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なりなり日記

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神様のカルテ | 小学館の単体アプリでナウシカに朗読してもらうか?電子書店hontoで買うか?

iPhone iPad

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神様のカルテ 1.0(無料)App
カテゴリ: ブック
販売元: SHOGAKUKAN INC. - SHOGAKUKAN INC.(サイズ: 12.9 MB)

honto BOOK 3.2.2(無料)App
カテゴリ: ブック
販売元: Dai Nippon Printing Co., Ltd. - Dai Nippon Printing Co., Ltd.(サイズ: 19.1 MB)

嵐の櫻井翔と宮崎あおい主演で映画化されて公開直前、CMでもよく見かけるベストセラー小説「神様のカルテ」が電子書籍化されています。

最近の電子書店の乱立の結果、同じ書籍が複数のサイトやアプリでリリースされて悩ましいことが有るのですが、「神様のカルテ」も、書籍の発売元であり、iPhoneアプリに積極的な小学館から単体アプリで購入するか、大日本印刷、docomo、丸善連合の電子書店hontoで購入するかの二種類から選べます(他にも有ったらごめんなさい)。

というより、選ばなくてはなりません。この状況はいつまで続くのか…

ということで、どちらで買った方がいいのか検証してみます。

本書は三話から構成されており、そのうちの第一話は無料で読めて、その先が読みたければ購入して下さいというスタイルは、どちらで購入しても同じです。

また、どちらもiPhoneとiPadのハイブリッドアプリですが、ほぼ文字だけの書籍は、特にiPadで読む必要は無く、iPhoneの画面サイズで十分読めます。というより、常に持ち歩けるiPhoneの方が、空き時間を有効に使って読書出来ます。また、iPadと栞を共有出来ないので、外でiPhone、家ではiPadという使い分けもやめた方が良いです。

iPadの画面の大きさが生きてくるのは、図や写真、映像などが多用される書籍です。

標準設定で文字が小さい、或いは大きいという場合は、設定で文字サイズを変更出来ますので。

ということで、レビューはiPhoneで使う場合に絞ります。

何がどう違うの?

小学館の単体アプリと電子署店のhontoで買う場合の主な相違点を示します。

単体か電子書店か

iPhoneはフォルダの中にフォルダは作れないので、何本も単体アプリで書籍を買うと、すぐにフォルダが一杯になってしまって管理出来なくなることが目に見えています。

フォルダの階層化が出来るようになったとしても、一つのリーダーアプリで全ての書籍が読めるというのが理想でしょう。

電子書店hontoで購入すれば、honto内で購入した書籍は、アプリ内で本棚(フォルダ)を作って管理出来ますから、iPhoneのフォルダから溢れるといった心配が少なくなります。

また、アプリの容量の問題も有ります。小説のような電子書籍はほとんがテキストですから、本来のデータのサイズは大したこと無いのに、単体アプリにしてしまうと、一つ一つにリーダーを内蔵しなければならず、書籍が増えるほどに本体の容量を圧迫します。

つまり、書籍の単体アプリか電子書店アプリかといえば、電子書店の方が良いに決まっているのです。が、hontoで買うことで決まりなのかというと、現状では悩ましい。これについては後ほど。

書籍の価格

小学館の単体アプリでのアプリ内課金だと500円で、hontoで買うと557円(税込)です。まあ、これは大した差では無いので、決め手にはなりませんが、最終的に、どちらでも良いと思ったら、安い方がいいに決まっています。

朗読音声の有無

小学館の単体アプリの目玉はこれです。

アプリ内課金によって、風の谷のナウシカのナウシカ、ルパン三世カリオストロの城のクラリスの声などをされた、声優の島本須美さんの朗読によるオーディオブックに出来るというオプションが有ります。

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しかも、この音声オプションは、通常価格600円(ちょっと高くね?)のところを、映画公開の8/27までは特別価格85円(安いっ!)で提供というサービス実施中です!

ですから、「島本さんファンの方は、四の五の言わずに買うべし!」ってことです。

で、明確な説明が見当たらないのですが、島本さんの朗読音声は、どうやら単体では購入出来ないようです。

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無料版の本文をタップしてメニューを表示させて、iを押すと、購入画面に進むのですが、

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全文テキストの購入画面に進んでしまい、音声データの話は出てきません。

恐らく、全文テキストを購入すると、追加オプションとして、音声データが購入出来るのでしょう。やるな、小学館!

