なりなり日記

Appleと折りたたみ自転車(BROMPTON / Tern Vektron S10 / BESV PSF1)の情報を中心に発信中!

navico 全国詳細地図版 | iPhoneのカーナビアプリでナビしてみた

iPhoneのカーナビアプリ navico 全国詳細地図版(6,000円)navico  を購入してみました。


navicoの特徴は沢山有りますが、

  • オフラインでナビが出来る
  • 2年間の地図更新サポート
  • 地図を更新しなくてもずっと使い続けられる

この辺りが大きいです。


注意)全国地図をオフラインで内蔵していますので、ダウンロードには時間がかかりますから、PCでダウンロードして、iTunesで同期した方が良いです。


オフラインタイプはもう一つMapFanが有りますが、App Storeのレビューを見ると、あまりに評判が悪いので躊躇していました。


自分で運転すると動作中のレビューが出来ないのですが、今回、数少ない乗せてもらう機会が有ったのでレビューします。


起動画面はこんな感じです。縦表示も可能ですが、横の方がカーナビっぽいですね。

設定項目の確認


メニューを開いてみます。とてもシンプルです。


検索画面です。普通のカーナビと同じ感じです。


周辺検索を開いてみます。これも、カーナビでよく見かける画面ですね。


設定画面です。


地図の設定です。


ナビゲーション設定もカーナビ並に細かく設定出来ます。


こちら、環境設定。


TwitterやSafariとの連携です。
Safariとの連携の意味が今ひとつ分かりませんでした。Safariにブックマークレットを登録して、表示中のサイトを目的地に設定できるようなのですが、あまりうまくいかないようです。


操作制限の有る運転者モードと制限無しの同乗者モードが有りますが、普通は同乗者モードで使いますよね。

実際に使用してみました


まずメニューを開いて目的地を設定します。


今日は、こちら、千葉県に有るゴルフ場に行ってきました。フリーワード検索で目的地を検索します。


ここに行くを選ぶと


全体ルートや料金などが表示されて、案内開始でナビゲーションがスタートします。


進路変更ポイントではレーン表示もされますし、案内のタイミングも的確です。


高速の入り口はイラストで拡大表示されます。


高速に乗るとこんな表示になります。


インターチェンジでの進行方向も分かりやすく表示されます。


ETCレーン表示も有り


ジャンクションでのレーンチェンジもバッチリ


ゴルフ場に向かう狭い道も、ちゃんと表示されます。


左下のタブを押すと、スピードメニューが表示されます。ここで、Twitterを使って渋滞をツイートしたり。メニューはカスタマイズ可能になっています。


ナビ中の動画はこちら、navicoの公式サイトで見られます。


http://iphone.wac-jp.com/navico/gallery.html

使ってみた感想

正直、あまりの完成度の高さに驚きました。


これまでiPhoneのカーナビアプリとしては、全力案内!(900円)全力案内!ナビ  、いつもNAVI(2,800円)いつもNAVI 、この二つがスタンダードでした。


ナビアプリの使用感を比較してみる
http://d.hatena.ne.jp/narinarissu/20090905/1252158034

こちらでもレビューしましたが、まあ、iPhoneでこれだけ出来れば良いんじゃないか位の出来でした。


しかし、navico 全国詳細版(6,000円)navico  は違います。

全力案内やいつもNAVIでは、特に案内のタイミングが遅かったり、情報が不足している事があって、危なっかしい感じがありましたが、navicoでは、そういう不安感が有りませんでした。

「もう、専用ナビを買わなくて良いかも」と初めて思いました。正直、このアプリでダメだったら、もう、iPhoneのナビを買うのはやめようと思っていたのですが。

navico東名阪詳細版(5,400円)navico  も有りますが、あまり値段が変わらないので、全国版の方がお勧めです。

不満なこと

唯一の不満は、渋滞情報が表示されないことです。全力案内のように有料オプションで構わないので、VICS情報の表示と、それを使ったナビやリルートに対応して欲しいです。

出来れば、1日利用、1ヶ月利用、一年利用などのきめ細かい対応をして欲しいです。

この辺に対応してくれれば完璧です!


※VICS機能の実装につては検討中であると、公式サイトに記載されています。

追記 首都高でナビしてみた

後日、東北道〜首都高〜首都高横羽線と通る機会が有ったので、追加レポートです。助手席でしたが、疲れていて、画面キャプチャを忘れてました。


首都高、特に、C1環状線は恐らく国内で最も運転が難しい道路でしょう。理由は、

  • 右から左から合流が有る
  • ICでの出入りが右も左も有る
  • 防音壁で囲まれていて、急カーブの先がどうなっているのか見えない
  • 4車線の端から端まで、数100m程度で移らなくてはいけない時も有る
  • 路肩が無い不安感
  • 地下道、あるいは、半地下(上空は少し見えるけど高さ的に地下)でGPSを見失う場所が沢山
  • 地下にも分岐点が有る
  • 首都高の真下を下道が並走している


などなどです。予め行き先表示は出ますが、ある程度予備知識が無いと辛いです。地方から来た方は驚くでしょうし、横浜在住でも、たまにしか走らない僕にはドキドキです。


特に、地下が多いこと、地下の分岐、下道が真下を並走しているという条件は、GPSのみに頼ったカーナビには対応出来ないです。


まず、東北道からC1環状線に到達までは問題有りませんでした。しかしこの後、navicoはVICSに対応していないため、首都高上に有る渋滞表示を頼りに、自分でルートを選択しなくてはなりません。これが出掛けて帰る途中の疲れた体には厳しい。


navicoのルートを外れるとリルートが素早くかかりますが、どうにも下道と判断されることがほとんどでした。むむ!イライラするよ〜!

更に、地下はもちろん、半地下でもGPSを見失います。ほぼ真上しか上空が開ていませんから無理も無いです。今回は無かった地下での分岐が有ったら完全アウトです。


てことで、現状では、首都高に入ったら、navicoは無視が得策です(^_^;)


この状態を改善するには、

  • オンデマンドVICSへの早急な対応
  • iPhone 4の三軸ジャイロスコープを使った位置精度の向上

が必要です。

三軸ジャイロスコープを使えば、高速から降りたのか降りてないのか判別出来るでしょうし、地下でもマップマッチングとの組み合わせで、ある程度位置出し出来るでしょう。

ここまで出来たら、PNDと比較してもかなり高機能なものになります。パイオニアのエアナビ相当ですかね。画面サイズを除けば。


ということで、頑張れ!navico!期待してますよ(^ ^)