こんにちは、なりなり @narinarissu です。
ロジテックから発売された、iPhone、iPad、iPod touchのドックコネクタに直接接続して使用するワンセグチューナー LDT-1Si01がiOS5.1以降のiPhone 4Sと「新しい」iPadにも対応したので購入してみました!
以前、Wi-Fi接続型のワンセグチューナーをご紹介しましたが…
iPhoneとWi-Fi接続でワンセグ視聴!SEG CLIP mobile(GV-SC500/IP)を買ってみました! - なりなり日記
以前、こちらのWi-Fi接続タイプのワンセグチューナーをご紹介しました。
最初は良いと思ったのですが、しばらく使ってみると
- アンテナ内蔵のためか受信感度が悪い
- チューナーの電源ON、Wi-Fiの接続先切り替え、アプリ起動という手間が面倒
- チューナーとの接続を切らないとネットに繋げない
- バッテリー内蔵型のため、たまに見ようとするとバッテリー切れになっていたりする
など、使い勝手が良いとは言えませんでした。そのため、次第に使わなくなってしまい、今では、ベットの枕元に置いて、たまーに使うのみ…
やっぱり、ドックコネクタ接続型の方が使いやすそうだと思っていました。
開封してみましょう!
定価は9,800円ですが、ビックカメラでは7,980円でした。上にリンクを貼っておいたAmazonではもう少し安いようです。
付属品は、本体とmicro USBケーブルのみです。それでも、毎度思いますが、USBケーブルは付けなくていいのでは?周辺機器を買う度に付いて来るケーブルが無駄に感じます。
こちらが製品仕様です。
他のワンセグチューナーと違ってバッテリーを内蔵しておらず、iPhoneのドックコネクタからの給電で動くため、動作時間が書かれていませんが、最大消費電力が100mWとなっています。
同じドックコネクタ接続型のちょいテレが350mWなので、1/3以下の消費電力です!チューナーICの低消費電力化が進んでいるのでしょう。
iPhone 4Sのバッテリー容量は、3.7Vの1,420mAhですから、5,254mWhとなります。これから計算すると、ワンセグチューナーを52.54h駆動出来ることになります。
ホントか??いずれにしても随分と低消費電力のようですから、チューナー自体の消費電力は、あまり気にする必要は無さそうです。iPhoneの液晶とワンセグのアプリの消費電力で連続視聴時間が決まりそうです。
視聴時間の実機検証は後ほど(^ ^)
側面の片側にはmicro USB端子が、もう片側には、少し分かりにくいですが、ロッドアンテナが内蔵されています。
この小さな筐体に、伸縮型のロッドアンテナが内蔵されているのは素晴らしい!micro USB端子からは、視聴しながらiPhoneを充電出来ます。
早速起動してみます!
スクショを撮ろうとして、間違ってメッセージを消してしまったのですが、初めてiPhoneに接続すると、「アプリがインストールされていません。インストールしますか?」といったメッセージが表示されます。ここで、はいを選ぶとApp Storeに飛んで、アプリをインストール出来るはずです。
必要なアプリは、こちら、らくデジです。アプリをインストールしてからチューナーを挿すと、自動的にアプリが起動しますから、Wi-Fi接続型に比べると凄くシンプルです(^ ^)
もちろん、自動起動するのはホーム画面時のみで、他のアプリ起動時には勝手にアプリを切り替えたりはしません。その場合は、挿した状態でアプリを立ち上げてもチューナーが起動します。
初めて起動したら、まずは地域を選択してからチャンネルを検索します。
検索が終わったら、編集を選んで、好きな順にチャンネルを並べ直すことが出来ます。僕の場合、どうにもまだ地デジの順番が馴染まないので、アナログチャンネル順に並べ替えました。
視聴してみましょう!
