なりなり日記

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トレイルランニング・マウンテンバイク・ペット同伴を含む「東京都自然公園利用ルール」が策定されました


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こんにちは、なりなり @narinarissu です(^ ^)

少し前から話題になっていた、東京都とトレイルランニングに関するルールが策定されました。

正確には、トレイルランニングだけでなく、マウンテンバイク、及び徒歩を含む全利用に関するルールです。

自然公園に関するお知らせ|東京都環境局 緑の創出と自然環境の保全

http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/nature/natural_environment/attachement/sizenkouen-riyou-rule.pdf
こちらが規定のPDFです。

抜粋すると


全ての方へ

1 ごみは必ず持ち帰りましょう
ごみのポイ捨ては、自然環境や景観、野生動物に影響を与えるお それがあります。ごみは捨てずに、全て自宅まで持ち帰りましょう。

2 登山道を外れないようにしましょう
踏みつけにより植生を傷めるおそれがあるので登山道などから外 れないようにしましょう。

3 動植物、鉱物を大切にしましょう
動植物や鉱物を採集・採取することは、貴重な自然資源を損うお それがあるのでやめましょう。

4 野生動物にエサを与えたり、むやみに近づかないようにしましょう
野生動物が人に慣れるなどの影響を及ぼすおそれがあるのでエサ を与えるのはやめましょう。また、野生動物を威嚇・驚かせるなど の行動は昼夜を問わずにやめましょう。

5 自然の音を聞きましょう
風や沢の音、小鳥のさえずりなど自然公園には自然の音があふれ ています。イヤホンなどで耳を塞がず周りの音を聞きましょう。落 石事故や他の利用者との接触事故を防ぐことにもつながります。

6 山に入るときは行き先を知らせておきましょう
家族や知人などに行き先を告げたり、登山計画書を提出しておく と安心です。特に単独行動の際は心掛けましょう。

7 集団で行動するときは周りに気を配りましょう
集団で行動する時は、施設の独占など他の利用者に迷惑にならな いように気を配りましょう。基本的には、すれ違いや追い越しは少 人数を優先にしましょう。

8 喫煙をするときは他の利用者に配慮しましょう
多くの人がきれいな空気を求めて自然公園に来ています。利用者 が多い所での喫煙は避けるなど、他の利用者に配慮しましょう。ま た、吸い殻は捨てないようにしましょう。

9 登山道具使用の際は自然や施設を傷めないように注意しましょう
ストックにはゴムキャップを付け、雪面以外でのアイゼンの使用 を控えるなど、登山道をやさしく利用しましょう。

10 生態系に影響を与えるおそれがある動植物を持ち込まないようにしましょう
その地域に生息・生育していない動植物の侵入を防ぐために、自 然公園区域内での動植物の放置はやめましょう。また、自然公園に 入る前に靴や衣類に付いた泥や種子などを取り除きましょう。

当たり前のことが多いですが、「7 集団で行動するときは周りに気を配りましょう」は、ハイカーも大勢が長蛇の列で歩いていると閉口することが有りますが、特にランナーが大勢が一斉に走っていると、ハイカーと軋轢を産みやすいので注意です。


トレイルランニングを楽しむ方へ

14 追い越し・すれ違いのときは歩きましょう
走りながらの追い越しは危険です。追い越し・すれ違いのときは、ひと声かけて、ゆっくり歩きましょう。また、相手に自分の存在を知 らせるためにクマよけの鈴などを利用しましょう。

15 混雑時は歩きましょう
ゴールデンウィークや新緑シーズン、紅葉シーズンなどは、多くの 利用者で混雑します。そのシーズンは歩行者と接触するおそれが高ま るので歩きましょう。特に高尾山は年間を通じて大変混雑します。

