女性には今一つかな。
リアの変速機はシマノTIAGRAです。
外装変速機のメリットを生かすために、リアタイアもクイックリリースになっています。
ハンドルバーに液晶ディスプレイとヘッドライトはお約束。
Hurryer(ハリヤ)
404 Not Found お探しのページは見つかりませんでした。|電動アシスト自転車/自転車|Panasonic
下位モデルがHurryer(ハリヤ)です。普通、ハリアー、或いはハリヤーだと思いますが、メーカー記載がハリヤです(^_^;)
商標的にトヨタのハリアーとの混同を嫌った??
- タイヤ 26×1.5HE(26インチ)
- 適応身長の目安 148cm
- 本体重量 21kg
- 走行距離 39/45/65km
- 変速機 リア外装8速
- フロントサスペンション 有り
- 電池容量 8.9Ah
- 充電時間 4.5h
ハリヤはカラバリ豊富で価格も少しお手頃なので、Panasonicとしては、こちら押しなのでしょう。
一見、Brace XLやREAL STREAMとよく似ていますが、仕様を比較するとかなり異なることが分かります。
同じバッテリー容量のYAMAHA VIENTA5より13kmも長く走れますが、充電時間は二時間も長いです。
走行距離の長さには、前輪ブレーキの回生充電が寄与しているのかもしれませんが、更に、購入時に大容量バッテリーも選べるようにしてくれれば、走行距離が100km超えになるのにと思ってしまいます。
初心者には内装の方が扱いやすい気もしますが、ペダルを踏んでる時に変速してはいけないとなると、上りでキツくなった時に変速できない(出来るけど故障の原因になる)のは、ちょっとと思います。
ハリヤは、ディスプレイがショボい。安っぽいです。
リアは外装変速機ですが、クイックリリースではありませんでした。別途交換は可能だと思いますけど。
意外と角張った武骨なフレームです。
結論
さすがに試乗しないと最終結論は出せませんが、ここまで見たところでは、お勧めはPanasonic Hurryer(ハリヤ)です。
- 価格は比較的お手頃
- 走行距離もまずまず
- 外装変速機のため前後ともタイヤを外しやすく修理や車載が簡単
- カラバリも豊富
ですから。
希望的には、現状10万円に見えるアシストコンポーネント代金が、5万円程度まで下がって欲しいです。
5万円程度のクロスバイクの電動アシスト版が10万円となると、需要は一気に増えるのではないかと。
YAMAHAは、シマノの様に、電動アシストコンポーネントメーカーとして、各自転車メーカーに提供する形には出来ないものでしょうか。
ジャイアントのクロスバイクにYAMAHAの電動アシストコンポーネントが載る形になると、一気に普及価格帯のものが出来ますよね。
おまけ
今年は、本格的なロードバイクにアシストを付けた、YAMAHA YPJ-Rも発売されていて、結構な販促をかけているようです。
サイクルベースあさひのアシスト館では、展示は勿論、試乗も可能でしたし、ビックカメララゾーナ川崎店でも販売されていました。
コンポーネントはシマノ105で、最廉価のCLARIS、次いでSORA、TIAGRA、105の順のグレードですから、そこそこ本格的です。
他のクロスバイク系のスポーツ車は、アシスト無し+10万円くらいの価格設定ですが、このモデルも同様だと思います。
2015 Giant Bicycle [DEFY 1 (2016 NEW)]
例えばGIANT DIFY1あたりが相当するのではないかと。
アシスト走行距離48kmって、ロードバイクとして相当物足りないですが、店員さんが言うには、ここぞという時(加速かけたいとか坂がキツいときとか)のみアシストにして、その他はノーアシストにすれば、距離は稼げるとのこと。
基本、スポーツバイクですからね。
但し、個人的意見としては、シフトチェンジに加えて、アシストモードの切り替えまで考えて走るのは、正直めんどくさいとも言っていました。
まあ、確かにねぇ...
YAMAHAは、このモデルをロードバイクのエントリーモデルと考えているようですが、エントリーに24万円はかなり敷居が高いですよね。
ロードバイクにずっと乗ってきたけど、坂道がキツくて川沿いのサイクリングコースしか走らなくなったシニア世代の方が、需要は有る気がします。
川沿い走るのって、飽きますから。