なりなり日記

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星はiPhoneに聞け!iPhone星座早見アプリ比較


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iPhoneの星座早見アプリ(星座ナビアプリ)を4つ、簡単に機能比較してご紹介します。

特にお子さんのいるご家庭では、「夏休みに子供と一緒に星空を見上げよう!」ということで、この時期使いでが有るのではないでしょうか。このところしばらく金星(宵の明星)がよく見えていますし、ペルセウス星座流星群の出現もピークを迎えています。

今どんな星が見えるのか(話題の流星群など)という基本的な情報を得るには、ニュースやネットを使うとして、アプリに求めるのは、

  • ウォッチ機能

今見えているあの星は何?という要求に応えてくれます。
iPhoneの星座早見アプリの最も基本的な機能でしょう。iPhone 3GSでコンパスと加速度センサーが搭載されたことで実現できるようになりました。

  • サーチ機能

今、見たい星はどっちに出てるの?という要求に応えてくれます。
ウォッチ機能の発展版です。初期のアプリには実装されていないものも有りました。

  • シミュレーション機能

話題のこの星は、何時頃、どの方角に見えるの?という要求に応えてくれます。
これが3つの中で一番高機能でしょう。

この3つではないでしょうか。この3機能がどのように実現されているかを中心に比較してみます。

天体情報は、iステラ開発元のアストロアーツのサイトが結構充実していますのでご参考に!
http://www.astroarts.co.jp/

Star Walkのご紹介

グラフィックも綺麗で、一番取っつきやすいのが、このStar Walkでしょう。

アプリ起動時に、今夜の月の満ち欠けと、見える惑星の情報が表示されるのも便利です。OFFに出来る設定が有っても良いと思いますが。

ウォッチ機能

iPhoneoを向けた方向の星空が表示されます。

サーチ機能

ここしばらく夕方にかなり目立って輝いている金星(宵の明星)をサーチしてみましょう。

画面左下の虫眼鏡マークがサーチボタンです。これを押して、太陽系から金星を選ぶと、矢印が表示されました。

矢印の方向にiPhoneを向けて行くと、ターゲットスコープのようなものが現れて、そのセンターに金星が!素晴らしいです。

この機能は、初期のStar Walkには搭載されておらず、数少ないけど大きな欠点だったのですが、いつの間にか改善されていました。

シミュレーション機能

まずは、左下のサーチボタンを押して、星座のタブから、今旬のペルセウス座を探します。カタカナとひらがなで順番にソートされているので、探しやすいです。
今見えていない星は、薄く表示されています。

ペルセウス星座を選ぶと中央に表示されます。流星群が見えている様子もアニメーションで再現されているのが親切です。

Star WalkにはコンパスをOFFにするモードが有りませんが、サーチしたり、スワイプしたりすると、自動的にコンパスOFFモードになります。
この辺りも、とても使いやすい。

再びコンパス機能をONにするには、一度、iPhoneの画面が地面と水平にしてから垂直に立てる様な動作をしてみて下さい。

右上の時計マークを押すと、シミュレーションモードになります。更に、日、時間、分と好みでタップしてから、右側に現れたタイムスケールをスワイプすると時間が動いて行きます。

ペルセウス座は、午後7時頃北北東の空から昇り始めることが分かります。

早朝5時頃には東北東の空で最高度に達します。すぐ星座の近くに見える赤丸は極方向(真上)です。この状態がペルセウス座の周囲が一番開ている状態なので、流星群が最も見やすい状態です。しかし、ここで画面をスワイプしても分かりますが、この頃には太陽が昇り始めてしまいます。

つまり、見頃は、この1時間前辺りで有ることが分かります。

注)夏場の5時は完全に朝ですね。3時頃がいいのかな?

数少ないStar Walkの弱点として、何故か縦表示が出来ないということが有ります。アプリを起動したら必ず横に持ち替えなければならないのは、意外と苦痛なのですが、何故対応しないのでしょうか??

