こんにちは、なりなり @narinarissu です(^ ^)
本来、スマートフォンのiPhone 5とタブレットのNexus 7は直接比較の対象では有りませんが、最新のiOS端末とAndroid端末の比較という意味は有るので、これからいくつか比較していきます。
まずは、iPhone 5とNexus 7で分かりやすい違いに、Wi-Fiが有ります。
Wi-Fi規格を比較
- iPhone 5は802.11a/b/g/n
- Nexus 7は802.11b/g/n
802.11a/b/g/nについてザックリ言うと、
- bは2.4GHz帯を使って最大11Mbpsの速度に対応
- gはbの拡張規格で最大54Mbpsの速度に対応
- aは5GHz帯を使って最大54Mbpsの速度に対応
- nはMIMOという技術を使って、a/gの最大通信速度を600Mbpsに拡張
- b/gは2.4GHz帯を使用しているため電子レンジの電波干渉を受けて速度が大幅に低下する
ということです。
802.11aに非対応のNexus 7は、電子レンジの電波干渉に弱いため、キッチンの側での使用に制限が出ることが有ります。
IEEE 802.11 - Wikipedia
詳細はこちら。
通常時の実力比較
では、両者の実力を見てみましょう!
まずは、
こちらのアプリを使って、自宅のTime Capsuleへの接続速度を確認してみます。こちらがiPhone 5で150MB/sとなっています。Bはバイト=8bitなので、1,200Mbpsと規格の上限の二倍の速度になってしまっています。
これは、ちょっとおかしいですね。150Mbpsの間違いかもしれません。
こちらはNexus 7で、65MB/sとなっています。つまり、520Mbpsですが、理論限界に近い速度を出す様なWi-Fiチップが19,800円の端末に搭載されているとは思えないので、やはり、65Mbpsなのでしょうか。
次に、いつもの様に、こちらのアプリを使って、インターネットへの接続速度を検証してみましょう。
こちら、iPhone 5は下り74Mbpsが出ています。
これは、うちの自宅環境での最大速度レベルです。年末で帰省した人が多いのかもしれません。
こちら、Nexus 7は30Mbpsとなりました。
Time Capsuleとは65Mbpsで繋がっていて、iPhone 5を見ると外部とも70Mbps以上で繋がっているのに、Nexus 7は30Mbpsしか出ないのが不思議です。実力は30Mbpsということですかね。
電子レンジの干渉を確認
電子レンジを動かした状態で、3mほど離れた位置で測定したところ、
こちらiPhone 5です。何の影響も無し。
こちらNexus 7です。やはり、干渉を受けて大きく速度が低下してしまっています。
以上、通常時はNexus 7でも30Mbpsの速度が出ており、実用上なんの問題も無いことが分かりました。
やはり、iPhone 5の様に802.11aを使っていれば、リビングで電子レンジを使っていても安定してネットを閲覧出来ることがよく分かりましたね(^-^)
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検証環境:SoftBank iPhone 5(iOS6.0.1)、Nexus 7(Android 4.2.1)