もともとiPhoneアプリとしてはリリースされていましたが、ハイブリッド化されてiPadにも対応したのを機に、もしドラを買ってみました。
もしドラって何??
もしドラとは、もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(800円) というiPhone、iPad何れでも読めるハイブリッド電子書籍でして、紙の書籍でもベストセラーになっていますから、既に読まれた方も多いのではないでしょうか。
紙の本では、1600円ですから、iPhone、iPadどちらでも読めて800円は、かなりお得です。
表紙からして、一見すると如何わしい本ですが、オーストリア ウィーン生まれのユダヤ系経営学者・社会学者である、ピーター・ファーディナンド・ドラッカー(Peter Ferdinand Drucker、1909年11月19日 - 2005年11月11日)の著書「マネジメント」を、誰にでも分かりやすく解説してくれます。
ドラッカー超入門編といったところでしょうか。まだ読んでる途中ですし、そんな能力も有りませんので(^_^;)、書評は控えます。
このエントリーは、アプリとしての評価です。
iPhoneで読んでみる
表紙です。書店で手に取るには、勇気が入りますね(^_^;)
いきなり挿絵が(^_^;)
本文は、ほとんど文字のみなので、iPhoneでも十分快適に読めます。
頁めくりのアニメーションもデフォルトでONになっていますが、一瞬でペラっとめくられてしまうので、iBooksやi文庫HDのようにリアルではありません。スクショを撮るのも大変でした。
時折、こういった挿絵が出て来るので、電車の中で読んでるとビビります。
アプリを終了時には自動的に場所を記憶してくれるので、次回起動時には、何も考えなくても続きから読めます。
本文を長押しすると、マーカーと検索が出来るモードになります。
goo辞書検索や
大辞林(2500円) で検索も出来ます。ここから、もしドラに戻るを押すと、元に戻れます。
もちろん、既にiOS4対応しているデジタル大辞泉(2000円) もOK
リターンマークで元に戻れますし、更に、辞書マークを押して、他のアプリに飛んで検索を続けることも出来ます。
Wikipediaでも検索可能。
本文上部をタップするとメニューが出て来ます。下のスライドバーは、頁の移動、右上の設定ボタンを押すと設定などのメニューが出てきます。
メニューです。
目次を表示してみます。目次から、任意の項目にジャンプすることが出来ます。
検索も自在。
必要にして、十分な設定項目が有ります。
文字のサイズや行間の設定が出来るところも、紙媒体と決定的に異なるところですね。読み手の視力に合わせて見やすく調整出来ます。
iPadで読んでみる
横向きで開いたところです。横向きでだと頁めくりのアニメーションが無いのですが、
縦向きだと、iPhoneと同じ様なアニメーションが表示されます。こちらも、iBooksやi文庫HDのようにリアルではありません。
マーカーや検索は、iPhoneと同様ですし、
goo辞書
Wikipediaと、iPhoneと同じ様な操作感で検索出来ます。
OSの問題か、アプリの問題か不明ですが、大辞泉との連携がイマイチですが
検索結果をもう一度押せば表示されます。
メニューの表示が若干iPhoneと異なりますが、
目次
しおりとマーカー
設定と、内容的にはiPhoneと同じです。
まとめ
- どこでも、いろんな体勢で読めるという意味では、iPhoneが読みやすいし、文字がほとんどの本では、iPhoneの画面サイズで問題無し
- 家でじっくり読むなら、iPadの大画面が良いかも
- 紙媒体(1600円)の半額(800円)で、iPadでもiPhoneでも読めるのは、すごくお得!
- 文字のサイズや行間の設定が出来るところは、紙媒体と決定的に異なるところの一つで、読み手の視力に合わせて見やすく調整出来るのが良い
- 文字検索や辞書との連携、複数のしおり、マーカーなど、便利な機能満載。マーカーの色が変えられると更に便利か
- iPhoneとiPadで同期させて、iPhoneからiPad、あるいはその逆と、続きが読みやすくなると更に良いが、それはiTunesのクラウド化待ちか
以上、アプリ自体に不満は有りませんでした。ただし、このまま書籍毎の単体アプリが増えていっては、iOS4のフォルダ機能を使っても、整理が大変になることは目に見えているということが問題です。
早く規格を統一して、iBooksやi文庫HDのようなビューアの中に本棚を作って整理したいところです。
i文庫HDに関しては、こちらのエントリーをご参考に!
iPadで読書するならi文庫HD?GoodReader? - なりなり日記
追記
もしドラ読み終えました。一言で言って、とても面白かったです。
ちょっと出来すぎた話だけど、マネジメント超入門として役立ちそうだし、小説としても面白かったです。
新任管理職用の教育資料としても、会社のつまらない研修より役立ちそうです。