Starmapのご紹介

450円
(2012.11.26時点)
 iTunes で見る
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Starmapは星座早見アプリの草分けです。価格は最も高額な部類に入りますが、その分、設定も機能も多彩です。発売当初は日本語に非対応でしたが、今では多くの部分が対応しています。

※価格はいつの間にか下げられていました

ウォッチ機能

ウォッチ機能に限りませんが、Star Walkと違って、縦でも横でも表示できるのは良いです。その代わり画面がシンプルすぎてワクワク感が感じられません。

サーチ機能

Star Walkと同じように金星をサーチしてみます。

その他から惑星を選んで

金星を選びます。Star Walkとは違って、ひらがなもカタカナも同列にサーチ出来るのは良いですね。

矢印の方向にiPhoneoを向けると

金星が見つかりました。

これは、もともとはStarmapオリジナルの優れた機能でしたが、その後、他のアプリも追従してきて、標準的な機能になってしまいました。

シミュレーション機能

同様にペルセウス座のシミュレーションをしてみましょう。

まず、Strmapのコンパス機能を停止する必要が有ります。それには、その他からコンパスを選んで下さい。

次に、今度は星座からペルセウス座をサーチします。

矢印に従ってスワイプして、ベルセウス座を表示させます。

次に、その他からTスライダーを選んで下さい。画面上部のスワイプで時間が動いて、右側をスワイプで日付が動きます。

しかしこの時表示の中心を移動出来ないため、徐々にペルセウス星座が画面から消えてしまって、よくわかりません。明らかに、Star Walkより使いにくい。

星座表のご紹介

正座表は一番新しい星座早見アプリです。

ウォッチ機能

Star Walkとはまた違った鮮やかな画面ですが、よく見ると目で見える星の大きさがと早見表の星の大きさが不一致で、お目当ての星を認識しにくいです。

Starmap同様に、縦でも横でも表示することは出来ます。

サーチ機能

同様に金星をサーチします。

:300

まず、サーチボタンから惑星を選んで下さい。金星を選ぶと矢印が表示されるので

矢印の方向にiPhoneを向けると、金星が見つかりました。Star WalkやStarmapと同様の機能です。

シミュレーション機能

残念ながら、この機能は有りません。

Star Walkと同一価格なのに、機能的に少し劣ります。Star Walkに勝るのは、縦表示が出来ることのみでしょう。

iステラのご紹介

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発売当初から日本語に対応していたアプリですが、なかなかコンパス対応してくれませんでした。
他のアプリが無料でコンパス対応したのに対して、iステラ2として別アプリで発売したため反感をかった経緯が有ります。結局、iステラ2は販売中止となり、購入者には返金されたのですが。

あとは、メニューが分かりにくくて、直感的に使いにくいし、全体的に動きが滑らかでないので、使いやすいとは言えません。

ウォッチ機能

まあ、可もなく不可もなくといった感じです。iステラも縦、横何れの表示も可能です。

サーチ機能

四方矢印のマークを押して、更に左下に表示されるサーチボタンを押します。

惑星から金星を選びます。

矢印に従って、金星を探すことが出来ました。

シミュレーション機能

まずは、コンパス機能をOFFにします。

それには、右から二番目のグリッドマークを選んで、左下に現れる「地」か「赤」を選びます。その右の矢印がついたマークが選ばれていれば、コンパス機能がONの状態です。

星座でも良いのですが、ここでは流星群の起点を選んでみます。

ペルセウス座流星群が見つかります。

ペルセウスが中央に表示されました。

次に、左から二番目の時計マークを選んで

:3400

時、分、秒から選んで+、ーを押していくと時間が変わっていきます。

5時頃になるとペルセウス座の高度か上がる代わりに、夜が明けてしまうことがよく分かります。

一番のお勧めは?

コストパフォーマンス、使い勝手、どちらで考えても、明らかにStar Walk(350円)Starがお勧めです。

Star Walkを選ばない理由を挙げるなら

  • 縦表示が無いのが嫌
  • 星空のデザインが嫌

この2つ位では無いでしょうか。

それでも、それ位の理由ならStar Walkにした方が良い。それ位、完成度が高いです。

お持ちで無い方は是非購入して、ペルセウス座流星群を探してみては如何でしょうか?

ペルセウス座流星群でなくても、金星や火星などが結構明るく輝いていることは、一年を通じて良く有ります。あの明るい星は何だろう?と思った時に重宝しますよ!

コンパスと加速度センサーに対応したこの手のアプリは、iPhoneの良さをとても良く表現したアプリの一つだと思います。

iPhone 4のジャイロセンサーに対応すると、もっと正確に星が探せるようになるのでしょうね(^ ^)

今後、ますます期待です!