ちなみに、島本さんファンというよりは、ナウシカファン、クラリスファン、音無響子ファンといった方々は、まずは無料版をダウンロードして、これに第一話の音声も含まれていますから、じっくり聴いみて下さい。

ナウシカやクラリスは好きですが、島本さんファンと言うわけではない僕からすると、もう少し高いトーンでやって欲しかったなと、ちょっとおばさんっぽいぞ!と感じました。ですから、今こちらのアプリで全文を買うなら、ついでに音声も買うかなという程度です。

音声を再生すると、自動的にページをめくってくれるので、まるで島本さんが読んで聞かせてくれているかのようです。

島本さんファンにはお勧め。小学館の単体アプリで決まりです。

純粋な電子書籍として考えた場合は、単体アプリかhontoかで悩むことになります。


以下、単体アプリ、hontoそれぞれで無料版をダウンロードして試し読み、更に全文購入するまでを比べてみます。

無料版のダウンロード

実際に無料版をダウンロードしてみましょう!いやぁ、hontoがホントに…

小学館の単体アプリの場合

神様のカルテ 1.0(無料)App
カテゴリ: ブック
販売元: SHOGAKUKAN INC. - SHOGAKUKAN INC.(サイズ: 12.9 MB)

こちらはもちろん、App Storeからダウンロードするだけです。

ただ、よく見ていただくと、ほぼテキストだけの書籍のサイズが12.9MBも有ることが分かります。書籍一つ一つにリーダーも内蔵されている単体アプリでは、書籍が増えてくると、相当メモリーを圧迫することになるのです。

電子書店hontoの場合

honto BOOK 3.2.2(無料)App
カテゴリ: ブック
販売元: Dai Nippon Printing Co., Ltd. - Dai Nippon Printing Co., Ltd.(サイズ: 19.1 MB)

書籍リーダーは、こちらhont BOOKをApp Storeからダウンロードするだけですが、書籍データのダウンロードは分かりにくいという次元では無く、分からないから諦める人続出と思われます。

もはやiPhoneは普通の人が使っていて、新し物好きで探究心豊富な人ばかりが使っているわけでは有りませんから、もう少し考えて欲しい。

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アプリを最初に起動したら、まずユーザー登録しましょう。ユーザーIDについて何の説明も有りませんが、Webのサイトを見ると、メールアドレスを使うことが分かります。パスワードはhonto用に任意のものを設定して下さい。

登録が終わるとフォントのダウンロードを勧めてくるので、ダウンロードしてしまいます。

で、書籍をダウンロードしようとしますが、何をどうしたら良いのか、さっぱり分かりません(・・?)

アプリからの誘導も説明も一切無いのです。さすがに面食らいましたが、めげずに

電子書籍販売サイト honto | 文芸、コミック、雑誌も電子書籍で!

こちらのhontoのサイトに行ってみます。ユーザーに考えさせてどうする…

honto | 神様のカルテ

神様のカルテへのリンクがトップに有ったのでタップして

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で?どうするの?詳細を見ればいいのか?次は?立ち読みですか?

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何やら、アプリへのダウンロードが始まったようです。やれやれ、良かった良かった(^-^)

じゃないよ!どうなのこれ。

きっと、「Appleが突然、アプリから外部サイトへのリンクを禁止したから仕方ないのですよ」と言うのでしょうが、Appleとの交渉を続けつつも、アプリ内課金での購入にも対応するとかして欲しい。

書籍を読んでみる

まずは、両者とも標準設定で読んでみます。

小学館の単体アプリの場合

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表示はこんな感じです。


読んでる様子を動画でどうぞ。

音声朗読はバックグラウンドでも動くので、アプリを閉じで音声だけで楽しむことも出来ます。

電子書店hontoの場合

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こっちは、何故か表紙の絵が小さいんですけど…実害は無いけど、何とかして欲しいなぁ。ちょっとショボいでしょ。購入意欲が下がりますよ。


読んでる様子を動画でどうぞ。


起動は単体アプリの方が比較的早いですが、hontoでも遅いというほどでは有りません。それに、どちらも、自動的に前回アプリを終了させた時に開いていたページを表示してくれますから、ストレス無く読めます。

他にどちらも欠点というものは見当たらず、普通に快適に読めます。アプリはどちらも良いじゃないですか(^-^)

画面のカスタマイズ

実は電子化は、スマホやタブレットで読めるということ自体よりも、それによって、人それぞれの見やすいように画面をカスタマイズ出来ることが大きいのです。

目が悪いから出来るだけ大きい文字で表示したいとか、出来るだけ画面に沢山の文字を表示して視認性を良くしたり、ページめくりを減らしたいとか。

或いは、オーディオブックは、初めの方では、島本さんやナウシカのファンだけの物の様に書いてしまいましたが、視覚に障害の有る方にとっては、非常に有難いでしょう。

本は紙で読むものだ!と声高に主張される方々は、提供者側が勝手に固定したサイズの視覚情報しか与えてくれない、紙の書籍の問題点を考えて欲しいです。

小学館の単体アプリの場合

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本文をタップすると上にメニューが表れるので、一番右の設定マークをタップします。

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明るさや文字サイズ、頁めくりの表示方法など、多彩では有りませんが、この程度で問題無いでしょう。