横画面で視聴の様子です。画質は、まあ、普通のワンセグですが、悪くは無いです。
内蔵されていたロッドアンテナが長く伸びているのがわかりますね。角度も長さも自在に変えられます。
縦表示の場合は、ドックに挿したチューナーが邪魔にならないように、iPhoneを上下逆さまにして持つと良いです。
画面をタップすると
- 画面キャプチャー
- 録画(押したらすぐに録画開始)
- チャンネル切り替え
- 字幕表示
- ホールド(もう一度ホールドを押すまで操作が出来なくなる)
- 回転ロック
のメニューが出て来て、同時に放送中の番組情報も表示されます。
チャンネル切り替えは、メニューからチャンネルを選択するか、画面を左右にスワイプするとこで出来ます。
字幕はワンセグではお馴染みですね。音声を表示させなくても、会話が何となく分かるあれです。
感度はどうかというと
結構ちゃんとした、長さも向きも自由に調整出来るロッドアンテナが内蔵されているので、iPhoneの向きは気にせず、アンテナ調整で最適な状態に調整することが出来ます。
ちょうど、バスツアーで千葉まで日帰り旅行に行く機会が有ったのですが、バスの中でも快適に視聴出来ました。
また、うちは3LDKの一般的な縦長の形のマンションなのですが、中央に有るバスルームでも、アンテナを伸ばせば安定して受信できました。その他の窓の有る部屋ならアンテナは畳んだままでOK!
これは、なかなかの受信感度ですね!
連続視聴時間を実機検証してみました
バッテリー100%で視聴を開始して
77分後に40%減りました。やはり、それなりにバッテリーが減ります。
計算上、192.5分、3時間12分連続視聴出来ることになりますから、普段の実用上は問題無いかと。
敢えて弱点を挙げると
不足する機能としては、
- EPGが表示出来ない
- 予約録画が出来ない
- 縦画面表示で工夫が欲しい
このくらいでしょうか。
EPGが表示出来ない
どのみちワンセグのEPGは大したことないので、この辺りのアプリを使った方が便利かもしれません。予約録画が出来ない
iPhoneのワンセグチューナーで、予約録画に対応したものは無かったと思いますが、機能的に実現困難とは思えないので、ぜひ実現して欲しいです。
夜寝てる間や勤務中に放送された番組を録画して、通勤時間や昼休みに見るという需要は有りますから。
予約録画するにはEPGが必要になりますね。
縦画面表示で工夫が欲しい
縦画面表示にすると、メニューが表示されるだけで、特に工夫が有りません。
縦画面ではスペースはたくさん余っているので、
- EPGを表示する
- Twitterの表示や投稿をする
- 放送中の内容に沿った広告を表示する
- ブラウザを表示して、番組に関係する検索などが出来るようにする
など、いろいろ連携することが出来るのではないでしょうか?
他のドックコネクタタイプと比較してみると…
こちら、ちょいテレ(アイオーのも中身は同じでしょう)は、
- アンテナの向きが調整出来ない
- バッテリーの充電が必要なのは変わらない
- 何かデザインが…
iPhone・iPod touch・iPad用 ワンセグチューナー : DH-ONE/IP 「ちょいテレi」 | BUFFALO バッファロー
SEG CLIP mobile(GV-SC510/D) | 特長 | パソコン・スマートフォン用地デジチューナー | IODATA アイ・オー・データ機器
と思っていましたが、バッテリーが切れてもiPhoneからの給電で視聴出来るようです。これは良いかもいれません。逆に、LDT-1Si01は、視聴しながらiPhone本体を充電できます。
ちょいテレはEPGに対応していますが、アプリはアップデートで改善されるかもしれません。
アンテナの向きを変えられるロッドアンテナの優位性は変えられませんし、ほぼICとアンテナの性能で受信感度が決まるでしょうから、最新のICが搭載されているはずの新しい製品の方が良いはずです。
少なくとも、ちょいテレよりは、SEG CLIPの方が良いでしょう。
検証環境:iPhone 4S(iOS5.1)