internavi PocketとNAVIelite | ホンダとトヨタが始めるスマホ+ディスプレイ付きオーディオというカーナビの新たな潮流 - なりなり日記
こちらに書いた様に、internavi Pocketはホンダの純正ナビアプリですし、NAVIeliteも実質的にトヨタ純正ナビアプリとなりました。ただ、比較といってもinternavi Pocketはホンダユーザー限定のアプリですから、比較に意味が有るのはホンダユーザーのみです。
NAVIeliteは基本的に完成されており、過去のレビュー内容から変わっていないので、
navicoとNAVIelite | iPhoneカーナビアプリ徹底比較 〜 首都高ナビ対決 - なりなり日記
詳細はこちらをご参考に!
以下は、internavi Pocket中心のレビューになります。
まずはカーナビ機能を有効化
アプリを起動してナビゲーションメニューを呼び出そうとすると、オプション購入を促されます。
ナビゲーション機能を使うには一年で3000円必要ですが、7月末までは1ヶ月利用無料チケットが付いていますから、まずはこれを利用しましょう!
VICSの利用には別途年間700円が必要ですが、internavi Pocketはホンダ純正ナビによる渋滞プローブ情報が使えますから、無くても良いかもしれません。
以上で、ナビゲーション機能が有効になりました。
この時、地図情報をダウンロードした気配が有りませんでしたので、オンライン地図だと思われます。頻繁に使われる方は、特にSoftBankユーザーはダウンロード速度制限に引っかかる危険や、3G圏外で使えないリスクが有りますね。
カスタマイズ性は乏しい
これでもかとカスタマイズ出来るNAVIeliteに比べると、あまり細かくカスタマイズすることは出来ません。これだけ?といった感じです。
もう少し何とかして欲しいところです。
フローティングカーデータはホンダのインターナビ装着車から収集された渋滞プローブ情報です。
VICS情報が無い道路でも、ホンダ車の走行状況から、渋滞状況が分かる優れものです。トヨタにも同様にG-BOOKが有りますよね。
災害情報の表示もNAVIeliteには無い機能です。
出発地と目的地を設定しよう!
出発地と目的地、出発日時など細かく設定する場合は、ドライブプランニングから、現在地から今すぐに出発する場合は、ナビゲーションから設定します。
ドライブプランニングは、前もってプランを練るためのもので、ナビゲーションとは用途が異なるということなのでしょうが、ドライブプランニングの出発地と出発日時のデフォルト設定を現在地と現在時刻にしておけば、ナビゲーションメニューが必要無くなります。
こうした方が分かりやすくなりますよね。
目的地などを設定してから、インターナビ・ルート計算を押すと、最適なルートを探索してくれます。
バランスの取れたスマートルートを標準として、ETC割引きを最大限に活用するルート、燃料消費の最も少ないルートなど、特徴的なルート探索に対応しています。
こちらはNAVIeliteの場合です。これでも、一般的なルート探索には対応しています。
ドライブに出発!
navicoとNAVIeliteの比較の時と同様に、川崎市内と外環道の新倉PAを往復して、ナビの性能を確認します。
ルート探索後に出発を押すとナビが開始されます。
いきなりちょっと面倒…
すると、今までは縦画面固定だったのが、今度は横画面固定になります(^_^;)
しかも、必ずノースアップ(北が上)で起動するので、ヘッディングアップ(進行方向が上)にしたい場合には、毎回、コンパスマークを押さなければなりません。
一般道でのルート案内
こちら、今回NAVIeliteのスクショを取り忘れたので、以前のレビューで使った画像で代用しますが(最新版はもっと地図の解像度が高いです)、特に分かりにくい川崎大師近辺の曲がり角が非常に分かりやすく表示されています。首都高神奈川線の大師入口も見やすいです。
internavi Pocketは川崎大師の曲がり角が今ひとつで分かりにくいです。大師入口が表示されないのは何でだ?と思っていましたが、この後、大師入口をスルーして産業道路〜国道15号で都内に向かったのでした。
恐らく、首都高と一般道の混み具合を比較して、一般道で問題無いと判断したのでしょう。
無駄なお金を使わない判断をしてくれるのは賢いですね(^ ^)
スタートしてすぐにルートを外れてみましたが、すぐにリルートしてくれましたし、曲がり道での音声案内も有りますから、ディーラーの営業さんのリルートも音声案内も無いという情報は間違いだったようです(^_^;)
都内に入ってから首都高へ
鈴ヶ森ICから浜崎橋JCTへ誘導されました。ここまで、産業道路は首都高の下を走ったのですが、GPSをロストすることは有りませんでした。
これはアプリが良いというより、iPhoneのGPS感度が高いのでしょう。
そういえば、先日、アクアラインのトンネルを走った時、標準マップアプリは位置を更新し続けてしました。あれは何でしょう?トンネル内でGPS電波を再送信しているのかな??
都市高速マップは無い
首都高に乗っても地図は変わりません。
NAVIeliveは都市高速マップ(高速道路とも異なります)に切り替わります。
好みでしょうが、僕は、都市高速マップの方がJCTなどが分かりやすくて好きです。NAVIeliteなら、一般道と同じ地図も選べますしね。
車線案内に差が有り
浜崎橋JCTから汐留JCTへ向かうと、右へ左への車線変更が必要なのですが、適確に指示してくれます。これは特に問題無いと思ったのですが、
こちら、帰り道でのNAVIeliteの画面と比較すると、こちらの方が親切であることがわかります。
internavi Pcketは二車線の間に矢印を引いてしまっているのに対して、NAVIeliteは二車線の両方に矢印を引いてくれています。
NAVIeliteの方が、車線が二本有って、どちらを走っても良いことが一目瞭然に分かります!
帰りはNAVIeliteで
詳細は省略しますが、上で書いた、都市高速マップ対応、ルート案内の親切さに加えて、音声案内の充実でNAVIeliteが上と感じました。
右から合流が有る、渋滞が発生しているなど、様々な音声案内をしてくれます。もちろん、喋りすぎだと感じる場合は、好みに応じて、案内しない様にも設定出来ます。
internavi Pocketは右左折など最低限の音声案内しかしません。
但し、今回は走行中にNAVIeliteが何度か首都高から外れて一般道を走行中と判定し、なかなか戻ってこないことが数回有りました。
高速道か一般道かの識別は、internavi Pocketの方が上のようです。
さすがに80km以上で走り続けていて、すぐそばに高速道路が並走していたら、高速道路を走っているとすぐに判定したら良いのではないかと思います。
まとめ
internavi Pocketの優れているところ
- ホンダ車のプローブ渋滞情報が使える
- 高速道と一般道の識別間違いが少ない
- 個性的なルート探索条件
- 出発地、出発日時を指定出来る
NAVIeliteの優れているところ
- ルート案内が親切
- 音声案内が豊富
- 都市高速に対応
- カスタマイズ性が非常に高い
- ナビをさせなくても、現在地表示地図として使える
- オフライン地図である
この様な違いが有ります。
様々な違いが有りますが、先進的なinternavi Pocketと完成度の高いNAVIeliteと言えると思います。
internavi Pocketは荒削りな部分が有りますし、ホンダユーザー限定ではありますが、十分使ってみる価値は有りますよ(^ ^)
僕は暫く交互に使ってみようと思います。
ちなみに、片道45kmほどの行程をフィットHVで走った結果です。行も帰りもそこそこ渋滞にハマりましたが、行きは24km/L、帰りは26km/Lくらい出てますね(^ ^)
検証環境:iPhone 4S(iOS5.1.1)