電子書店hontoの場合

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こちらは、本文の上の方をタップすると、下にメニューが表れます。UI的に少しおかしい気もしますが、そんなに頻繁に触らないから良いですか。

右から二番目のテキストマークをタップすると、フォントやサイズ、明るさなどの文字表示関係の設定が出来ます。

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一番右の設定マークをタップすると、ページめくり関係の設定が出来ます。

何か設定メニューのデザインとして全体的に違和感が有りますが、まあ、実害は無し。

全文の購入

小学館の単体アプリの場合

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無料版の第一話を読み終えると、自然と、アドオンの購入に誘導されますので、このまま続きが読みたければ簡単に購入出来ます。これは、アドオンならではの簡単さです。

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初めから買うつもりだという方は、本文をタップするとメニューが表れるので、iボタンをタップするとアドオンに誘導されます。これは、若干分かりにくい。

ただ、音声と違って、慌てて買わなくても購入価格は変わらないので、第一話を読んでから買えばいいと思います。

電子書店hontoの場合

honto | 神様のカルテ:夏川草介

こちらで、買い物カゴへを押して

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購入へを押すと、ログインしていない場合はログインが求められるので、アプリ起動時に設定したIDとパスワードを入力します。

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クレジットカードを登録してから、購入するを押します。そのままダウンロードが始まるかと思いきや、

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更にダウンロードリストを押して、

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更に更に、リストから本を選んでからダウンロードを押すと、ようやくダウンロードが始まって、アプリが起動しました。

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テキスト情報ですから、3Gでもすぐにダウンロードが終わって、読める状態になります。やれやれ(−_−;)

サイズは279.1KBと、当然ながら、単体アプリの12.9MB に比べると格段に小さいです。リーダーが19.1 MB有りますから、一本だけなら単体のほうが小さいですが。何冊、何十冊と増えていくと、大変な差がつきますよね。

本が増えてきたら、本棚で整理も出来ます。

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本棚のタブから本棚を追加するを選んで、名前を設定します。

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出来た本棚を選択すると、書籍を追加するが出てくるので、これを選択

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追加する書籍を選ぶと

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本棚に追加されました。
iPhoneのフォルダに個別アプリの書籍を詰め込むより、格段にスマートです。

アプリは良いんですけどね…

で、どっちを買うべき?

まあ、ちょっとどうですかねぇ。

僕は、実際に試してみたかったのと、今後への期待を込めてhontoで買ってみましたが…

hontoは、一冊目を買う時の敷居が、かなり高いですよ。それどころか、二冊目でもちょっと面倒です。

hontoの品揃えを見て、まだまだ買いたい本が有ると感じた方以外は、小学館の単体アプリで買う方が多いでしょう。

小学館もhontoがイマイチだと思ってるから、わざわざ単体アプリを出してきたんじゃないのかな?

honto | 特集一覧

取り扱い書籍自体は、こちらの特集コーナーなどを見ても、結構充実してそうなだけに、とても勿体無い。

早いうちに対策打った方がいいですよ…

最後に、電子書店に望むこと

書籍データを統一して欲しい

書籍データは統一して、何処で買った電子書籍でも、一つのお気に入りのリーダーで読ませて下さい。

本を本棚に並べるときに、著者別やカテゴリー別に整理する人は居ても、出版社別や購入した書店別に整理する人なんて、いやしません。

支払い方法を選ばせて欲しい

確かにAppleのやり方は少し横暴かもしれません。でも、Appleとの対立のしわ寄せでユーザーに不利益を被らせるのはやめて欲しい。

ユーザーからすると、アプリ内課金の方が明らかに簡単です。

クレジットカードの登録くらい大したこと無いだろうと思っているのでしょうが、あちこちに登録するの面倒なんですよ。

それに、アプリ内課金なら、iTunesカードも使えますから、クレジットカードの無い、或いは使いたくないユーザーでも購入出来ます。最近は、コンビニでiTunesカード、或いはApp Storeカードが売られていますからね。

また、海外展開も考えるのでしょうから、独自システムよりApp Storeを使う方が楽だし、ハッキングによる個人情報漏洩のリスクもAppleが負ってくれるのですから、App Storeを使うのも、そんなに悪く無いと思うんですが。

せめて、Yahoo!や楽天、Amazonなどと提携して、そちらのIDでログイン出来るとか、決済も使わせてもらうとか。ユーザーの手間を減らす工夫が欲しい。

ふらっと入った新しい書店で気に入った本を見つけたので買おうとしたら、「まず、会員証の作成とクレジットカード情報の記入をお願いします」と言われたら、「あっ、結構です。他の店で買うんで」となるでしょう。

追記

神様のカルテ/夏川草介(小学館)電子文庫パブリ -

神様のカルテは、電子文庫パブリでも読めましたが、品揃えとしては、hontoの方が上のようです。