16 登山道の路面状態が悪いときは歩きましょう
登山道の路面に水たまりや霜柱などがある場合は、走行により登山 道が荒廃しやすくなるので、歩きましょう。

17 高尾山の自然研究路1号路は歩きましょう
高尾山は参拝者や通行車両も多いため、高尾山自然研究路1号路 (右図の区域)は歩きましょう。

「追い越し・すれ違いのときは歩きましょう」は、実行していないランナーが多そう。僕もスピードは落とすものの走っていました。

次から歩きます(^_^;)

上にも書きましたが、特に大勢のランナーが走って通り過ぎると、かなり不快です。

昨日の青梅高水山の試走でも、こちらが上っている時に、対向から10人を超える集団が坂道をダダダッと下ってきて、結構怖かったです。


トレイルランニング大会の開催については

【開催場所について】
次の場所は原則回避し、又は歩きましょう。ただし、自然環境や他の利用者への配慮が適切 に講じられている企画であればこの限りではあ りません。

①自然環境への影響が大きい場所
・第1種特別地域
・希少な動植物の生息・生育地

②他の利用者に対して著しい影響を与える場所
・高尾山山麓~高尾山山頂(利用者で混雑している。)
・ランナーの渋滞が予想される登山道


【開催時期について】
次の時期・時間は原則回避しましょう。 ただし、自然環境や他の利用者への配慮が適切 に講じられている企画であればこの限りではあ りません。

短期間における同一地域での大会の連続開催を 避けるため、大会主催者間で調整し、10日以 上空くようにしてください。

①自然環境への影響が大きい場所
・冬季(積雪や霜柱で路面状態が悪い。)
・夜間(野生動物の生態への影響が懸念される。)

②他の利用者に対して著しい影響を与える場所
・新緑シーズン、紅葉シーズン、年末・年始 、ゴールデンウィーク 等

こちらで気になるのは、「原則的にに夜間開催は回避する」というところですかね。

ハセツネCUPはどうなるのか?

夜間開催禁止となると、早朝スタートの50km大会が限界でしょう。100マイルはもちろん、50マイルも無理です。


今回の東京都のルールは、今後策定されるであろう、他県のモデルケースになるでしょうし、それほど厳しくトレランを排除するルールにもなっていません。

「夜間開催」問題を除けば。

少なくとも個人のルールとして、このくらいはしっかり守って、さらに厳しいルール化などが行われないようにしたいですね!


合わせて、ハイカーの皆さんも、自らの行動を振り返ってみて欲しいです。



ペット同伴とマウンテンバイク利用に関するルールも策定されています。

ペット同伴で訪れる方へ

11 同伴する動物はしっかりと管理しましょう
動物が苦手な人がいることを認識し、リードを使用する時は、 リードを短く持ち、自分の脇を歩かせましょう。また、ペットの 足や毛に付いた泥や種子は、生態系に影響を与えるおそれがある ため、持ち込まないよう気を付けましょう。

12 病気のペットは同伴させないようにしましょう
野生動物に影響を与えるおそれがあります。感染性のある病気 のペットを自然公園内に連れて来ないようにしましょう。

13 フンの後始末は必ずしましょう
野生動物に影響を与えるおそれがあり、また、衛生的にも好ま しくないので、フンは飼い主が必ず持ち帰りましょう。


マウンテンバイクを楽しむ方へ

18 登山道は歩行を目的に整備されていることに留意しましょう
自然公園内の登山道は、自然公園法の趣旨に基づき、徒歩利用に供される歩道として整備されています。マウンテンバイクは軽車両 であるため、登山やハイキング利用が多い、明治の森高尾国定公園・都立高尾陣場自然公園内の登山道への乗り入れは控えるとともに、その他の地域でも行楽シーズンは避けましょう。

19 自然環境が脆弱な地域への乗り入れは控えましょう
特別保護地区や第1種特別地域のような自然性の高い地域では、自然保護を優先するため、乗り入れは控えましょう。

20 原動機付き車両の乗り入れはやめましょう
静寂を損なう上、登山道を痛めるので、レクリエーション目的での原動機付き車両の乗り入れはやめましょう。